朝5時半  

「お父さん明日朝5時半に起こして」

次男によく頼まれる。

宿題が終わらないとき、次男だけは起きて終わらせる。


今朝はいつもと違う。

なかなか布団から出てこない。

「まだ、陽がでてないから大丈夫」

「?」

「おまえなんで、早起きするの」

「生ゴミを埋めて写真を撮るの」

「そんな話聞いてない」


予想外の発言に大震災でも起きたように、緊張が走る。


「何で昨日から言わないの」

「忘れてた」


私が風邪で3日間寝込んだあと、立て続けに寝込んでいた家内もすぐに起き上がる。

親ふたりと、小学6年生は一斉に着替えて、庭に走る。

「デジタルカメラはどこだ」

「スコップはどこや」

「生ゴミは残っているか」

怒号が交わる。


なんとか、写真を撮り、無事にプリントアウトし、なんとかいつもの朝食の風景に戻った。

これにて一件落着。








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現場主義  

森永砒素事件や金融補償会社事件で有名な元弁護士の中坊さんの話を聞きました。

現場主義を通した、中坊さんの話は多くの学びがあります。

現場に大切な五感をこう説明されています。



目と耳はその通り、実際に見て話を聞く。

鼻という嗅覚は、その事件の背景を探ること。

舌は、実際に触れること。暴力団と交渉することもあり、時には舌に火傷を負うこともあり、危険も伴うこともある。

肌触りの手は、「自分で実際にやってみる、こなしてみる。」ことを意味する。

ブレーカーをいじってみると、その振動までが伝わり、より深く理解できる。


現場に行けば、机の上でやっていること以上に、より問題を解決できます。

しかし、ただ行くだけでなく、そこでもっと本気になって取り組む大切さを五感という言葉で教えてくれます。


まだまだ自分に甘いと、自分ではやっているつもりでも、周りからみると、本気さが足らない、真剣さが足らないのに、それを認められないのが、人間ではないでしょうか。

中坊さんは五感だけではまだ足らないといいます。

第6感の勘まで使って本物だといいます。

本当の現場主義とはこういうことなんですね。






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ぴたり  

先日体調が悪く休んでいた時、浅田次郎さんの「壬生義士伝」を読んでいました。

皆さんは映画を見る場合、原作を読んでから映画を見ますか?

それとも映画を見てから本を読みますか?

最近では、「ダビンチコード」や「世界の中心で愛をさけぶ」など両方ヒットした作品があります。

壬生義士伝は何年か前に、映画をDVDで見たのが最初です。

今の岩手県の南部藩出身の主人公が家族を養う為、脱藩します。

藩校の教授、剣の腕は免許皆伝という、すばらしい人材なのですが、足軽という身分で家族を養う収入がなかったのです。

彼は家族を養う為、当時最も恐ろしい殺人集団、新撰組に入り、人を切ってはそのお金を家族に仕送りします。

守銭奴とバカにされても、仲間と遊びにいかず、いつもよれよれの身なりでした。


彼の生き様を描いた作品なのですが、私が映画の中で最も泣けたところは、その息子の最後の結末でした。

息子は生きて欲しいと願ったにも関わらず、彼もまた、負ける、死ぬと分かっている戦に義のため、南部侍として出ていきます。

小さい頃に分かれたにも関わらず、父親を理解し、志を受け継ぐのですね。

私にも、息子が3人いるので、もうそのシーンは涙が止まりませんでした。


浅田次郎さんは原作で、その親子の処し方こそ男の生き様だと言っています。

どんなことがあっても、家族を守り抜くことが男の生き様だ。

巧妙を上げることなんか考えるな。


時代がことなり、生き様に生死をかけることは少ない中、

どれだけ生きることに本気になるか。

そして、その姿が子供に伝わるか。


息子を持った幸せと、本当の生き様を教えてくれる作品でした。

一緒に遊んであげる。時間を子供のために使う。

何かを買ってあげる。お金を子供のために使う。

塾に行かせる、習い事をさせる。

など、物と金と時間を使うことで、子供と向き合うことで安心してしまう自分がいます。

しかし、それ以外でどう子供達と付き合っているか。


映画と原作は、私の印象ではかなり違っていました。

男性の方、是非読んでみてください。










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銘指揮者  

明日・明後日の二日間、宇都宮のマロニエプラザで、「エコテック栃の環」というイベントが行われます。

県の外郭団体が中心になり、行政や事業所が、地球温暖化や循環社会に関する取り組みや商品を紹介します。

休日は土曜だけですが、13時から14時半まで、石原良純さんの講演もありますので、是非木りん倶楽部のブースへお越し下さい。苔玉教室も開催しています。

普通こういうイベントは土曜日曜なのですが、やはり・・・・。日曜は休みたいと思うのが、・・・の宿命なのかもしれませんね。

でも、参加させて頂けるだけありがたいもの、今回は屋上緑化のすごい展示サンプルを用意しました。(送料だけで、・・・万円もする代物です)力入っています。

でも、地元の人ほとんど知らないみたいです・・・・。

さて、話は突然変わりますが、先日NHKの番組「プロフェッショナル」で指揮者の大野さんが出ていました。

たまたま私はクラシックファンで、20年前から知っていました。

そう番組で紹介された様に、一応若手三羽ガラスと言われていましたが、先生に恵まれず、コンテストでも賞に縁がなかったと思います。

しかし、彼はその後違う目立ち方をしていました。

ソビエトから、東欧の国がどんどん独立していく中、彼は空爆があるような、小さな東欧の国の指揮者になったと、新聞で取り上げられていました。

同世代の指揮者は、西欧の環境の良いところで、指揮を学んだり、有名な先生に習う。

または、日本のような仕事の多いところで、実績を積む。人が多かったと思います。

でも、音楽という狭いジャンルを飛び越え、プロフェッショナルという番組に出られたのはナゼでしょうか?

正解はないかもしれません。

答えはたくさんあるでしょう。

そして、ナゼだろう。と考えた人のそれまでの経験にあった答えが導き出されるはずです。

私が思ったのはこうです。

ピンチはチャンスだと思ったから。

彼があるオーケストラで、オペラを振ることになりました。

しかし、何日か前に、突然そのオーケストラがストライキを起こします。

たとえどんな理由でも、彼の経歴に傷がつきます。

そこで、彼はオーケストラの代わりにピアノを3台使って、演奏会を開き成功させました。

確かに、本来のオリジナルの形ではありません。完璧ではなかったかもしれません。

しかし、彼はやりとげたことで、彼の熱意が、本気さが多くの人に伝わり、名前が知れ渡ったにちがいありません。

五島みどりさんの話もたいへん有名です。アメリカの小学校の国語の教科書にも載った話です。

まだ小さい頃、ニューヨークのアメリカで最も有名なホールで、最も実力あるオケとコンチェルトを弾いたとき、弦が切れてしまいました。

しかし、彼女は動揺せず、コンサートマスターから楽器をもらい、見事に演奏しきった話があります。

どちらの話もクラシックの話ですが、共通しているのは、ピンチの時、どう行動するかではないでしょうか。

「できるか、できないか。」ではなく、「やるか、やらないか」

理屈で考えたら、コンサート延期。もしくは、3台あっても、ピアノはピアノ。やっても無駄。になるのではないでしょうか。

ピンチの時、とにもかくにも。やる。

そうすれば、何かが起きるのかもしれません。































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