そばと涙  

昨晩、テレビ東京の田舎へ行こうを見ました。

家族で見たのですがとてもよかったです。

家内がかけるミシンの音と子供がおもちゃで遊ぶ音で途中聞こえないところもありましたが、気持ちがほのぼのしました。

藤田朋子さんがあるお泊り交渉がうまくいかず、たまたま通かかった小学生の三人姉妹にたのんだら、家に連れて行ってくれOKがでました。

でも通常は泊めてくれた家の人が料理をしてくれるのですが、藤田さんは自分で作ると三姉妹と出かけます。

その家は若夫婦が共働きで、奥さんは6時に帰ってきて、ご主人は夜中に帰ってくるので、おじいちゃんとおばあちゃんが、3姉妹をふくめ五人の孫の食事の面倒をみているのです。

藤田さんはすぐに察したのでしょう、一生懸命お料理を作り、家族の夕食も朝食も作ります。

そして泊めていただいたお礼に、忙しくて片付ける暇がないキッチンをピカピカに磨いてきれいにします。

更に帰りに刺繍をおじいちゃんおばあちゃん、5人のお孫さんたちに作ってあげます。

いろんな芸能人がでますが、藤田さんの人柄にたいへん感動しました。相手の立場や状況をきちんと分かって行動する。できそうでできないですよね。

藤田さんは最後見送られて歩きながら、ボロボロ涙が止まらなくなっていました。


東てるみさんのお泊りも素敵でした。

村の名家なのに、おじいちゃんが若いころ、事業に失敗し何千万も借金し苦労した夫婦でした。

来年金婚式でたまたま明日は結婚記念日。おばあちゃんは、ご主人に気持ちを言葉で伝えて欲しい。と攻めます。

おじいちゃんは、のらりくらりとかわすのですが、おばあちゃんと東さんについに追い込まれ、「ありがとう。これからもよろしくたのむ」と言わせます。

そしたら、あまり関係のない東さんがボロボロ涙を流しだすのです。

その晩、東さんも夜中までかかってお礼に刺繍を作ります。
そして朝4時半に起きて、おじいちゃんおばあちゃんが毎日続けている新聞配達を手伝います。

終わると今度はおじいちゃんのために、4時間かけて帽子に刺繍をしてあげ帰ります。

藤田さんの涙も、東さんの涙も、泊めてくれた優しい人たちの精一杯毎日毎日生きている生活の姿に心動かされ、自分の今までの人生を振り替えているのかもしれません。

他人にやさしく出来るのは、様々な苦労を乗り越えて来たから。

余裕なんてない。その日その日を生きる為、精一杯生きているから。


スペシャル番組だったので、かつての感動シーンもありました。

北海道で勝野洋さんが小学生から付き合って結婚したおじいちゃんおばあちゃんの家に泊めてもらいます。

小さな家で、同じ部屋に三人で雑魚寝します。布団に入るところまで、おじいちゃんに世話になります。

翌日勝野さんはお礼に得意のそば打ちをし、ねぎだけが具のおそばを作ります。

それをおじいちゃんは、ぼろぼろ涙をこぼしながら、「ありがとう、ありがとう」とおそばをすするのです。涙がそばの中に入るほど、涙がとまりません。

勝野さんのその姿をみる表情はなんともいえなかったです。

翌年勝野さんが再度訪ねたのですが、もうそのおじいちゃんは亡くなっていました。

勝野さんはまたそばを打って仏前に供えます。


何気なく、接しているようでも、その人に背後にある苦労はなかなか見えないものですよね。

何かの縁が出来て、そして初めてその人の苦労を知る。

自分が苦しい苦しいと言っていたが、でももっと世の中に苦労している人がいる。黙っているだけだ。

そしてそんな人は、相手を受容できる心を持っている。

お金があるから。地位があるから。余裕があるから。ではない。

困っている人を助けてあげる。


芸能人はテレビに出るとき、演技をする。

それは仕事だから、視聴者の求める演技をする。

でも、真剣に生きる姿勢には、演技では応じられない。

自分が出る。

相手の表にでない、それまでの苦労を察する。

今までの自分の苦労を振り返る。


癒され元気になりました。










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