良寛  

時々ふとページをめくる本があります。

「人間的魅力の研究」伊藤肇

平成という年号を考えたと言われ、多くの政治家や経済人の相談役であった安岡正篤さんに薫陶を受けたジャーナリストの作品です。

そこに人間の魅力とは何か書かれています。

異性間の魅力ではなく、その人個人の魅力について古今の人を取り上げ、分かりやすく教えてくれます。

1等から3等まであります。

3等は聡明才弁な人、だそうです。ものすごく頭が切れ、議論では理論で相手を説得する、秀才のことだそうです。

確かに優秀で、これが一番のように見えますが、それでも3等になるそうです。

2等は磊落豪雄な人。度胸があり、怖いもの知らずでいつも堂々としている人でしょうか。

1等は深沈厚重な人。これが一番だそうです。

これは説明しにくいので、作者は良寛さんを取り上げています。

良寛さんは他人に説法を説いたり、道を談じたりすることを嫌ったそうです。しかし言葉の使い方には実にうるさかったそうです。

自筆の「戒語」の大部分は言葉に関する項目です。


「言葉の多き 口のはやさ あわただしく ものいいのくどさ さしで口  おれがこうした こうした 人のもののいいきらぬうちにものをいう
 ものいいのくどさ わがことを強いて言いきかさんとする 人の話の邪魔をする 鼻であしらう 酒によいて理をいう おのが意地を言いとおす
 あやまちを飾る ひきごと(引用)多き 好んで唐言葉(外国)の言葉を使う 田舎者の江戸言葉 ・・・・・・」


もう自己採点したら壊滅状態です。

案の定早速、本から引用しています。

時々、自分を見直す時間って大切ですね。







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