あがり症はココロの病?とか何とかで、いわゆる社会不安障害(SAD)に分類して、早めの病院での治療を・・・とか呼びかけている。新薬でも発売するのか何か知らないが、何でもかんでも病気にされたらたまったもんじゃあない。
私も、元々はあがり症+赤面症である。講義やセミナーで人前で話をしているけれど、本当は人前で話をするなど大の苦手である。それが病気なら病気と言うことで別に構わないし、全然気にも留めないけれど、「自分は深刻なココロの病なのかも?」とか考えて悩んでしまう人たちが増えるかもしれない。それで治療を受けて、薬の売り上げが伸びればそれでよいと考えているのだろうか?製薬会社が病気を作り出すと言う構図があるようで、何ともおぞましい。
人前であがる、それが嫌で回避的になる・・・当たり前の姿ではないかと思うのだが。逆に、人前に出ても全然平気で、ベラベラしゃべって人前に出たくて出たくてたまらない・・・むしろ、こういう人たちは健康で理想的なモデルとでも言うのか??別にどちらのタイプでも、それはそれで、その人らしくて良いではないか。。外向的な性格が健康で、内向的な人間は不健康とでも言うのだろうか?あるタイプの人間しか認めないと言う考え方の方が、よほど病んでおるわい。
精神科、心療内科の薬は脳に作用する。けれども、脳の事については、実は殆どまだ良く分かっていないのが現実である。効果があるにしても、本当は薬など飲まない方が良いと思うし、個人的には勧めたくないのがホンネである。一応、気休め程度に飲むのが良いのではないか?と思う。薬だけで治そうというのは間違いだと思うのだが。
ウツが増えている。ウツは抗ウツ剤を飲めば治ると言うのが定説になりつつある。しかし、実際は抗ウツ剤を飲んでも治癒しないで、数年も病院に通い詰めの人たちがゴロゴロいる。薬が合わない?環境が悪い?もともと治りにくいウツ?性格の問題??色々理由を並べてみても、真実は分からない。ココロの病と言うのも、もっともらしく色々言ってみても、結局良く分かっていないのが真実だ。
抗ウツ剤が、副作用でウツ病に似た症状を作り出していると言う、おぞましい説を唱える人もいる。薬漬けになってボロボロの人を見ていると、その説が真実のように思えてくる・・・製薬会社は絶対に認めないだろうが。。抗ウツ剤は製薬会社のドル箱だ。そんな状況そのものが、病んでいると思える。
抗ウツ剤は意欲を高める作用があるけれど、落ち込んでいたり、悩みがあったり、疲れたときに、気力や意欲がなくなるのはごくごく当たり前の事だ。人間の脳は、正直に反応しているに過ぎない。疲れたなら、休めばよい。常にハイテンションでいなくても良いではないか。。休まない、悩まない、落ち込まない、元気はつらつの人意外はダメーーと言う社会というのは・・・果たして・・・どうなのか?

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