前回に引き続き
「彫物画廊」と題して榮組の彫物を御紹介します。今回は小屋根太鼓廻りの題材である
「源義経 八艘飛び」を御紹介します。その前にまずは「壇ノ浦の戦い」の題材について。
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壇ノ浦の戦い(寿永4年/1185年3月24日・源義経 vs 平教経)
寿永4年/1185年3月24日、下関海峡の東部、壇ノ浦において平家が滅亡に至った治承・寿永の乱の最後の戦い日を迎えた。平教経(タイラノノリツネ)の乗った船が、源義経の乗った船とぶつかった際、平教経は源義経を見つけ襲いかかろうとするが、源義経は船を次々と飛び移った。いわゆる「源義経 八艘飛び」である。その身軽さを見た平教経は勝ち目はないと考え、大手を上げて「我と思わんものは近寄って組んで討ち取れよ」と叫ぶ。この戦いによって、平家は25年間の幕を閉じた。
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彫物画廊 feat. 榮組 #.15 (彫物画廊通算 #.496)
彫物題材:源義経 八艘飛び / 小屋根太鼓廻り


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