昨日、広島に原爆を落とす日の千穐楽公演が無事に幕を下ろしました。
カンパニーの皆さま、ホントにお疲れさまでした
カーテンコールでの挨拶は座長であるトッツーが仕切っていたそうですね。
共演者の皆様の声もトッツー自らマイクを渡しながら聞けたのだと知り、感動の極みでございます(T_T)
座長っ!カッコイイ!(銀ちゃんかww)
京都で3度観劇しましたが、まだまだ観たいって思わせてくれる、そんな作品でした。
トッツー演じるディープ山崎少佐が回数を重ねるごとにホントに可愛くなっていくのが、トッツーが演じているからなのか、それともディープ山崎少佐がそういう人間なのか、どちらなのか分からなくなってくるくらいに、この役がトッツーの中に浸透していっているように思えました。
最初は小憎らしく高慢ちきに思っていたセリフも、彼の内面が少し見えてくると、全部愛おしくなってきて。
ディープ山崎のセリフは裏を返すとものすごく相手側に対しての愛に満ち溢れてるものばかりなのよね。
それなのに表向きは必死で突っ張って、見栄張って、ひねくれて、常に上から目線で、人一倍臆病者のくせに人のせいにしないと全然前に進めなくて・・・
でも彼は、夏枝に対しても、部下に対しても、親に対しても、お国(日本)に対しても、自分の故郷である広島に対しても、究極の愛を心にずっと持ち続けていたお方でした。
そういう彼のことを夏枝も部下も十分に分かっていたのだと思う。
その証拠に、みんなは自らの命と故郷を捧げることを誰も厭わなかった。
頭が切れるせいで上司たちには相当疎まれていたんだろうけど、部下や恋人や家族には十分に愛されてたんだよ。
そこが救いだったかな。
母上への言葉は毎回涙なしでは聞けませんでした。
心が痛かったよ。
ああいう時代があったからこそ、あれだけの犠牲を払ったからこそ、今の平和な世の中があると痛切に感じたシーンでした。
つかさんが錦織さんに言った言葉
『ひとりが幸せになると必ずどこかで誰かが不幸になる。それが民主主義の世界なんだ』
舞台の最後にこの言葉がスクリーンに流れた瞬間を私は忘れはしない。
嗚咽するぐらいに感動したのはこの時だったから。
Don’t think.Feel!
『頭で考えるな、感じろ!』っていうのをリアルに体感できた作品でした。
トッツーの演技は凄まじかった。
観てる方が魂抜かれるんじゃないかって思うほど迫力があった。
そしてこの上ないほどに舞台の上のトッツーは美しくキラキラと輝いていた。
そんな作品を観劇できた私はとても幸せ者だなぁーって思う。
トッツー
ホントにホントにお疲れさまでした。
そしてありがとう。
喉、十分にケアしてね。
次のお仕事もたくさんあるけど、キチンと体のメンテナンスをお願いします。
頼むから寝てくださいね(^^)