http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160714-00000085-mai-base
誰も予想しなかった
快進撃。それが、今季の
広島東洋カープです。
昨季は6月終了時点で32勝37敗と借金5を抱えていましたが、今季は
52勝33敗の
貯金19(7月13日時点、以下同)と堂々の
首位に立っています。例年、「
鯉の季節」といわれる
5月を過ぎると尻すぼみする様子が
“お家芸”ともいわれいましたが、今季は勢いが衰えることなく、
セントラル・リーグの貯金を独り占め。2位の
読売ジャイアンツに
10ゲーム差をつけています。
昨季までとの最大の違いは、攻撃面にあります。昨季は
打率ベストテンに1人もランクインできなかったが、今季は
鈴木誠也、新井貴浩、菊池涼介、の3人が名を連ねています。
↑新井選手
チーム打率も昨季の
.246(セ・リーグ
5位)から
.272(同
1位)と急上昇。本塁打数も87試合終了時点で
88。
1試合平均1本ペースは、昨年の
0.73本を大きく上回っています。本塁打、得点はいずれも両リーグトップを独走中です。
↓カープに関する記述も多い、ライターの
小林雄二氏が語っています。
「内野守備・走塁コーチだった石井琢朗が打撃コーチに配置転換され、昨季で引退した東出輝裕も打撃コーチに就任。この2人の打撃コーチが快進撃を支えています。得点力不足に泣いた昨季の反省を生かし、今季は秋季キャンプから基本中の基本である素振りを徹底させてきましたが、その効果が表れていますね
」
“石井教室”によって、昨季は打率
.254に終わった
菊池が
.310、同じく
.249と不振に陥った丸佳浩も.289と、2、3番を担う
“キクマル”が
復活。なかでも、
菊池は
両リーグ最速で
100安打を打っています。
また、もともと
「機動力野球」の
イメージが強かった
カープでしたが、盗塁数は2013年が112、14年が96、昨季は
80と年々減っていました。しかし、今季はすでに
77を数え、
年間122を記録する
ペースです。
チームトップの
盗塁数を誇るのは、
1番に定着した
田中広輔。入団2年目までは16盗塁でしたが、今季はすでに
18を記録。先頭で出塁した
田中が二盗、2番・
菊池が進塁打を放ち、3番・
丸が還すというパターンが定着しました。
↑菊池選手
田中以外にも、
菊池が
10盗塁、
鈴木と
丸が
13盗塁を決めるなど、若手が走りに走っています。
三振が減る→
出塁率が高まる→
盗塁が増える、と
打撃面の相乗効果が著しいのが、今季の
カープの特徴ですね。
この
勢いで
後半戦も突っ走って欲しいものです。

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