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2009/6/7

働き方革命  

・「働き方革命ーあなたが今日から日本を変える方法」
著者:駒崎弘樹
出版:ちくま新書

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学生時代にITベンチャーを立上げ、その後NPOを組織して、毎日長時間労働、土日もなく働き続けた作者が、「働く」ということを考え直し、「ワーカホリック」から変貌した経験を語った作品。
その自分自身の経験から、今後の日本における「働く」姿のあり方について提言している。

いやコレは思ってた以上に響いたナァ。
自分自身の働き方、組織のあり方、会社の今後の方向性・・・読みながらそうしたことを考えざるを得ないようなところがある。
完全に同意できたわけではないし、
「そうは言っても現実は・・・」
って気分がないわけでもない。
それでも「こうありたい」とは思うし、「こうでなければ中長期的には厳しい」という実感もあった。

作者の主張をまとめると、
「『働く』ということを『稼ぐ』と言うことだけではなく、『他者との関係において価値を生み出す』『社会的な価値に貢献する』というエリアまで広げる。
そのすべての『働く』をバランスさせることで自分自身の価値を向上させる」
ってなことじゃないかな。(誤読もありえるが(笑))
「生産性を上げることによって、定時退社する」
そういう主張はよく耳にする。
基本的に本書でもそういうことが言われてるんだけど、
「定時に帰って、何をするのか」
「何のために定時に帰るのか」
そこに厚い視点があるところが本書の面白味だろう。
「革命」の意味はそこにある。

こういう論調、
「そう言えば誰か他にも・・・」
と思って、思い当たったのが「勝間和代」氏。
彼女の主張も、
「仕事の生産性を上げて長時間労働を脱することで、人生を豊かに」
というものがあり、その「豊かさ」には「社会貢献」が視野に入っている。

でも個人的には本書の方が、そういうところについては心に入ってきたね。
この作者は結構自分の「ダメさ加減」を赤裸々に語るんだよね。
その赤裸々な経験から得た作者の「気付き」・・・これが読む者にグイグイ迫って来るんだと思う。
勝間さんも割とぶっちゃけ話をする方だとは思うんだけど、どっかにエリート臭さがあるような気がすんのよ。
ま、あくまでも僕の感覚論だけどね。
(ただしノウハウ・スキーム等に関しては、はるかに勝間氏の作品のほうが整理されていて、洗練されている。
一長一短というところでしょうか)
そういや、二人とも結論は、
「選挙に行こう」。
日本全体が、今はこういう流れなのかな。

「青臭い」
そう思っても良いけど、まずは一読してみて自らを振り返ってみるのも意味があるんじゃないだろうか。
なかなかの良書だと思うよ。



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