2010/12/22

映画評「Space Battleshipヤマト」  映画

週末は「Space Battleshipヤマト」を観ました。
妻と子供たちが「チェブラーシカ」を観てる間の時間潰しだったんですがね。

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事前に色々評判は聞いていたのでw、まあダイタイは「予想の範囲内」。
そもそも「ヤマト」と言う、ある意味では「役割を終えている」作品(タマフルで宇多丸が言ってた様に、「戦争のリアルさと言う部分は『ガンダム』が、宇宙のロマンという部分は『999』が引き取ってしまった」という意味で)を再映画化したにしては、許せる範囲なんじゃないですかね。
出演陣が「豪華」なのも、本作についてはプラスに働いているでしょう。

しかしねぇ。
「世界」はないんじゃないの?
ここは「三丁目の夕日」のように、「昭和ノスタルジー」を描くと割り切るべきだったんじゃないかなぁ。
だからこそ、デスラーの「あの声」に盛り上がるんだしw。
この中途半端さが、結局作品全体の水準を引き下げちゃった気がします。

その一番の象徴が、エンディングテーマの「スティーブン・タイラー」.

この映画の場合、

オープニングは「宇宙戦艦ヤマト」、
中盤の太陽系を離れるシーンは「真っ赤なスカーフ」、
エンディングは「ヤマトより愛をこめて」、

でいいんですよw。
その方が絶対盛り上がったのに!


2010/8/1

当分、オモチャは捨てられません。  映画

第一作が95年。
僕はスッカリ「大人」だったんで、確かに「すごい」「面白い」とは思ったけど、あまり思い入れはなかったんだよね、このシリーズ。

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トイストーリー3

しかしその僕にして、この三作目はヤバイ。

スタート時点でウルッ。
終盤でジーン。
ラストで涙、涙・・・。

ライムスター宇多丸も言ってたけど、「ウォーリー」・「カールじいさん」・本作と、最近のピクサーは神がかり的だわ。
この質の高さと、ツボの押さえっぷりは、ちょっと半端じゃない。
町山智浩が「ウッディはアンディの『父親』の役回りなんだ」みたいなことを言ってたけど、ラストのウッディの決断なんか考えると・・・(自粛)。

子どもたちはハラハラ、ドキドキのアクションとして十分楽しんでたようだ。
で、妻と僕が号泣してるのを見て、
「なんで?」
と不思議がっておりました。

まあ5歳児・3歳児には分かるまいw。
しかしそのうち彼らも、アンディの気持ちがわかるようになり、ウッディに自分を重ねるようになる。
実に実に重層的な作品です。

久々に「やられた」って思ったよw。

2010/4/11

映画「シャーロック・ホームズ」  映画

グラナダ版を思い出すと(ホームズはジェレミー・ブレッド)違和感満載だけど、別個の「シャーロック・ホームズ」物語として考えれば、これはこれで「あり」なんじゃないかね。
少なくとも僕は楽しませてもらった。

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アクション中心のストーリー展開だけど、原作でもホームズは武術(バリツ)の達人という設定だし。
それに僕自身はホームズ物語を「本格推理」というよりは、「冒険小説」として読んでる、っていうのもある。
さすがにイメージとして「ロバート・ダウニーJr」はなかったけど(笑)、キャラクター造形としては、思ったほどの違和感を感じなかったのは、ここら辺があるから。

本作で特筆すべきは「ワトソン」の設定だろうね。
ジュード・ロウの演じるワトソンが、物凄くイイ。
どちらかというと、「ボケ役」的に演じられることの多かった「ワトソン」が、本作では、ホームズと対等のパートナーとして位置づけられ、活躍する。
ドイルは原作では「ワトソン」をそのように描いていたので、これは原作の精神に忠実なんだ・・・ってことも言えるけど、ここまで恰好いい「ワトソン」は、やっぱ特異な感じはするよ(笑)。
もっともそのことで「バディ・ストーリー」としての「シャーロック・ホームズ」がキッチリと成立した、とも言える。

この相棒二人を、ロンドン舞台に、思いっきり走り回させる。
ロンドンっ子を描いてきたガイ・リッチーを登用するポイントはココにある。
そしてそれは大成功してると思うよ。
実に楽しめる作品に仕上げてくれてるからね。

モリアーティも顔出ししてるから、続編を意識してるのは確かだと思うけど、さて実現するかな?
あったとしたら、メアリー(ワトソン夫人)の危機が描かれるんじゃないかと思うんだけど、さて・・・。

ま、本作で十分楽しんだから、別になくてもいいんだけど。


2009/12/28

妙な服なのに、無茶苦茶カッコイー!  映画

もう終わってると思ってたんだけど、また延長されてたんだねぇ。
「アバター」の予約をするときに気づいて、一緒に予約した。

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  This Is It

いやぁ、マイケル・ジャクソン。
カッコイー!
ファッションは何だか奇妙なんだけどね(笑)。
しかし格好いい。

もしこのコンサートが実現していたら、それはそれで素晴らしいものになっていただろう。
しかしそこでもたらされる「感動」は、この映画から受ける「感動」とは別のもんだろうね。
この映画には「完成」される前であればこそ、完成に向けて努力するMJやスタッフ、ダンサーの試行錯誤の痕跡を見ることができる。
そこにある「完璧」への挑戦と、音楽に向かう真摯な態度。
アーティストとしての「マイケル・ジャクソン」の姿をこの映画は曝け出している。
本人の意図ではないだろうが。

こういうものが公開されることをマイケル・ジャクソンは喜ぶだろうか?

これは分からない。
だが、観たものに何かをもたらしてくれる作品であることは間違いないと思う。

DVD、予約しております(笑)。

2009/12/27

3Dで観なかったら、どうかな?  映画

Twitterでのおススメに従い、「3D」「吹替版」で鑑賞。
これは「大正解」だね。

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 アバター

とにかく映像は凄い。

「もしかしたら3D酔いしちゃうかな」

とも思ってたんだけど、そんなことは全くなく、3D用の眼鏡も、軽くて鑑賞するのに全く邪魔にならなかった。

そして繰り広げられる見たこともない世界の光景。
これを3Dで描き出すという目論見は成功していると言って間違いないだろう。
ホント、これはビックリした。

一方でストーリーの方は「並」かな?
テーマからしたら、「ナウシカ」や「もののけ姫」の方が、ズッと「深い」。
勿論、本作は単なる「環境問題」だけではなく、「イラク戦争」「アフガン戦争」等を下敷きにしているというのもあるから、単純に比較するのはどうかとも思うが、それにしても・・・ではある。
ただまあ、その単純さがドラマチックさに繋がってるってのもあるから、ここら辺はナカナカ難しいけどねぇ。
(個人的にはちょっとラブ・ストーリーが前面に出過ぎてる感じはあったけど)

「驚異の映像」と「並のストーリー」
掛け合わせて、一言で言うと、
「観る価値あり」

ま、やっぱりこの技術は一見の価値がある。
果たして、「トーキー」や「カラー」のように、先行する技術を駆逐するほどのインパクトがあるかどうかには「?」もあるが、単なる「見世物」の域は「3D」は越えたんじゃないか、ってのは実感することができた。

「上映時間2時間42分」

これだけを全く退屈させない「腕」は、ジャームズ・キャメロン、健在ですしね(笑)。

2009/12/19

子どもと一緒に見に行ったけど、一番楽しんだのは僕。  映画

息子と娘を連れて映画鑑賞。
娘の方はちょっとグズったけど、息子はチャンと最後まで観ることができた。
仮面ライダーやウルトラマンは、
「怪獣が出てくるから怖いので、映画館で観るのはイヤ」
らしいんだけどね(笑)。


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 カールじいさんの空飛ぶ家

前評判は聞いてたんだけど、それに違わぬ出来。
序盤の「泣かせる」プロローグから、グッとひきこまれ、一転しての冒険譚。
そして「新しい冒険」への決意。

これはねぇ。
子どもより大人の方がヤラれると思うな(笑)。
再び「家」が空に飛び立つシーンの爽快さは、ちょっと「語り」たくなっちゃう瞬間だった。
原題は「UP!」
そのまま使えなくて、邦題を変えたのは分かるけど、この原題が効いてるんだよな、ホントに。

面白くって、感動して、元気になる。

ピクサーは相変わらずやってくれますなぁ。

2009/9/6

子どもと動物にゃ、かなわない。  映画

昨日は家族で映画鑑賞。
「ポニョ」に続いて選ばれた、栄えある作品は・・・コレ。

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  ボルト

いや、ほ〜んと良く出来た映画だねぇ。
子どもも満足(さすがに2歳児は途中で寝てたが)、大人の鑑賞にも堪え、アクションアリ、笑いあり、感動アリ・・・
ディスニー/ピクサーの底力を遺憾なく発揮している。
特にイヌ好きにはタマランのではないか、と・・・。
(僕はどっちかってぇとネコ派。
そんな人には「ミトンズ」がご用意されております)

敢えて言えば、この「破綻なさ」が欠点かもね(笑)。
過剰さが抑えられている分、思い入れもソレナリになってしまう。
そこが「ポニョ」なんかとの違いかな?

でもまあ、これは「求めるべきか、否か、悩むところ」ってヤツだからね。
本作が「いい映画」なのは間違いない。

こういうのを見ると、
「アニメは日本が一番」
ってのが、眉唾気分になります。

2009/8/15

突っ込みどころが満載過ぎる。  映画

昨日から来週半ばまで夏期休暇。
今年は帰省せずにココイラでゆっくりするつもり。

で、初日は息子と映画を観に行くことになった。
僕としては「ボルト」、個人的興味もないではない(笑)「仮面ライダー」あたりをオススメしたんだけど、息子が選んだのは、
「ポケモン」。

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アルセウス 超克の時空へ

僕自身、はじめての「ポケモン」だったんだけど、
「なんじゃ、こりゃ?」。
確かに映像はすんごく綺麗なんだけど、設定やらストーリーやら、いやぁ、あっちゃもこっちゃも、突っ込みどころ満載。
あんまりあり過ぎて、逆にどーでも良くなる有様(笑)。
「子供向け映画」とは言え、これは酷過ぎるんじゃないか?
題名も、なんかようワカランし。

・・・と、観終えた後の息子の感想。

「無茶苦茶面白かった」
ーどこが?
「全部」

まあ息子が満足してるんなら、それでいいんだけどさ。

しかし美輪明宏。
こういう役回りが定着してきちゃったねぇ。

2009/8/9

鶴瓶がすごくイイ。  映画

「そういや、『ブラックジャック』に僻地で働く偽医者の話があったナァ」
と思いながら観たんだけど、いやぁイイ映画でした。

善悪/真偽の狭間、人の死のあり方、プロとしての「資格」の意味、家族の関係・・・

白黒がハッキリしないながらも、「何か」が浮き出てくる、そんな映画だった。

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  ディア・ドクター

極めて質の高い出演陣を揃えてるんだけど、特筆すべきは「笑福亭鶴瓶」。
「素」を感じさせながらも、「伊野治」という複雑なキャラクターを見事に造形している。

ある意味、伊野は「赤ひげ」。
しかしながら「赤ひげ」にはない「弱さ」が彼にはあり、その「弱さ」を演じることができるのは、鶴瓶ならでは。
瑛太に真情を暴露しながら、微妙にズレてしまうシーンは、特に素晴しい。

ラストシーン、マスクや帽子で顔を覆い、しかも横顔でしか登場しない鶴瓶。
しかしながら八千草薫に見せる「笑顔」を観客は間違いなく「見る」ことができる。

静かな感動に満たされた作品です。

2009/8/8

「悪女」に徹しても良かったんじゃないかな?  映画

「ハムナプトラ」シリーズの監督らしく、金の掛かったB級映画っぷりを満喫させてくれる。
主要登場人物が、なんだかんだと因縁めいていて、これがストーリーを一層安っぽく感じさせる(笑)。
まあ「そういう映画なんだ」って楽しめばいいんだけどね。
「日本」と「中国」の混同っぷりなんかも、ありゃ「わざと」じゃないか?

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G.I.ジョー

主人公と因縁のある敵役のオネーサンが色気と迫力タップリで楽しませてくれるんだけど、終盤突然「改心」して、以降は若干のトーンダウン。
ここは設定を変えて、徹底して「悪女」でも良かったんじゃないかナァ。
「悪役で終わらせるには惜しい」
ってのも分からなくはないんだけど・・・。

そういや、このラスト。
「遂に古代アフリカの神官がアメリカの頂点に立った」
ってこと?
続編前提のラストなんだけど(「悪の組織誕生」ってとこで終わってるし)、まあなくても別に残念ではないな(笑)。

楽しませてはもらったけどね。



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