2007/10/24

「組織力を高める」「オーバーアチーブ」  

・「組織力を高める 最強の組織をどうつくるか」
著者:古田興司・平井孝志
出版:東洋経済新聞社
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・「オーバーアチーブ 組織力を高める最強の人材」
著者:古田興司
出版:東洋経済新聞社
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「ミドルリーダー研修」の二日目の講義の講師(古田興司氏)の著作。講義そのものも、この2作品をベースに行ったものだった。なかなか面白い研修だったので、「もう少し深堀りしてみたいな」と思い、購入してみた。

研修の講義は4時間弱だったんだけど、この4時間でほぼ作品の全てがカバーされてる感じだね。
とは言え、本書を読む価値がなかったというわけではない。さすがに触れられていない部分はあるし、論理をユックリ追いかけながら、自分のペースで読み進めることができるのは、頭の整理に役立つ。特に「組織力を高める」の方は研修では「どうも概念的過ぎて」と、講師の早口もあって(笑)、頭に入りづらい部分があったのだが、今回本で読むことで理解不足の部分をフォローできたと思う。
ま、「読んで終わり」の本ではなく、実践につなぐところに意義があるから、手元においておくことには意味があるだろう。

簡単に整理しておくと、こんな感じかな?

<組織力を高める>
「組織力」は「遂行能力」と「戦略能力」によって作られる。
この「組織力」を高めるためには、「主観性」と「使命感」に支えられたマネージャーが「戦略マインド」を持って、「オーバーアチーブ(期待を超える成果を出す人材)のためのリーダーシップ」を発揮しなければならない。

<オーバーアチーブ>
今後、「組織力」を発揮するには「期待を超えた成果を出す人材」=「オーバーアチーブ」=「ハイ・パフォーマー」の存在が重要である。
「オーバーアチーブ」になるためには、「気概」「着眼・解の導入力」「チームへの影響力」という3つの要件を満たさねばならない。さらにその状態を維持するには「学びの習慣化」「時間活用の工夫」「自己管理の工夫」が必要である。。
そして「オーバーアチーブ」を育てることがマネージャーにとっては重要な役割であり、そのために種々の工夫をしていかなければならない。

要約しただけじゃ何のことやらわかんないと思うけど(笑)、具体例も踏まえて提示される視点、提案されるスキルは、個人的には結構参考になるものだった。
僕自身のマネージャーとしての能力は棚に上げるとして(これは「得意技」(笑))、例えば「オーバーアチーブ」という考え方や、そうなるための方法論・スキルなんかは、担当者にも役に立つ概念じゃないかと思う。
僕が勤めている会社の人事制度にもこういう概念は含まれているんだが(「キャリア・プラン」とかね)、それをより効果的に活用するためには、背景となるこういう「概念」を頭に入れておくことは必要だと思うね。

ドラッガーの本を読んでると「個人としてレベルを上げていかなければならない」という点を感じるのだが、本書で著者が言ってるのは「組織としての人材教育」「マネージャーの役割の重要性」(勿論「学ばないことの罪」も強調しているが)。
ここら辺が「個人主義」の徹底してる社会との差かね。
勿論、日本社会の現状を考えると、コッチの方がリアリティがあるのは間違いないだろう。
ただ、「今後」はワカランよ。



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