2009/3/13

心のなかの幸福のバケツ  

・「心のなかの幸福のバケツ 仕事と人生がうまくいくポジティブ心理学」
著者:トム・ラス、ドナルド・O・クリフトン 訳:高遠裕子
出版:日本経済新聞出版社
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「さあ、才能に目覚めよう」の作者とその孫による、ポジティブ心理学の本。
所謂、「ポジティブシンキング」」なんだけど、「ポジティブなことを考えよう」と言うより、「他人がポジティブな気分になれるように振舞おう」っていうのが骨子。
例えばそれをこんな風にまとめている。

<人は誰でも心にバケツをもっている。
バケツの水があふれているときが最高の状態だ。
逆にバケツが空のときが最悪の状態だ。

人はバケツのほかに、ひしゃくももっている。
他人と接するときは、かならず、このひしゃくを使う。
相手のバケツに水を注ぐこともあれば、
バケツから水をくみだすこともある。

誰かのバケツに水を注げば、自分のバケツにも水がたまる。>(P.19)

言うべきことはコレで全て言い尽くしてるんだよね。
本書はこの考え方を、数々の事例やデータを紹介しながら補強し、具体的な取組みのポイントを紹介した本になる。

そしてその「具体例」のなかで最もインパクトがあるのが、作者の一人であり、ドナルド・O・クリフトンの孫でもある「トム・ラス」の物語。

<十七歳で左目を失明し、全身を癌に侵される恐怖とつねに闘いながらも、トムはあくまでも前向きです。そしてそれは少しもむずかしいことではないと言います。幼いころからクリフトンをはじめ家族や友人が、バケツに日々、水を注ぎ続けてくれたおかげで、苦しいときも水が枯れることがないというのです。>(訳者あとがきP.110)

本書の読みどころの一つが、この「トムの物語」であることは間違いない。
いやぁ、妻や子どもに接する自分の態度を深く反省させられましたよ(笑)。

ものすごく斬新な本って訳でもないし、自己啓発本としての論理性にも「もう一つ」ってところがあるんだけど(ページが少ないんだよね)、味わい深い本ではある。
自分が
「ネガティブになってるなぁ」
と思うときには、是非。

子育てへの気付きもあるよ。








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