2008/11/18

仕事が夢と感動であふれる5つの物語  

著者:福島正伸
出版:きこ書房
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「どんな仕事も楽しくなる3つの物語」の作者による、「仕事」と「夢」に関する5つの物語(エピソード)の紹介と、「夢」のもつ「力」についての小論を収めた作品。
前作に続き、「臭い」と思いつつも、思わずジンと来てしまうエピソードが紹介されている。
個人的には「子供」が絡んじゃうと、どうもヤラれやすいねぇ(笑)。
「あとがき」の障害者の子供がつくった童話なんか、特に・・・。

「小論」のほうも、まあ自己啓発本の本道ではあるんだけど、改めて「うむうむ」と思わされるところもあり、一読の価値はあるかと。
たとえば、

<それは『今できることからやる』ことにほかなりません。>(P.118)

いや、ホントその通りなんだよな。
個人的にヘタってるタイミングなんで、余計に響くのかもしれんけど(笑)。

薄くて、「いかにも」な本だけど(笑)、個人的にはいい本だと思うよ。

2008/11/18

合衆国再生  

・「合衆国再生 大いなる希望を抱いて」
著者:バラク・オバマ 訳:棚橋志行
出版:ダイヤモンド社
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個人的な「オバマ・ブーム」の締め括りとして、コレ。
「自伝」とどっちにしようかと思ったんだけど、こっちのほうが最近作になるし、まあ「大統領選出馬」を念頭に置いた作品にもなっているだろうという「読み」もあって、こちらを選ばせてもらった。

「合衆国再生」とあるから、施策を論じた本かと思いきや、確かにそういう内容ではあるものの、印象に残るのは具体的な施策よりも、それを打ち出すに至るオバマ自身の経験や考え方、こっちが面白かった。
オバマに関しては、
「イメージや理想論が先行してて、具体的な施策の中身がない」
という批判がされているけど、確かに本書を読む限りはその批判にも一理ある(笑)。
一理あるんだけど、直接合衆国内政に関わりのない身としては、語られるエピソードの数々や、掲げようとする理想は面白く、興味深いものがあった。

「融和」と「対話」

まあ簡潔に言えば、そういう話。
そしてそういうところが彼が大統領に選ばれた大きなポイントでもあるんだろう。(実際、上院議員としての活動も、「民主党」と「共和党」の架け橋になるような動きが多かったようだ)
それだけアメリカにおける社会の断裂に厳しいものがあるということでもある。

こういう本を本人がどこまで書いてるのかは知らんけど(笑)、それにしても「質の高さ」には驚かされる。
論の進め方から文章まで、いやぁ、日本の政治家じゃなかなかこうはイカンだろう。
オバマの演説の上手さというのは定評があるけど、その「分かりやすさ」の一方で、こうした知性の裏づけがある。
「バラク・オバマ」の奥深さが確認できる内容でもあった。
日本の政治家はよく「庶民は」とか「国民は」とか言うけど、より具体的な人物像を(時には個人名を挙げながら)描き出し、選挙民の「意見」を強く印象付ける手法なんか、ホント見習って欲しいなぁ。

オバマの手腕が未知数なのは確か。
でも「共和党からも閣僚を選ぶ」と表明したあたり、「融和」と「対話」をメインテーマとしているオバマの姿勢が出ていることは見て取れる。
そこら辺が国際政治にどう出てくるのか。
日本にとって興味深いのはそこら辺ですな。



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