2008/11/2

スコアはいつもどおり。  雑感

新潟のゴルフは当間高原の「ベルナティオ」。
結局雨には降られたものの、それほど大降りにはならず、前半の中盤からは時折「パラッ」って感じになったから、何とか不快感なくプレイをすることが出来た。
グリーンが広くてウネッてるのには参ったけど、綺麗なコースだったしね。(紅葉が半ばって感じだったナァ)
スコアは「118」。
ま、こっちは毎度って感じです(笑)。

2008/11/2

新三河物語<上・中・下>  

著者:宮城谷昌光
出版:新潮社
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「大久保彦左衛門の一代記」かと上巻の帯びを読んで思ってたんだけど、むしろ彦左衛門の一世代前を中心に描いた大久保一族の盛衰記のような作品。
何しろ彦左衛門が活躍するのは中巻の半ばくらいからだからね(笑)。上巻では殆ど登場すらしない。

一般的には武張ったイメージが強い「大久保彦左衛門」だけど、本書では(勿論、武辺者としての卓越した側面は描かれているのだが)司馬遷のような「史家」としての評価がされている。
彼が描く「三河物語」が、大久保一族の情念を伝え、そのことが衰亡の危機にあった大久保一族を救う。
物語のテーマ(?)はそんな感じだ。
で、戦場で大いに活躍するのは彼の兄である忠世・忠佐らであり、前半は彼らの活躍が描かれているわけだ。

僕自身は「徳川家康」は嫌いではない。
子どもの頃はご多分に折れず「太閤記」から「豊臣秀吉」が好きになったものの、その後、人物像を知るにつれ、晩年の醜悪さについていけなくなり、「改革者」としての「織田信長」には鮮烈な魅力を感じるものの、神経質なまでの残忍性にはやりきれないものを感じ・・・
ってなとこで、戦国末期の三英雄の中では割と好感を持っているほうだ。

「家康」の狸ジジイぶりは晩年の豊臣家を滅亡に導いた様に集約されていると思う。
一方でこれは「徳川政権」を安泰化させるためには避けて通れない途でもあり、醜悪ではあるとは思うものの、秀吉の暴虐・傲慢・醜悪な晩年とはチョット色合いが違うと思っている。
本書でも天下統一を目前とした家康が、有力譜代であった大久保一族に対して「復讐」をする様が下巻に描かれているが、視点を変えれば、徳川政権を安泰にするためには強くなりすぎた譜代の力を削いでおく必要があったとも考えられ、ここら辺は考えどころでもあろう。

ただまあ、そういう家康の姿に比べて、彦左衛門の姿に清爽なものがあるのは確か。
「人の生き方」ということを考えると、そこはやはり彦左衛門のほうに軍配を返したくなる雰囲気はある。(それをもって歴史上何かを成し遂げられるか、となれば、それはまた別の話)

宮城谷昌光氏の作品は、妙に氏や土地の細かい話に入り込んじゃって、全体のストーリーの流れを疎外しちゃったり、有名な史実やエピソードに関してははしょって話を進めてしまうため、ドラマチック性が損なわれちゃったりするところがある。
本書についても、関が原前後の話はバサッと切っちゃってて、「それはどうかなぁ」とは思うんだけど、それでも面白く読み通すことが出来た。
氏の作品は中国モノばかり読んできたんだけど、「日本物もいけるじゃん」って感じ(笑)。
確か徳川家の歴史を描いた作品があったなぁ、でも5巻もあるからナァ・・・
と今は思案しているところです。



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