2008/3/30

はたらきたい。  

・「ほぼ日の就職論 はたらきたい。」
監修:糸井重里
出版:ほぼ日ブックス
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そろそろ採用面接に狩り出される季節が近づいてきたので、最近の就職事情を勉強するために読んでみた本
・・・というのは全くのウソで、「ほぼ日刊イトイ新聞」で結構評判になっているので「面白そうだな」と思って買ってみた。
(サイトで連載された頃も、パラパラとは読んでたんだけど)


採用のプロ(リクルート社出身者)と学者さんの話で理論・概念的なところを押さえつつ、会社勤めの経験がある「しりあがり寿」(キリンに勤めてたらしい)、「無職」と豪語する「ピエール瀧」「天久聖一」「浜野謙太」「板尾創路」、そして「矢沢永吉」の就職論を聞くという構成。(「浜野謙太」氏だけ知らなかったけど)

結論は、
「おじきの角度とか、挨拶の仕方なんかが問題なんじゃない。
『何を大切にしてきたか?』
が最も重要なんだ」
というもの。


まあ「おじぎの角度」や「挨拶の仕方」みたいなテクニックは、確かにリスクは減らすかも知れない。
でもリスクが減るだけであって、別に自分の「価値」が上がるわけじゃぁないからね、こういうのは。
これって「常識」だと思うんだけど、やっぱり就職活動してると、ここら辺の感覚がズレちゃうのかね。
(僕なんか、あからさまに「あ、こいつその手の本とかセミナーを参考にしてるな」って思ったら、点数下げちゃうんだけどね。
勿論「事前勉強してる」ってぇのは評価するけど、所詮つけ刃なのは明らかだモン)


それぞれの人が言ってることは、それなりに面白いし、既に働いている自分にとっても感じるところはあったが、圧巻はやはり「永ちゃん」(笑)。

「言いたいのは、それひとつだよ。その生きかたを人のせいにしちゃダメだ。俺も、人のせいにしないから。自分で処理する。だから君も自分で、自信を持って処理してもらいたいと思うし、決して国が悪いとか、会社が悪いとか、世間が悪いとか言っちゃダメだぞって言いたい。」

いやぁ、いいよ。
「成り上がり」からこんな風になったんだと思いつつ、それでも変わらないんだなぁと感じ、今の自分の在り様を考え直させてくれる。

「さらってくなぁ、永ちゃん」
というのが読み終えての感想でした(笑)。


割とイイ本だとは思うけどね。
(就職活動の参考になるかどーかは、何とも言えん)

2008/3/30

案外、メジャーなんですね。「ターシャ・テューダー」  雑感

今日は久しぶりに銀座に家族でお出かけした。
「松屋」でやってる「ターシャ・テューダー展」を見るためだ。
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「ターシャ・テューダー」は妻が昔から好きなアメリカの絵本作家で、妻の影響で僕も何冊かは作品を読み、彼女について書かれた本も読んでいる。
何年か前にNHKの番組に紹介されたらしく、その関係でNHKも関係する展が開催されることになったらしい。
(妻は番組のズッと前から好きだったんだけどね。番組はDVDになっていて、一応買ってはある。時間がなくて観れてないけど)

「じっくり原画とか見れたらいいナァ」
と思いながらでかけたら、何と!
会場はごった返し。
明日が最終日と言うこともあったんだろうが、それにしても予想を大幅に覆されてしまった。

あまりの人出に息子と娘はグズりだし、仕方がないので、妻が娘を抱えて展示を見ている間、僕は息子を連れて、早々に人の少ないスペースに抜け出さざるを得なくなってしまった。
妻が好きな作家で、開催されているのも妻が見つけて、「行きたい」って言ってたんだから、これはこれでいいんだけどね。
でもチョット残念。
(妻は妻で、ゆっくりは見れなかったろうな。
「原画が見れて満足」
とは言ってたけど)

客層は中年以上の女性が多く、どうもNHKの番組に触発された人が多かったように思う。
受信料がどーのこーの、紅白の視聴率があーだこーだと言われてるけど、やっぱNHKの影響力はバカに出来んということかな。

まあ、会場に行く前に昼食を松坂屋に入ってる資生堂パーラー(さすがに本店には幼児を連れて行く勇気はなかった(笑))に行って、チキンライスとミートクリケットを食べれたから、それはそれで良しとするか。
そのチキンライスとミートクリケットも、大半は息子に食べられちゃったんだけどサ(笑)。

2008/3/29

桜が満開です。  雑感

我が家の近くには、割と見事な桜並木があるんだけど、この週末は「満開」だね。
実は昨晩はお客さんとの懇親会を隅田川の「屋形船」でやったんだけど、隅田川沿いの桜並木も、やはり満開だった。
(「屋形船」は初体験。なかなか風情があるもんだね。ただし「桜」に関しては、「綺麗だな」とは思うものの、提灯ばかりが目に付いて、結局は「花より団子」(「花より酒」)だったけど(笑))

ところがこの桜。
一昨日、出張した岡山では、「まだツボミ」。
感覚的には岡山の方が東京よりも開花が早そうなモンなんだけど・・・。
ヒート・アイランド現象か、何かなんでしょうか?

2008/3/29

3分間コーチ  

・「3分間コーチ ひとりでも部下のいる人のための世界一シンプルなマネジメン術」
著者:伊藤守
出版:ディスカバー
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「コーチング」に関しては、僕も会社で研修を受けたけど、さてそれがどれだけ身についているかは甚だ心もとない。
一方、「コミュニケーション」ということに関しては、組織の中にいると考えざるを得ず、「有効なコミュニケーション」を求めて試行錯誤してるようなところがある。
端的に言えば「飲みニケーション」という手段の有効性は認めるものの、その欠点(「強要」になりやすい、家族を持つ者(特に女性)に対して排除的、時間対効果が高くない、残業のしわ寄せも生じやすい 等々)も無視することができず、それ以外の手法を模索していると言うところだ。

で、本書。
「要すれば、『ちょっとの時間でもいいから部下と話す時間を頻繁に持て』っちゅうことかいな」
と最初は批判的に読んでたんだけど、読み進めるうちに、
「これはこれで有効な手法かもしれないなぁ」
と思うようになった。(思わされただけかもしれんが(笑))

「個人の目標設定」においては「WIIFM=What's in it for me?」=「これをすることでわたしが手にするものは何か」が重要。

なんてとこなんか、考えさせられるところがある。
「自律的な社員」を目標としている辺りも、個人的にはフィットするところがあった。

もう少し具体的なスキルに落とし込んで欲しい、って感じもしないではないんだけど、やるべきことはそれほどハードルの高いことじゃないから、これくらいでもいいのかもしれないな。
要は「やり続けることができるか」。
・・・う〜ん、でもそれこそが問題なんだよなぁ・・・。

とりあえず、
「一人一人、課のメンバーのことを考える」
「ちょっとしたきっかけでメンバーに話しかける」
という仕組みを自分自身の行動に組み込むことからスタートしようかな、と思ってるとこ。

2008/3/29

組織の不条理  

・「組織の不条理 なぜ企業は日本陸軍の轍を踏みつづけるのか」
著者:菊澤研宗
出版:ダイヤモンド社
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経営学・経済学の組織論の視点(新制度派経済学)から第二次大戦における日本陸軍の行動を分析することで、組織が合理的に行動した結果が「不合理」「不条理」となりえること、それを回避するにはどうすればいいかについて論じた作品。
第二次大戦における日本軍の戦略・戦術に関しては「失敗の本質」という傑作があるが(これはホントに素晴らしい)、本書はそれに刺激を受けたのをキッカケに書かれたものらしい。


人間は立場によって持ちえる情報の量・質が異なり、かつ「全ての情報」を持つことがありえない以上、合理的な判断を行うには限界がある。
そしてその制限の中で、それぞれが自分の有利になるように人間は判断し、行動する。
この場合、行動した人の主観的には合理的であっても、そもそもその「合理性」に限界がある以上(限界合理的)、その行動を事後に客観的に見ると「不合理」「不条理」となることはありえる。

日本陸軍が合理的に判断しながら、結果として不条理な行動を取ったのは上記のような人間の「限界合理的」なあり方に背景が求められている。
これは納得感のある説明だと思う。
ガダルカナルやインパール作戦は、その経緯を知ると、腸が煮えくり返るようなところがあるのだが、それを決断した人々が「狂気」に囚われていたわけでは決してないことが、良く理解できる。(それはそれで恐ろしいことなんだけど)
そしてこうした状況は決してあの時代の日本陸軍に特有のものではなく、平時においても十分に起こりうることであることが、色々な企業における実例を挙げながら論じられている。
これまた説得力があるんだよね。


ではどのようにすれば、こうした「組織の不条理」は回避できるのか?
作者が挙げるポイントは以下だ。

@人間が限界合理的であることを理解する。
A絶えず批判的合理的議論を行う場を組織に設け、漸次工学的に組織の非効率を排除し続ける。(開かれた組織)

そして大企業については「分権的組織」が望ましいと位置づけているようだ。
まあ、確かに分権的組織の場合、現場に近いところで判断を下するだけに、ベースとなる情報も現状に密着している分、限界合理性の幅が狭いと言うことはあるだろうな。


極めて大きな人的被害を出した事例を分析しながら、「合理的であることが不条理を生む」というパラドックスを論じ、ある種の「重み」を読むものに感じさせる作品だと思う。
岡山に出張する新幹線の中で読み始めたんだけど、片道で一気に読み上げちゃうくらい面白かったよ。


それにしても「インパール作戦」。
ホント、怒りを覚えるな、あれには。

2008/3/27

結構好きです。このシリーズ。  映画

ラット・パックのオリジナル「オーシャンと11人の仲間たち」のリメイクから始まったこのシリーズも、もう3作目。
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オーシャンズ13

「ハリウッドの兄貴分」って感じだね、ジョージ・クルーニーも。
ま、シナトラの貫禄には「まだまだ」だけど。

ストーリーとしてはシリーズの中では一番ヒネリがないかなぁ。
一応、ラストに「ネタばらし」みたいなシーンはあるんだけど、
「いや、言われなくても、分かってましたがな」
くらいの印象。
でも作品の「売り」はそこじゃないから。
これだけの大物が揃って、楽しく、粋な映画を、お金もかけて作り上げる。
コレでしょう。

興行成績も悪くなかったようだから、また続編があるかもしれない。
そこそこのレベルのモンは作れると思うけど、監督・出演者ともに「一流」だけに、
「壮大な才能の浪費」
って気がしなくも(笑)。
楽しいから、いいか。

2008/3/26

「残業ゼロ」の仕事力  

著者:吉越浩一郎
出版:日本能率協会マネジメントセンター
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現在、自分の課で課題の第一としているのが「残業の削減」。
まあ本質的には「生産性の向上」を目指してるんだけど、その指標として「2年後に残業をゼロにする」を目標として、課員とも意見交換している。
一応、「業務の見える化・仕組み化」をキーに、手を付け始めてるんだけど、それだけじゃなかなか「ゼロ」には・・・と思って、参考になるかと読んでみた本。


・・・う〜ん、なかなか難しいかナァ。
本書で作者が会社の制度として取り入れた「『さん』づけ運動」「ノー残業デー」「リフレッシュ休暇」「カジュアルフライデー」なんかは、僕が勤めている会社にもある制度だ。
「がんばるタイム」なんかも、「まんま」じゃないけど、課として一部取り入れている。
でも「残業」は減ってない!

まあ本質的なところが間違ってるってことなんだろうナァ。
そこら辺が「早朝会議」と「仕事のデッドライン」ということになるのかもしれない。
これは確かにそんな感じがする。
しかしこれを取り込むにはチョット躊躇するトコもあるんだよね。
個人的には社員の自律性を重視したいと思ってるんで・・・。


むしろ本書では詳しく触れていないところが知りたいな。

・情報のオープン化をどのような仕組みで行ったか。
(「未公開の人事と社員の給料以外すべての情報をオープンにしていた」らしいんだけど)
・徹底的に導入したITというのがどんなものなのか。
・社内の人材育成はどのような形で行われていたのか。
等々

そういうところを知ると、「トップダウン型の組織」でありながら、社員が自律して動く仕組みのようなものが見えてくるんじゃないかと思うんだけど。
(僕は、作者が言うほど作者の会社は一方的な「右向け右」じゃなかったんじゃないかと推察している。
むしろ情報が開示される中で、自分で考え、「トップの考えと近い考え方をする社員(少なくともトップの考えを理解できる社員)」が多かったんじゃないかと思うんだよね。
ま、思い込みに過ぎないのかもしれないけど)


「ワークライフバランス」に関する作者の考えなどには大いに共鳴するところがある。
それだけにもうチョット「スキル」的なところを教えて欲しかったというのが、正直な感想である。
(そこら辺は作者の別の著作で紹介されてるのかもしれない。確かに作者の考え方の「入り口」編と考えると、本書は手ごろだろう)


ま、勝間さんの本を読みすぎて、ああいう「即物的」なのを求めちゃうようになっちゃってるのかもしんないけど(笑)。

2008/3/26

残照  

著者:今野敏
出版:ハルキ文庫
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安積警部補シリーズは、本作から再び「ベイエリア分署」を舞台となる。
神南署シリーズでは人称が色々試されてたが、本作は「一人称」。
このシリーズは主人公目線での「三人称」が一番相応しいと思うけど、それに近い「一人称」でもさほどの違和感は感じない。

むしろ本作の特徴は、安積警部補に加え、同期の交通機動隊・速水警部補が主人公格で扱われていることに特徴があるだろう。
そして事件の過程で現れる「走り屋」の存在。
この二人の人物像を「外」から描き出すために、安積の一人称が本作では選択された、というのもあるのかもしれない。
(二人とも、なかなか魅力的な人物像になっている)

ストーリーとしても、いつもの地味な捜査だけでなく、派手なカーチェイスがあるのも特徴だろう。
東関東自動車道から筑波スカイラインで繰り広げられる高速ドライブにドリフト合戦。
「湾岸ミッドナイト」と「頭文字D」を続けて読むような感じだが(笑)、SFやら格闘技小説やら、幅広いジャンルの小説を書いてきた作者の実力が、ここら辺では堪能できる。
ま、その分、安積警部補の存在が若干薄くなっちゃって入るけどね。

速水警部補は本シリーズの「レギュラー」だからいいとして、走り屋「風間」の方は「これで現役引退」ってのは、ちょっと寂しい気もする。
しかしそっちのほうに話を割かれたら、本来のこのシリーズの雰囲気が乱れちゃうってのはあるか。
ま、達者でサービス精神も旺盛な作者だから、再登場も「全くありえない」ってことはないかもしんないけど。

「隠蔽捜査」でブレイクした影響もあって、細々と続いていたこのシリーズも人気が出て、書き続けられている。
ありがたい話です。

2008/3/26

行政不況  

著者:中森貴和
出版:宝島社新書
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金融業界に身をおく者としては、最近の金融庁の「強権」振りには思うところがある。
お客さんと話をしていても、監督官庁への不満を聞く機会が少なくない。
コンプライアンスや、個人情報保護法に端を発する情報セキュリティの過剰な強化は、現在の業界の業務スタイルからコスト構造にまで影響を及ぼしているような気がする。
・・・なんてところから興味を覚えて読んでみた。


第一章が「法改正」ラッシュによる規制強化の動向。
第二章が、業界再編の見通し。
第三章がアングラ勢力と金融庁・警察の対決の構図とその影響。
第四章が、こうした規制強化が経済環境に悪影響を及ぼすことへの懸念。


確かに「法改正」ラッシュに伴う規制強化には「行き過ぎ」と感じるものもある。
しかしその一方で、その根幹にある「偽装の根絶」「談合の根絶」「アングラ勢力の排除」「消費者・生活者重視の視点」等は決して間違ってるものではないだろう。
確かに「改正建築基準法」によって建築確認手続きが厳格化され、そのことが着工件数の激減に繋がったのは確かだろうが、だからと言っていい加減な建築確認を認めろって訳にもいかないだろうからね。
勿論作者もそのことは認識していて、その方向性はいいとして、施行にあたっては十分な影響分析と対応態勢を考慮する必要があると言いたいことだろう。
「建築基準法」なんか、対応ソフトすら間に合ってないらしいからねぇ。これは事前のアナウンスメントで牽制効果を働かせつつ、態勢が整ってからの施行をおこなうべきだったんだろうな。
(ただし当時の雰囲気から世論がそれを許したかってぇのはあるけど)

更に問題なのは、この流れを中央官庁が自身の権益確保・権限拡大の「手段」としているのではないか、という疑念。
目指す方向性は文句がつけようがないだけに、その陰に隠れてって辺りがイヤらしい。
「そこまで策謀をめぐらしてはないだろう」
と思いたいところだけど、
「案外・・・」
と思っちゃうんだよね、これが。


本書の主張は「規制緩和を進めていくしかない」ってとこなんだけど(ま、帝国データバンクの人ですから)、その割りに「小泉政治」に手厳しいのが、ちょっと「おっ」って感じかな。
「不良債権処理は小泉政権だからこそなしえた」
って評価は多いと思うんだけど、
「危機封じに終始した」
というのが本書の主張。
まああの時期にあれ以上の「ハードランディング」を選択できたかっていうのもあって、ちょっと小泉さん・竹中さんには厳しすぎると思うけど、「確かにネ」と言うのもある。


作品としてはちょっと論旨にまとまりがなく見える面もあるけど(例えば「第二章」のおさまり具合とか)、現在の経済環境を行政との関わりから見る、面白い一冊ではあった。

2008/3/26

無理なく続けられる年収10倍勉強法・時間投資法  

・「無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法」
・「無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法」
著者:勝間和代
出版:ディスカバー
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勝間和代氏の作品には「熱」がある。
年収のことを盛んに「成果」を測るバロメーターとして持ち出してきたり、自分の資格取得歴や経歴をひけらかしたり(本人はその気がなくても、そう読める)するあたりは、
「何だか品がないなぁ」
と思うのだが、読み通してみるとそのことはあまり気にならず、むしろ作者の「熱」が自分に移ったような気分になるところが不思議だ。
彼女の作品が、梅棹忠夫の「知的生産の技術」や外山滋比古の「思考の整理学」のように、時間の経過に耐えうるほどのものなのかは分からない。
でも、それらを読んだときと同じように、「自分を変えよう」という意識を掻き立ててくれるのは確かだと思う。
(なかなか思ったようには行かないモンなんだけど)

多分コレは作者が徹底的に「ノウハウ本に徹しよう」と思っているからじゃないかと思う。
そしてその「ノウハウ」を効果的に活かすために必要な術や心構えにもキチンと目配りしていることが、作品にある種の「力」をもたらし、それが「熱」となって読む側に伝わってくるんじゃないかなぁ。
ここら辺、ちょっとオタキングの「いつまでもデブと思うなよ」に似てるとこもあるんだよね。
ネット文化にはそういうところがあるのかもしれない。


「グーグル化」を読んで、そこで勉強法や時間管理術、その中でのITの活用なんかは一通り理解したつもりだった。
だから先行するこの2冊を読むつもりはなかったんだけど、どうにもこうにも、その「熱」が気になってしまい、その気をおさめるために、重複は覚悟の上で、2冊をまとめ買いした。
気分的なことだけのために3000円強の出費。
それがどうなのかは、何とも言えんけどね。
(勝間氏の「時間投資法」的には「OK」だけど(笑))


内容はやはり「グーグル化」にエッセンスは盛り込まれている。
いや、2冊分に分かれて詳細に論じられている分、「熱」はコッチのほうが高いかな?

・「勉強」や「時間管理」の必要性の部分を丁寧に説いている。
・「努力」や「意志の力」に頼らず、「仕組み」化によって自分に「枠」を填めてしまうことを基本にしている。
・理念・概念の部分は、(オリジナルと言うよりは)世の中に知れ渡っているモノのエッセンス。
(例えば「時間投資」の概念は「7つの習慣」から引き出されたものだろう)
・IT機器や技術等を駆使して「仕組み」を作り、上手く回していく、というあたりが作者のオリジナル色が強い。

基本的な枠組みはこんな感じかナァ。
取り上げられているスキル一つ一つはすごく具体的で、「やろう」と思えば、すぐに手をつけれるようになっているのは、勝間流。
作品の「熱」が後押ししてくれるだけに、「やる気」にもなりやすい。
(継続するかが問題なんだけどね)


この手の本には僕は長く批判的だったんだけど、こういうのは「何はともあれ、やってみる」というのが大事なんだろうなと最近は思うようになっている。
「単なるノウハウ本じゃん」
と批判的に読まずにいれば、結局自分は「現状のまま」でしかないしね。

とは言え、今更「英語」「IT」の勉強って感じでもないしナァ。
取り敢えずはグーグル・カレンダーを活用するあたりから入って、「勉強」の方は推薦図書を拾いつつ、オーディオ・ブックの活用を検討するかいな・・・
と言うのが、今のところの僕の「一歩」である。
(携帯用の「ノートパソコン」購入には「妻との協議」が必要だからなぁ)



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