2007/11/30

我が家の準備  雑感

昨晩遅くに戻ってきたら、玄関にクリスマスの飾りつけと、リビングにクリスマス・ツリーが。
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いよいよ我が家も「クリスマス・シーズン突入」というわけですか。

しかしこのツリー、なんだか娘の「つかまり立ち」に使われそうな枝ぶりだなぁ。

2007/11/29

遥かなるケンブリッジ  

・「遥かなるケンブリッジ 一数学者のイギリス」
著者:藤原正彦
出版:新潮文庫
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と言う訳で、「パブリック・スクール」から「カレッジ」へ。
本書は87年から1年間、研究員としてケンブリッジ大学に赴任していた時期の経験を綴っているので、「自由と規律」よりは随分と「現代」になっている。
そこで垣間見えるイギリスの教育事情は、確かに随分と変わっているようだ。
「自由と規律」ではオックスフォード・ケンブリッジの学生の殆どはパブリック・スクール出身と紹介されていたが、本書によると、今では公立と「半々」になっているらしい。カレッジの方針にも「アメリカ方式」が持ち込まれてきている様子が描かれており、「変革」が確実に大学を変えつつあることが示唆されている。

一方で、少し紹介される「パブリック・スクール」のエピソードなんかは「自由と規律」のままだったり(冬でも窓を開けて寝る)、「変革」に晒されながらも、個人として「イギリス人」的な部分は堅持し、超然とそれに抗する人々の姿も描かれていて(作者の視点は明らかに彼らに好意的である)、
「やっぱりイギリス人はイギリス人か」
って感じもして、何だか嬉しかったりする。
(勿論、ここで言う「イギリス人」は上・中流階級の人々。本書でも少し下流階級の人々の話が出てきたりするが、ここにある問題は「嬉しい」なんてレベルのモンじゃない)

本書には時折「日本」に対する言及や、今後「日本」が進むべき方向性に関する作者の意見が記されている。
「毎度のことだが、私は外国に出ると、途端に熱心な愛国者になる」
という作者の意見には熱いものがあるが、ここら辺が「国家の品格」に繋がるんだろうな。
「国家の品格」自体、悪い本じゃないと思っているが(その後に続いた「品格」ブームは「どうか」と思う)、こういう風にユーモアに溢れた作品の中で触れられるのとは、ちょっと趣が違うかな。作品としては本書の方が出来は数段上だろう。
(そういう意味では本書は僕にとって、「藤原正彦」というエッセイストを「再発見」した作品かもしれない)

それにしても「数学者」って何してんだかサッパリ分かんないナァ。
その「分かんなさ」加減も興味深い一冊ではあった。

2007/11/28

自由と規律  

・「自由と規律ーイギリスの学校生活ー」
著者:池田潔
出版:岩波新書
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「この岩波新書、たいへんなロングセラーで、昭和二十四年初版刊行以来増刷に増刷をかさね、現在九十二刷、おそらく百万単位の日本人が読んでいる。(中略)ただ、百万という数字、テレビの視聴者数にあてはめると、極めて低い数字で、視聴率一パーセントということでしょ。読んでない人もごまんといるわけです」(「大人の見識」阿川弘之)

はい。
読んでないどころか、存在すら知りませんでした。

まあでも「昭和二十四年初版」、しかも作者がパブリック・スクールでの学生生活を経験したのは戦前になるからね。
戦後の復興、帝国の斜陽、「英国病」、サッチャー、金融ビッグバン、冷戦の終結とEU統合・・・
そうした激しい動きを経験した中で、描かれているような教育体制が今も継続しているのかどうか。
一方で、公立はともかく、「パブリック・スクール」に関しては、こうした「時代」の洗礼を受けながらも、「歴史と伝統」の力によって、案外今もかつてと同じ姿を保っているのかもナとも思ったりする。

本書の面白さは、ただそういう「教育体制」の紹介だけにあるのではなく、それを支え、そこから生まれてくるある層の「イギリス人」のあり方の面白さにあり、そのことが「教育」だけでなく、「国家」「国民」さらには「人間」のあり方について、何らかの示唆を与えてくれるところにある。

パブリック・スクールでは問題児だったらしいチャーチルの演説・振る舞い、「神」のごとき校長、厳しくそして優しく導いてくれる教師、「ノブリス・オブリージ」の実例、スポーツマンシップに徹した「愚かな振る舞い」 等々

可笑しくもあり、感動的でもあり、考えさせられもするエピソードが数多く収められている。
「何でアレ、『イギリス人』ってぇのは興味深い国民だ」
と思わざるを得ない。

「パブリック・スクール」が体現しているのは、階級社会をバックボーンにした世襲的なエリート主義だと思う。
この「世襲的」な部分が僕は気に入らないのだが(笑)、一方で世襲的な部分を排した「エリート主義」というものが実効的に機能することは、例えば「科挙」の弊害なんかを考えると、なかなか難しいのかもしれない。「実効性」と言う点に関して言うなら、ここ二百年ほど、イギリス人の「エリート主義」が実効的に機能してきたことは間違いないだろう。
(アメリカの「機会均等」と「アメリカンドリーム」へのこだわりは「世襲的でないエリート主義」に繋がっているかもしれない。ただ「その内実は・・・」というのはあるが)
ただ「スポーツ」に至上の価値を置く「パブリック・スクール」は、僕とは肌合いが合わないけどね(笑)。

何にせよ、興味深き「イギリス人」的なるものを垣間見せてくれる一冊。
もう少し「イギリス人」に付き合ってみようかな、と思っているところだ。

2007/11/27

もう一ヶ月、切っちゃったんだナァ。  雑感

事務所の入ってるビルのエントランスにクリスマスツリーが飾られた。
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何だかんだ言ってるうちに、もう11月も最終週だもんナ。
「早いナァ」
・・・と毎年言っている(笑)。

ただ今年は12月の半ばに「サンタさんが来る」(=「社内監査が入る」)ことが昨日通知され、どうやらこれから半月ほどは慌しくなる見通し。
普段からやることやってりゃ、慌てることなんてないんだけど、胸張って「やってる」と断言できないのが辛いところだな。
ま、サンタさんに変なプレゼント貰わないように、足掻いてみます。

2007/11/26

大人の見識  

著者:阿川弘之
出版:新潮新書
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短気で、筋金入りの保守派で、頑固親父の作者に、「大人の見識」って言われても、と思うのだが、その点は本人も認識している。

「自分に『大人の見識』の持ち合わせがあるとは思っていないけれど、旧制高等学校に入った年から数えて今年でちょうど七十年、長い生涯の実体験や読書経験に即して、自分が感じたことを具体的に話すのなら出来るかも知れない」

確かに「八十六歳」になる経験豊かな先人の言葉だ。意見を異にすることがあったとしても(僕自身は、大分「右」寄りになったとは言え、「心情サヨク」の気分が抜けずにいる)、得るものはあるだろう。
ここで紹介されている戦前・戦後の事例などは、あまり目新しいものはなかったが、切り口としては「確かにナァ」と同感できるものが多い。取り上げられた「本」の中には読んでないものも多く、今後の「読書計画」の参考にもなった。

ただまあ内容的には「英国かぶれ」「海軍贔屓」が過ぎると思わなくもない。
が、これも作者は認識済み。

「一つ気になるのは、一部の読者から苦情が出やしないかということです。東條の悪口以外、海軍の話、英国の話、昭和天皇の話ばっかりじゃないかとー。」

しかしこれは本人の「実体験や読書経験」がそーいうトコに偏ってたんだから仕方がないわな。
そのなかでも「保守のあり方とは何か」が見えてくるところが、本書の価値であろう。
「東條の評価」や「第二次大戦の評価」なんかは、意外なほど違和感なかったしね。

「読者がこれを老文士の個人的懐古談として読んで、自分たちの叡智を育てる参考にして下されば幸いです。」

「叡智」かどうかはワカランが(笑)、「軽躁なる」僕には参考にはなったと思う。

2007/11/25

一歩、前へ  雑感

娘は最近、伝え歩きが大分出来るようになってきた。
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その分、一層目が離せなくなってきたけどね。

息子の方は遅ればせながら「トイレ・トレーニング」の真っ最中。
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こちらは「あと一歩」というところです。

2007/11/24

マンハッタン・オプV  

著者:矢作俊彦
出版:ソフトバンク文庫
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この連作の各短編にはジャズのスタンダードナンバーが題名としてつけられている。
(と言っても全部のナンバーを知ってるわけじゃないんで、もしかしたら一つ二つくらい、適当な題名が付けられてるかもしれんが(笑))
「ジャズのスタンダード」と「ハードボイルド」
ベタである。
しかしこのベタさ加減がこの連作の持ち味なんだよね。
以前読んだときよりも、今回の方が、そうした「遊び」の部分を楽しめているような気もしている。

さてこのスタンダードナンバーに相応しいプレイヤーは誰か。
白人美人ヴォーカリストなんかもはまりそうだけど、やはりここはマイルス・ディビズかと。
バリバリ吹きまくるサックスよりはミュートのペットの囁きの方が本作には相応しいように思う。
それこそ「ベタ」だけどね(笑)。

2007/11/23

富士は日本一の山〜  雑感

昨日の夕方、事務所でメモを書いていて、ふと目を上げると、夕焼け空に富士の影が。
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年に何回か、富士山がクッキリ都内から見えることがあるが、こんな風なのを見たのは初めてだったので、思わずパチリ。

昔の江戸や東京からは、もっと富士山が見えたんやろうね。
そうすると、何となく「自然」というものに対する感覚も違ってたかもしれんなぁ。
煮詰まってた仕事をほっぽり出して、そんなことをしばし考えておりました。

2007/11/22

考える技術・書く技術  

・「新版 考える技術・書く技術 問題解決力を伸ばすピラミッド原則」
著者:バーバラ・ミント 訳:山崎康司
出版:ダイヤモンド社
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「ピラミッド原則」そのものは現在のビジネス文書やプレゼンテーションにおける基本的なルールなんじゃないかと思う。
「結論から書く」とか「論理的に書く」なんてアドバイスは、(意識してるかどうかはともかく)構造的に「ピラミッド原則」との共通項の多い考え方だろう。
(例えば「結論から書く」と言ったとき、その先には「その『結論』を支える『原因』『理由』等が、『結論』を論理的に支える形で論述される」ということが黙示的に期待されている。「論理的に書く」と言う際の「論理的」が指すものも、単に「感情的・情緒的に論ずるな」ではなく、「書くべき内容を整理し、グルーピングした論述を、一定のロジックに沿って構造的に構築した上で提示する」ということを求めていると言えるだろう)
本書はその「ピラミッド原則」について内容を説明するとともに、その活用を具体例を豊富に挙げながら、実用を前提として論じた本である。(本書をベースにした「ワークブック」も出版されている辺りにも、その「実用性」が窺える)

ただねぇ。この「具体例」が癖モンなんだよねぇ。作者はコンサルティング会社(マッキンゼー)の出身だし、ここで紹介されるスキルもそこで磨かれたもの。
本書のスキルそのものはコンサルティング会社だけに通用する狭いものではないのは明らかだし、想定する読者もコンサルティング会社の社員に限定したものではないんだけど、どうしてもその色合いは濃くなってしまう。
それが一番反映しているのが「具体例」で、殆どがコンサルティング会社が提出する「企画書」や「レポート」「プレゼンテーション」を想定したものになっている。
ところがコチトラそういうのにはあんまり馴染みがない。そのため、「具体例」を読むとと、その「構造」より「内容」の方につい囚われてしまう。本来、「例」なんだから「内容」はあまり問題じゃないはずなんだけど、一読して理解できないから、つい立ち止まって考え込んでしまうのだ。
そうなると本書が「何を論じているか」を追いかけている最中に、「この例は何を言っているのか」と言う別の流れを追う様になっちゃって、全体として論述を頭に入れづらいという有様になってしまう。
特に第V部「問題を解決する」のあたりはその傾向が強かったね。

ただ、こういう本は実際はジックリ机の上で読むべきであって、通勤時間なんかで眺め読みするようなモンじゃないんだよね(笑)。
従って本書を読んで理解が十分でなかった理由は、本書の側より僕のほうにあるんだろう。満員電車で細切れに読んだりしちゃいかんのだよ、こういう本は。
ただそれでも得るべきものはあったというのが僕の感想。特に第T部「書く技術」や第W部「表現の技術」はテクニックとして参考になる部分が多かった。また分からないなりに一読した末に辿り着いた(笑)追補B「本書で述べた重要ポイントの一覧」も、振返りとして非常に役に立った。

・・・と言いながら、この文章にあんまりその「技術」は使われてないな(笑)。
「読む」と「書く」とでは大違い、と言うことです。
じゃあ「ワークブック」をやってみるか?
そこまでは行かないな。

2007/11/21

個人面談  仕事

昨日・一昨日と、課員6名との個人面談を行った。
まあ業務進捗状況の確認と、個人目標の達成状況のチェック及び目標の修正が目的の面談なんだけど、何だかんだで一人当たり1時間くらいはかかってしまい、結構疲れる業務だ。
でもこれが一番重要な仕事とも言えるんだよね。確かに個々人の状況やレベル、今後の業務分担なんかの方向性が一番把握できる。
所詮は「人」だかんね。



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