2007/10/17

国境の南、太陽の西  

・「国境の南、太陽の西<村上春樹全作品1900〜2000第2巻所収>」
著者:村上春樹
出版:講談社
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エッセイ(「走ることについて語るときに僕が語ること」)を読んで、もう少し村上春樹の文章に浸りたい気分になり、再読した作品。

多分、村上作品の中ではあまり人気のあるほうじゃないと思うんだけど、読み返すたびに、好きになる、スルメみたいな(笑)作品なんだよね。
まあ確かに、主人公が経済的に成功した人物で、その社会的地位が決定的な危機に陥るわけじゃない(主人公の主観的には『危機』はあるんだけど)あたりや、「所詮は『不倫物語』かよ」と整理されかねない枠組みの小ささあたり、突っ込みどころは少なくない作品だと思う。
でも個人的には、「失敗作」と片付けて放り投げちゃうには躊躇われる「何か」がこの作品にはあるのだ。

ま、他の人にオススメするのは、ちょいと迷っちゃいますけどね。



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