「去年のうちに投稿するつもりだったけどできなかったシリーズその2」。シューベルトの「白鳥の歌」から、「ドッペルゲンガー」です。CDの対訳などでは「影法師」となっていることが多く、これはこれでなにか風情があって好きですが、今回は「ドッペルゲンガー」と表記しました。いわゆる「もうひとりの自分」のことです。ポーの「ウイリアム・ウイルソン」だの、ゲーテが未来の自分とすれ違っただの、芥川龍之介も見たことがあると言っているだの……でご存じの方もいらっしゃると思います。
このハイネの詩では、主人公は「過去の自分」を見たようですね。ドッペルゲンガーを見た者は近いうちに死ぬと言われていますが……。
去年の暮れにはほぼできあがっていたのですが、この曲を今年の初めに持ってくるのもちょっと、と思って先にシェメッリの賛美歌を投稿したわけです。まあ、気分の問題ですw
ピアノ伴奏がとてもシンプルで、ベタ打ちは楽でしたがそのあとどうしたらいいかわからなくて大変でした……。

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