家族が一人いなくなりました。ふくです。2006・8・26午前6:50分息をひきとりました。享年8歳4ヶ月でした。
ふくが、家にやって来たのは、先代猫たまの変死の2ヵ月後でした。空父の知り合いの知り合いの家で生まれたアメショーの男の子。この子はおとなしくて、いい子ですよ。そして、私たちはその子を家族に向かい入れました。1998・4月の事でした。子猫独特のブルーグレーの目をしたとても可愛い子でした。元気に元気に何事も無く暮らしていました。一年前くらいから食べ過ぎると吐く。吐くとお腹がすくのでまた、食べたがる。それでも、元気にしてたので、どこか悪いというのは、感じていたけれども、病院嫌いだったふくなので、病院へ連れていかなかった。今年の3月、息づかいも荒くご飯も食べない状態になって病院へ 熱は少し高いものの血液検査でも、それほどの以上は見当たらなかった。レントゲンを撮ってみて、はじめてふくの異常が判明したのでした。横隔膜ヘルニア。普通は、事故などで、胃が肺の方まであがって肺を圧迫してしまうらしいのですが、ふくの場合はどうも生まれつきだったのではないかと言う事でした。手術は危険を伴うので、あまり進めないということで、ふくの生命力に賭けました。その時には、あまり良い状態ではなかったので、口にはださなかったけれども、もって一週間位と先生も思っていたかも知れませんでした。でも、ふくは、奇跡を起こしたのです。元気になって、普通に生活が出来るようになったのです。でも、それは長続きはしませんでした。一週間に一度程まったく食べなくなり、げっそりやせてしますのです。その時には、栄養注射を打ってもらいます。そしてまた、少し元気になるという繰り返しでした。覚悟は出来ていたつもりでした。でも、またきっと復活するという気持ちも捨てられませんでした。26日亡くなる前の日、ふくは一人で外に出て、車の下でゆったりしてました。私は、離れた場所でふくを見守っていました。10分位その場所にいたでしょうか。もそもそと動き出したので、抱いて連れてきました。分かっていたけれど、あまりのふくの軽さに涙が止まりませんでした。具合が悪くなってから約半年ふくは頑張りました。病院に行くたびに、先生にもよく頑張っていると言われました
最後私の腕の中で大きな綺麗な目で私をみつめ、ぼくは頑張ったよ、でももう楽になりたいお母さんありがとうそんな風に言ってるように思えました。
ふくちゃんよく頑張ったね。でも頑張ってってあまり言い過ぎたのかな。
ふくちゃんの顔はとても綺麗で穏やかで、本当に寝てるだけみたいでした。このまま置いておきたいなんてばかなことも思ったりしました。
今日立会いで火葬にしてもらい、お骨と一緒に家に帰ってきました。

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