シアワセ　ユキの小部屋(別宅)

　
　　　　　　秋は、、、　　


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　作詞　シアワセ　ユキ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　補作詞　谷山　浩子
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　 作曲 唄 谷山　浩子
　
　　　 秋はたそがれ　あかね雲

　流れる雲から　漏れる木洩れ日

　 なびく髪を掻き揚げる

　 君は陽を受けて立ちつくし

　 指差す秋の空に　星ひとつ



　 　 秋は宵闇　星月夜

　 流れる星に　祈りを込めて

　 昇る月は臥待ちの

　 君といつまでも立ち尽くす

　 抱合う足元に　枯草の露




　　この詞は僕の作った中では、当初気に入っていなかった。
しかし浩子さんに曲を付けてもらって、ラジオで放送される、、、。
そんな誘惑で、多少の変更をして、応募した。
当時詞を応募する人は少なかったようで、その後３月までの発表作品も
少なかったように記憶する。
また翌週の西島三重子さんも忙しく、この月の発表作品も無く、
幸いにも４週も流された。
しかし浩子さんがレコード化する時の一曲にはやはりならなかった。
浩子さんの考える詞のイメージとはかなり離れていたのかも知れない。

　なお、投稿時の題名は“愁秋”だった。

青春時代は感受性が強く、よく詞を書いていた。
きっかけは“友情”という月刊誌(’７３〜’７５年頃)を読んでからだと思う。
同世代の青年が“熱き思い”を投稿、文字化されている事に感動と共感を覚えた。
とても詞とは言えないけれど、たどたどしいながらも数々の作品に胸打った。
そして雑誌に投稿しているうちに“採用される喜び”を覚えてしまった。
また関西の深夜番組の王道ＡＢＣヤングリクエストの終盤の一コーナー
“心の旅 遠くへ行きたい”での採用(’７４年)、
憧れのひとりだった恵美子の長いつきあいでの採用(’７９年頃)。
そしてもうひとりの憧れの谷山浩子さんが地元ラジオ関西で
パーソナリティーの時には投稿の詞に曲まで付けてもらい、４週間流された。
(ギャルギャル神戸 今月の歌 ’８０．１１．４採用)　

　しかしこれらの番組の終了と共に、
詞への興味が薄らいでいったのは自然の事かもしれない。
僕の場合、詞を書くというのは自分の気持ちのはけ口、憧れ表現、
また憧れの人との距離を縮めたいと願っていた時のひとつの方法だったのです。
今はあの頃のように詞なんてとても書けないし、それよりも照れくさかったりもする。

　良い時期に青春を過ごせた事に感謝！

　画像は当時の録音テープをＣＤに焼き直した物です。


　　　　　

　
　ある日、地元ラジオ関西の放送を聴いていたら、
なんと憧れの谷山浩子さんがＤＪをしているでは無いか。　
番組名は“ギャルギャル神戸”。
西島三重子さんと隔週だけど、浩子さんが番組に登場するのであった。
夕方という仕事の忙しい時間帯でありなかなかオンタイムで聴く事も難しく録音に頼った。
時間設定を間違ったり、テープを裏表を入れて、録音出来ていない事も多々あった。
その内番組の虜になり、神戸の放送局の浩子さんに会いに行ったり、
自分の詞に曲を付けてくれるという事で投稿したり。
　ガラスの向こうの浩子さんの放送を憧れの眼差しで見つめたあとは、
今では全く考えられない別室でのサインタイム。
当時は勇気も無く、握手のひとつもしてなかった事に、
あとあと悔しくてたまらなかったのです。
それこそ同級生がラジオ番組で喋っている、そんな和気藹々とした放送だった。
当時は自分の目の前にいる浩子さんに対して、何も言えなかったのでした。
番組への投稿は、コーナーを絞り毎週のようにハガキを出し、
詞に曲が付くとわかった時は、それまで少しづつ書き残していた物を投稿した。
もちろんペンネーム“シアワセ　ユキ”である。
“シアワセ　ユキ”と聴いた時は、発作が起こるのでは無いかと思うほど心臓が高鳴った。
　当然当時のテープは宝物で、最近になって、ＣＤにも焼き直してある。

番組は野球の無いシーズンオフだけではあったけど、
当時の僕は半年後にはまた浩子さんに会えると思ってた。
しかし、３年間だけの“デート”はあっけなく終わり、
それからしばらくして東京発オールナイトニッポンの“谷山浩子”は、
少しだけ僕から遠ざかっていた。　

　放送日

　　　１９７８年１０月　４日〜１９７９年４月　４日
　　　１９７９年１０月１５日〜１９８０年３月２４日
　　　１９８０年１０月１４日〜１９８１年３月３１日　

　青春の一時期から２０年ほど“追っ駆け”をしていた歌手に谷山浩子がいる。
ファンになるきっかけが何で、またいつまでファンだったのか、、。
そんなことも今では曖昧でもある。
そして今でもファンである、というのも正解でもあり
もうファンを辞めたというのも正解なのかもしれない。
そして長年のファンクラブを数年前に辞めたということが、
区切りとしてのただひとつの行動かもしない。
ファンクラブを辞めるに関して、何年も迷った。でもケジメかもしれない。
１人の女性しか愛せない不器用な僕の生き方そのだったものかも。

今振り返っての記憶が一番古いのが、
ラジオから流れてきた“河のほとりに”である。
ピアノだけのシンプルな演奏だったけど、
それだけに彼女の透き通るような声が当時の僕の心に染み入ったのでした。
どんな番組のどんな時なのかは、今となってはわからない。
またレコード店で当時発売になってるアルバム(カセットテープ)を
買い漁ったのは間違い無い。
また当時はＡＭラジオ全盛期で、全ての情報はラジオ、
生活の主体がラジオの生活でした。
“ながら生活”が気持ち良く、リクエストできる番組には
ハガキを送り続けていました。
　そうこうしているある日“ラジオ関西”で彼女と西島三重子さんが
隔週おきにパーソナリティーをする事がわかった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　続く
　　

　

　　岡村孝子パレパラパーティー(ジングル)

お元気ですか、岡村孝子です。
パレパラパーティー、今日のテーマは大切な人、です。
これからクリスマスに向けて、好きな人に自分の気持ちを伝えたいとか、
モヤモヤした気持ちのまま年は越せないとか、色んな人がいると思いますけど、
大切な人へのアプローチということで、私の体験をお話します。
今日のオープニングナンバーは秋田市のマサカズさん、他の方からのリクエストです。
どうもありがとうございます。私の歌で“愛を急がないで”　　

　　　＜愛を急がないで＞

岡村孝子 パレパラパーティー。
今日は大切な人をテーマにお話します。
相手になんとなく好意を持った時、
その次の段階としてアプローチというのが有る訳ですけど、
恋の段階としては、この頃が一番ドキドキしたり、
迷ったり悩んだりする時期かも知れませんね。
それがまた楽しかったりもするんですけども。
え〜〜、私の場合はですね〜〜。
何となくお互いの気持ちがわかるようになったら、
相手の人に言い易い雰囲気を作ってあげる、というパターンというか。
あの〜〜根がのんびりとした性格なんで、
言わなくちゃ、言わなくちゃと思っているうちに先に相手に
言われてしまうという事のほうが、多かったのかも知れませんけども。
でもあの〜〜そこに行くまでまず最初に、
相手に自分の存在をアピールするというのも大切な事ですよね。
え〜〜と、私の場合はまずはですね。
え〜〜一番最初は相手の視界に、少しでも多く入る事。
あの〜〜相手の周りをチョロチョロとね、(照れ笑い)さりげなく通ったりとか、
あの〜〜する訳なんですけども。
それで、え〜〜と何となく自分の姿をあの〜〜相手に〜〜覚えてもらったら、
え〜〜まずは自分が好意を持っているんだよという事を
ほのめかすという手もあると思うんですね。
え〜〜しゃべってるうちに、アっ〜、あなたのそういう考えが好きだな〜〜とかね、
そういう事を言って、あなたに興味が無い訳じゃないんだよという事を、
さりげなく伝えたりするんですけどもね。
でもこんな事ラジオで言ったらこの手は使えないかも知れませんね。
ところで少し前に、雑誌に今は女性から告白する時代だ、
という特集があったの読んだんですけどね。
それによると女性から、今度お食事しませんかと誘うのが、
お食事恋愛という事で新しいという事なんですね。
でもね〜、あの〜〜私実は、御飯食べに行こう〜って、
なんでも無い男の人にね、結構気軽に声をかけちゃう事が多いんですよねえ〜〜。
それを読んでまずいからこれから気をつけよ〜と思ったりもしたんですけども。
それから、え〜〜とこれは取材である男性に、女性もある程度の年齢になると、
その先にある結婚がちらついて誘いにくいというか、
恐くて近づけないという事を言われたことがあるんですけどね〜〜。
でもあの〜〜別に今時私ぐらいの年齢の女の人だって、
だれでもいいからすぐ結婚したいという人ばかりじゃないと思うんでね。
あの〜〜ちょっと考えすぎじゃないかな〜というか、
やだな〜〜なんて思ったりもしましたけど。
でもあの〜〜お食事恋愛とか下心とかそういう事とか関係無く、
これからもたぶん私はあの〜〜周りの男性とかに御飯食べよ〜〜誘うと思うんで、
あの〜〜そういう風に誘われた人も、
別に深く考えすぎないであの〜〜私と一緒にご飯を食べてくださいね。

　　　＜広島地方のお知らせ＞