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予定より1月ほど遅れてアメリカからウロボロスやスペクトラムのガラスなどがこの週末に入荷するのですが、その出荷案内とチャージ(費用)明細が最近送られてきました。運賃とくに米国内の運賃が高騰しておりビックリ。
おまけにfuel surcharges(燃料超過料金)というのまでしっかり加算されています。
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これまで、米国からの輸入の場合、港までのinland charge=インランドチャージ(国内運賃)はたいして大きな金額ではなく、そのインランド チャージに、海上運賃をプラスした金額より、日本の港から当社までの運賃・諸経費のほうが高くて、「日本はおかしいよ」とさんざん言われたものです。
ところが、今度の明細を見ると、米国内の運賃がいままでよりはるかに高い金額になっています。
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事情を知っている方にうかがったところ、アメリカでは原油高騰→ガソリン高騰で物流業界(運送屋さんの業界)は大混乱。以前に契約した運賃では、もう大赤字。とはいえ、顧客とは以前の契約があり運賃そのものは上げられない。そこで fuel surcharges という名目で、値上げはウチのせいではないと言いながら実質値上げ?となっているようです。
特に今回はいくつかのメーカーのものを混載する形で輸入しようとしたのが失敗でした。カルフォルニア州からの出港でしたが、カルフォルニア州といっても日本の国土とほぼ同じ大きさ(というよりやや広い?)その中を荷物を何回か横断させてしまったので、インランド・チャージがとんでもないものになってしまいました。
以前はサービスだった港までの運賃をメーカーは負担せず、間に入った米国の代理店は運賃の差額値上げを承知せず、どこの運送会社もタッチするのをいやがったため、結局荷物が2週間ほど放置されたとのこと。最終的に当社に連絡がありその差額をプラスすることで、今回の出荷となったようです。(どうせ知らせるなら、もっと早くして欲しいなぁ。)
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この原油高騰は実は、というか当然、日本国内の運送会社をも直撃しています。
最近関西からくる荷物が半日〜1日遅れで届くようになったのですが、ドライバーの話では運送会社がガソリン高騰の経費を埋めるため、便数を減らしたり、これまでは高速道路を走って来たのに、最近は深夜の国道を走るなど必死の努力とのこと。
もしこのまま原油や資源の高騰・高止まりが続けばインフレ必至です。
日本経済の復活ということで、ここ数日株式市場は大賑わいですが、「デフレの終焉いよいよ間近」という感じがいよいよ強くなってきました。
この先、どうなりますことやら・・・。

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