2013/10/28

本格的妄想ミステリー・・・。  

いよいよ、さくらんぼ恒例、
秋の京都サスペンスの季節がやってきました(笑)。

そこで今回は、
不肖、さくらんぼスタッフKのオリジナル小説を
皆さんに読んでいただこうと思います。

〜そんなのいらないよ〜


ご心配なく、この企画は、不評ならすぐに
終了します。また、皆さんからキーワードを
いただけましたら、そのキーワードを織り込んで
進めていきたいと思っております。

三流ライターの妄想小説の始まり始まり・・・・。




斜陽の駅   第一話 作/ スタッフK


誰もいない駅に降りてみた。

無人駅である。

改札を抜けると、小さな待合室になっていた。
人は誰もない。外に視線を向けてみる。
通りなどとはいえない駅前の道は、すっかり秋色に染まり、
雑草とススキが風にそよいでいる。
見る限りあたりには何もない。
商店も、家も、何もない。

秋も深い季節の午後、私はとにかく列車を降りたのだ。
昼寝から覚めた時、猫がするように、
ぐっと伸びをして大きく息を吸って、静かにはく。
そんな緩慢な身繕いをすませて、私は駅舎の壁際にある
古びたベンチに腰をかけた。

何もない、まるで切り取られたような古色の風景が
目の前に広がっているだけ。

しかし、小高い丘のせいで見えないが、
少し離れた向こう側に、道らしきものがあるようだ。
時折、車が行き来しているようで、
かすかに、感じることができるのは
間違いなく車の走行音だ。

なぜ、私はこの駅で降りたのだろう。
今、自分がとった行動でありながら、理由が判然としない。
つまり、特に約束などあった訳ではないのである。
また何か目的があり、あちらこちらを探しながら、
結果、ここで降りたという訳でもない。

喩えようのない衝動とでもいうべきものか、
いや、反射的にそうしただけなのか。いずれにせよ、
私は、自分の中にある、この曖昧な動機付けに、
しばしば苛まれるのである。今は、まさにそのときなのだ。

何だか少し心細くなり、誰かに話しかけたくなった。
たが、まだ人ひとり通らない。

人がいないと、なおのこと、人恋しくなるのは、
きっとこんな感覚なんだろう。
とにかく、誰かに会って、話をしたい。何を話そうか。
とりあえず、賑やかなところはないか聞こうか、
といってもそんなこと、駅を降りた時から無駄であることは
もちろん、わかっている。きっと訝しく思われるだろう。
では、今晩泊まるところはないか、聞いてみよう。
それなら、何かの研究か、企業の調査で訪ねて来た人くらいに
思ってくれるのではないだろうか。枯れ葉舞う斜陽の中、
私はひとりごちたのである。
しかし、まだ誰もいない。

そういえば、昔よく似た風景を
見たことがあるような気がする。
いつのことだったのだろう。
今、目の前にあるシーンと記憶のそれとが
重なりはじめたとき、ずっと心の奥にしまい込んでいた
ある出来事を思い出した。

今度は、深いため息が身体を伸ばした。
あの時も一人、こうして佇んでいたはずである。
今と同じく斜陽を浴びながら・・・。


続く・・・。



と、こんな感じはいかがでしょうか。

皆さんの判決や如何に・・・(笑)!


失礼致しました。
















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