(つづき)-前編は
こちら
〜〜〜〜〜〜〜リオ島太郎後編〜〜〜〜〜〜〜
でもリオ島太郎は、ネコです。目の前の鯛やヒラメの舞い踊りに我慢できなくなり、じゃれた挙句に食べてしまいました。これにはスプ姫様もカンカンです。即座にリオ島太郎を追い出す事にしました。
「この玉手箱の中には、あなたに食べてもらおうとした料理が入っています。どうぞ、戻ったら食べてください。」と嘘をついて...
怒ったスプ姫様
リオ島太郎は、また亀の背中に乗り故郷に戻りました。故郷に戻ると、そこには年老いた母がいました。出会った人も皆、年老いてました。そうです、すぐに追い出されたリオ島太郎は、数十年過ぎたところで返されたため、故郷との接点がまだ残ってたので
した。
しかし、年老いた母は納得してくれません。自分をほっておいて家を飛びだしたと思っています。その上、いくら似ているとはいえ、昔の姿そのままの若いリオ島太郎が息子とはとうてい思えないのですから。
しかし何とか説得したいリオ島太郎。ひとまず、年老いた母とともにご馳走を食べようと玉手箱を開けました。
すると、箱の中から白い煙が出てきて、リオ島太郎はたちまち白髪白髭のお爺さんになってしまいました。これを見たお母さん、リオ島太郎の話を信じ、二人で仲良く暮らしましたとさ。
おじいさんになったリオ島太郎
あご髭はずれても好々爺のリオ島太郎
(本編おしまい)
(番外編へつづく)

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