賞味期限の改ざんなどの問題で製造販売が中止されていた石屋製菓の「白い恋人」が一昨日22日から販売再開されました。
北海道で一番売れている土産菓子にまさかの問題が起きて3ヶ月。
「3ヶ月で再開」が早いのかどうかは人それぞれの意見があると思います。
私は「しばらく様子を見よう」と静観の構えでした。
…でも…販売2日目の昨日…買っちゃいました。

包装後に小さな花を付けてくれるのは
今回の問題が起こる前からのことで…
そーゆー心遣いがあったのにあんな問題を起こしたのは
本当に残念でしたね。

箱を開ける前に「購入の理由」をちょっとだけ語らせてください。
今回の問題は、「食」を扱う会社として最もしてはいけないことであり
簡単に許されることではないと感じました。
それでも、経営を見直し、再発防止の体制を整えての再開には
否定する理由もなく、ただ静観する予定でした。
昨日、丸井今井にて販売しているのを見てちょっと驚きました。
私としては「土産物店では販売を開始しても百貨店ではしばらく販売しないだろう」と思っていたからです。
そして「丸井さんはいくら伊勢丹の支援を受けてるとはいえ北海道の企業だし、コンサドーレを介しての仲でもあるからかな?」と思いました。
その後、三越へ行くとそこでも販売されていて…
「これはもう、世間が許したってことなのかな」…と思い直しました。
「北海道には‘白い恋人’が必要なんだ」「世間は、‘白い恋人’を応援している」など色々な考えが頭の駆け巡り…
もう一度丸井今井へ戻って…店頭で一生懸命販売している販売員の姿を見た時
買うことを決めました。
この3ヶ月の複雑な思いを抱えながらもがんばって笑顔で接客しているのかな?なんて勝手に想像したりして…。
私自身も、状況はちょっと違うけど似たような思いをしたことがあるから…。
会社のどこかで自分がうかがい知らぬうちに起きた問題に
今後の身の振り方とか不安になったことがあるから…。
…なんだかだらだらと書いてしまいましたが
結構色々考えて、自分なりの理由を持って買うことに決めたのです。
さて、ふたを開けましょう。

18個入り945円。
昨日、私が行った時にはこのサイズしか売られていませんでした。
ショーケースのサンプルには色々なサイズがありましたので
たまたま売り切れたのかもしれませんし
まだ生産ラインがフル稼働していないから
様々なサイズを作ることができないのかもしれません。

久しぶりの「白い恋人」。
自分自身で買うのは3ヶ月どころか数年ぶりです。
個別包装の裏には…

今回の再発防止対策の一つ「個別に賞味期限を印字」の約束が守られています。
袋から取り出すと…

ラングドシャーに挟まれたホワイトチョコレート。

ラングドシャーの口どけは相変わらずおいしいです。
中のホワイトチョコレートももちろんおいしいです。
完全に信用を取り戻し、過ちはふたたび繰り返すことなく
北海道を代表するお菓子としてがんばってもらいたいと思います


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