JR小樽築港駅は、函館本線でJR小樽駅から札幌方向に2つ目の駅。
昔は古びた駅でしたが8年前のマイカル小樽(現・ウイングベイ小樽)の開業に伴って新しい駅舎となり、現在では快速列車も停車する駅となっています。
その小樽築港駅の札幌方面行きのホームから南小樽駅方向を見た時
瞬時に色々な懐かしい思いが巡りました。

最初に思ったのは「あ!この二股、ドコかに似てる…そうか花園レインボータウン(今は花銀って言うんですよね?)の高架下にちょっとだけ似てるんだ」ってことです。
周りの建物や雰囲気は違うのですが
二股の角度とか分かれ目の真ん中に建物があるところが少しだけ似ています。
ちょうどブログのお友達の
ainosatoさんが花園の写真をUPしていました。
そして私のノスタルジーは、右側の線路の向こう向こうへと続きます。
二股の左側の線路は、普通に向こう側から札幌方面行きの列車がやってきます。
では、右側は???ひょっとして昔の小樽築港機関区への線路???
小樽築港機関区は、かつて日本最大級の車両基地でした。
私は鉄道オタクではありませんが(一応、ことわっておきます…)
父が国鉄職員でかつてこの小樽築港機関区にも勤務していたことがあるので
非番の父に連れられて何度も訪れたことがありました。
三十数年前、小樽築港機関区には数え切れないほどの蒸気機関車(SL)が配置されていました。
転車台(ターンテーブル)があって、その先の扇形の車庫(っていうのかな?)に蒸気機関車が収まっていたり
屋外のたくさん並んだレールにも停車している蒸気機関車が溢れかえっていました。
当時は何も感じませんでしたが、今になって思うとあの姿が
そのまま栄えていた小樽を象徴していたのかもしれません。
蒸気機関車からディーゼル機関車・電気機関車と移り変わり
今では電車や気動車が主流となり機関区の役割は減りました。
(このへんの汽車の種類は、ちょっとオタクじゃないと意味が通じないかもしれませんね)
そして国鉄は民営化されてJRとなり小樽築港機関区は無くなりました。。。
1枚の写真を写しながらめまぐるしく巡ったノスタルジー。
小樽の衰退がここにもあったんだなぁと実感しました


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