かれこれ20年以上思い出すことがなかったのに
1ヶ月位前に突如思い出したのが「潮見台シャンツェ」という名前。
思い出したきっかけはスキージャンプの原田雅彦さんの引退報道でした。
最近の私は、スキージャンプ競技はオリンピックでさえ
見るか見ないか程度になってしまいましたが
思い起こすと、子供の頃って
冬になると土日のたびにテレビ中継を見ていたような気がします。
他の地方ではどうだったのかはわかりませんが
私の故郷・小樽では30年前にはかなり盛んだった記憶があります。
ジャンプ少年団に所属している子供たちも
かなり多かったのではないでしょうか。
そんな少年ジャンプに活用され、
大会なども開催されていたジャンプ台が潮見台シャンツェです。
当時は夏も使えるということが不思議で見学に行くと
プラスチック(もしくは発砲スチロールかも?)の小さな粒が
雪の代わりに敷き詰められていた記憶があります。
この潮見台シャンツェは
私が通っていた高校の教室の窓から丸見えだったのですが
ある日の昼間、私たちの授業中に
シャンツェで練習をしている人たちがいました。
どんどん飛んでいく人たちは気持ち良さそうで(もちろん顔は見えませんが)
授業もうわの空でジャンプ台に見とれていたのは
私だけじゃなかったようで…
何人めかの人が転倒した時に
教室の半数以上の人が「あっ!っ!」と叫びました。(もちろん私も)
声を出した人は、みんなジャンプを見ていたんですね。
今、小樽ではスキージャンプ競技は下火になってしまたようで
この潮見台シャンツェも使われているのかどうかわかりません。
なんだか小樽の町の衰勢とイメージが重なってしまい
センチメンタルな気分になってしまいます


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