こんにちは、フヒトです!
今日は脳の錯覚を利用したリハビリについて
書こうと思います☆
人間の脳はとてもよくできていて
修正機能を持っています。
目で見たものを脳が今までの経験や情報を
もとに勝手に修正して私たちが認識できるように
しています。
ただ勝手に修正したことで正確に見えていない
ことがあります。
それが錯覚です。
同じ大きさなのに違って見える、同じ絵なのに
2種類の見え方がある、地面に書いた絵が
立体に見えるなど錯覚を利用した絵や図形が
ありますよね☆
リハビリの世界にも錯覚を利用した療法があります。
ミラーセラピーといって脳卒中後遺症の方の
リハビリで利用されています。
テレビなどでも放送されているので
知っている方も多いと思います(^_^)
どんな内容かというと鏡を利用します。
そのまんまの名前ですね(笑)
まず図のような上面の半分と全面を
開けた箱を用意します。
(左麻痺の場合です。右麻痺の方は
上面の開ける場所が反対の左になります。)
手書きを写真にとってアップしているので
見づらくてすいません(゚_゚i)
なんか台形の箱に見えますね………
描いた絵はちゃんとしてるんですよ!
写真に撮ると歪むんです!
きっとこれも錯覚!
違うか………
すみません話がそれました(゚_゚i)
次に図のように鏡を入れて空間を
左右に分けます。
両方の手を左右の部屋にそれぞれ
入れます。
すると麻痺側の手は自分から見えなくなり
健側の手と鏡に映った健側の手が見えます。
そして健側の指や手首を動かします。
その時脳は鏡に映った健側の手を
麻痺側の手と判断して麻痺側の手が
動いていると錯覚を起こします。
これを続けると脳の中で麻痺側の手を
動かす回路が再構築され麻痺側が
動くようになるという原理です。
人によって効果はまちまちのようですが
実際に動くようになる人がいるようです☆
詳しく知りたい人は「ミラーセラピー」で
検索すると出てくると思います♪
でも不思議ですね。
頭では健側しか動かしていないと
分かっているのに脳は両腕を
動かしているように見えているんですね☆
これは脳の中で「考える」ということと
「見る」ということを処理している場所が
違うから起こるのかな?
そうなると脳の活動は必ずしも統一されている
ものではなく私たちの行動や見たり聞いたり感じること、
考えることに統一性がなかったり矛盾したりする
とうことになるんでしょうか?

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