こんにちは、フヒトです!
では後遺症についてです☆
後遺症ですが脳梗塞の場合、脳出血の場合という
特徴はあまりありません。
梗塞であれ出血であれ脳のどの部分の細胞が
死んでしまったか、ということで症状が違います。
では主な後遺症を説明します。
まずは
片側の麻痺。
これは脳と逆側に症状が出ます。
右脳がやられた場合は左側という具合ですが、
脳幹付近の場合は顔と体の麻痺が左右違う場合もあります。
脳幹付近の右側がやられた場合、顔は右で体は左に麻痺が出る
という具合です。
麻痺とは運動障害と感覚障害があります。
麻痺というと力が入らない、感覚がなくなるという
イメージを持つ人もいると思いますが、それは抹消神経や
脊髄の損傷による麻痺です。
脳の障害による麻痺はそうとは限りません。
ではどのような状態になるか?
簡単にいうとコントロールできない状態です。
なぜ違いが出るかというと脳は司令塔、
脊髄や末梢神経は伝達役だからです。
脊髄や末梢神経が損傷すると脳からの指令を
筋肉に伝えられない、皮膚などで感じた感覚を
脳に伝えられないということになります。
だから動かない、感じないということになります。
脳に損傷があると正しい指令が出せないという
状態になります。
しかし伝達するのには問題がないので
その正しくない指令が伝達されます。
その結果、気持ち的にはこう動けと思っても
なかなかそのように動かないということになります。
また皮膚などで感じた感覚が脳に伝達されますが
受け取る側に問題が生じている状態なので
間違った受け取り方をします。
脳の損傷を受けた部位が完全に死んだ状態になると
指令を出さない、受け取れないという状態なので
動かない、感じないという状態になります。
簡単に言うとこんな感じです。
もう少し詳しく言うと
運動障害では筋肉が動かない人から力が入りすぎて
コントロールできない人まで人によって程度が違います。
人って何かに集中しているときに自然と必要のない
ところまで力が入っていることってありますよね?
それが強調されたような状態です。
例えば歩いていると勝手に麻痺側の肘や手首が曲がってくる、
座って手作業をしていると麻痺側の肘や膝が曲がってくる
などです。
そこまででなくても筋肉の強弱が難しくなるので
ゆっくりとしか動かせないなど様々です。
感覚障害も感覚がなくなる人もいれば感覚が敏感に
なりすぎる人などこれも様々です。
感覚が鈍いまたは感じなくなってしまった人は触られるのが
分からないだけでなく熱い、冷たいが分かりにくい、
または全く分からないという状態なので注意が必要です。
感覚が敏感になった人は触られると痛い、冷たいものが痛い
と感じるなどの症状があります。
あと感覚には位置覚、運動覚というものもあります。
これは自分の手足がどこにあるか、どういう風に動いて
いるかという情報を脳にフィードバックする感覚です。
人は目とこの感覚で体を動かしますがこれらの感覚が
障害されると目でしか状態を把握できなくなるので
運動障害がなくても上手くコントロールできなくなります。
これらの感覚障害も人によってどのような障害が出るか
様々です。
あれ?ここまででも結構長くなりました?
まだ
片側の麻痺しか説明してないですよね?
すいません、もう一回分けますm(__)m
次は高次脳機能障害について書きます。

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