久しぶりの記事です^^;
レストアの宿題も結構たまっているのですが、1/6スケールの第2弾に取り掛かり、手狭です^^;
しかし、必要にせがまれ、以前から、やなねばならないと思っていた、シリコン型取りとパーツの複製を行いました。
ご存じ、石政 ラットバギーのプラパーツです。
以前、シートは型を取り、複製しました。
ボディーもなんて、考えていましたが、シリコンがたくさんいりそうで、躊躇してます。
今回は、プラパーツとして、ウィンドウ枠、ハンドル、ハンドル軸、ヘッドライト、ヘッドライト脚、ヘッドライトレンズ をシリコンで型取りして、レジンとアクリル樹脂で、複製しました。
シフトレバーもあったのですが、単に小さい細い棒なので、あえて複製せず、自作に任せることにします。・・・手抜き^^;
レジン複製の詳細は、過去にヤフーブログのレポートの方で記事(41ページ)にしてありますので、ご覧ください。
複製工程に概ね3日と手間暇が必要ですが、コストはそうかからないし、模型製作の楽しさが広がりますし、型からうまく取り上げられた時は、思わず、「おお〜やった〜」と声を出してしまします^^/
1)まず、レジンを流し込む際の向きや位置を考えながら、油粘土地にパーツを据え付けます。
上下の型を合わせる際の位置決めと固定のための、ダボ穴(直径5o+位)を数個作っておきます。
まわりは、レゴブロックでへ塀を作りますが、子供が喜びそうな、たくさん入っている物を使っています^^v
2)用意ができたら、慎重に、ゆっくり、少しずつ、シリコンを流し込みます。
特に、くぼみの部分や小さいところなどは、少し垂らして、爪楊枝などで、気泡を抜いたり、うまく流し込まれているか確認してから、全体に流し込みます。
3)シリコンは、缶の中で分離しているので、よく掻き混ぜ、硬化剤を100:1に加え、まんべんなく混ぜます。作業許容時間は1時間ですので、余裕です^^v
完全硬化に24時間かかります。
4)翌日の同じころに、粘土地を取り外します。パーツや硬化したシリコンの上型に、粘土がついていますので、パーツクリーナーなどでよくふき取ります。
5)レゴブロックで反対側に追加の塀を盛ります。
6)ブルーワックス(リンレイ)を、上型のシリコン面に塗ります。パーツにはつかないように注意です。これを塗っておかないと、翌日、上と下の方を分離する際に、シリコン同士がくっついて離れにくく、最悪、型取りを失敗します。
7)ブルーワックスを丁寧に塗ったら、昨日同様、慎重に、ゆっくり、少しずつ、シリコンを流し込んでいき、また24時間まちます。
8)開始から翌々日の同じ時間帯に、シリコン型を取り上げます。
慎重に上下のシリコン型をはがしていきます。
オリジナルを取り上げて、うまく流れ込んでいるか確認します。
型ができたときはひと安堵です^^;
もし、小さい気泡などがあれば、応急的に粘土で塞いだり、型を整えたりしますが、できれば、避けたいところです。
今回は、きれいに型取りされていました^^/
オリジナルを取り出すと、そこにオリジナルの型の空間ができているので、そこに、レジンを流し込めば、同じものが複製できるという寸法です^^v
9)レジンを注入する道と空気抜きを、カッターで作ります。
そのパーツで、最も一の高く来るところに、両方の道を作ります。
空気抜きを作らないと、レジンの注入がスムーズにできないし、硬化時の発熱で気泡が大きくなるので、バブルの跡が残りやすくなります。また、レジンなど注型剤は硬化時に、若干(1〜2%位?)縮みますので、注意が必要です。
10)上下のシリコン型に、シリコンスプレー(潤滑剤、剥離剤)を、まんべんなくスプレーしておきます。
11)シリコン剥離剤がなじんだら、上下の型をしっかり合わせて、輪ゴムやひもで固定します。
12)レジンを流し込むときは、レジンはサラサラしているので、小さな漏斗みたいなものを使って、流し込みます。
ただ、レジンは硬化速度が速いです。つまり、作業可能時間が短いです。
2液混合が通常ですが、混合撹拌直後から、タイプにもよりますが、120秒位で硬化が始まります。発熱とともに、一気に粘性が上がり、ドロッとしたかと思うと、固まります。
120秒タイプでは、流し込める時間は、混合撹拌直後から100秒位と思った方が無難です。
2液混合は、容量比(体積比)ではなく、重量比で調合するのが通常です。
13)20〜30分経ったら、上下の型を慎重にはがして、できたパーツを取り上げます。
緊張の一瞬です^^;。
14)どうしても気泡ができやすい場所ができることがありますが、そこはパテで修復します。
今回の複製では、ヘッドライトの周囲にバブルがたまっていました。
むしろ、難しいと思ったハンドルやウィンドウ枠はきれいに上出来でした^^v
ヘッドライトのレンズ部分は、透明になるアクリル注型材を流しこんで、透明のパーツとして複製します。
硬化に時間がかかり、24〜48時間必要です。
今回は、丸2日おいて取り出しました。
アクリルの注型剤もきれいにできてました^^v
クリアーパーツもOKです。

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