アメリカは、TESTORS社の、TESTORS VEHICLE DUNE BUGGY です。
ラジコンではなく、ぶんけんのポケットカー02のように、エンジンで走行させますが、自走するだけです。もちろん、工夫次第でラジコン化はできそうです。
取り説は勿論英語ですが、ボックスの方にアップしてありますので、ご覧ください。
当時(70年代)のラジコン雑誌の冒頭あたりに、広告がよく載っていたのを記憶していまして、ぜひコレクションに加えたいと探しておりましたところ、ジャンク物を譲って頂きました。
例によって、経年で外面のプラ(ポリプロピレン?)が、だいぶ劣化しています。
全てをばらして、クリーニングしたり、補修したり、塗装したりして、組み立て直しました。
大きなクリアガラスに、シンナーか何かの跡が点状に多数ついていましたので、全面を300番くらいのサンドペーパーをかけて、上から水性透明ラッカーを吹くと、ご覧の通り、見事によみがえります^^v
タイヤは、ウレタン樹脂か何かでしょうか、変形は少なく、上からラバーコートで保護しておきました。
ボディーは、ポリプロピレンの様で、塗料の載りがよくありません。しかし、劣化を防止すべく、水性シリコンラッカーで何とかOKでした。
エンジンは、固着もなくわりときれいでした。COXのヒートシンクが付けてありましたが、これは前のオーナーが付けた社外品で、エンジン自体は、TESTORS製になります。049位のサイズかと思います。しっかりマフラーから排気です。
エンジン始動は、リアのハッチを開けるとエンジンが現れますので、リコイルを引いて始動させます。5tほどのフューエルタンクが付いています。
エンジンがかかったら、シャーシ裏面にあるレバー(スパーギアと連動している)を動かして、スパーギアを、エンジンのフライホイールについているウォームギアにあてがうことで、シャフトに動力が伝達される仕組みになっています。
ステアリングは左右に4段階程切って固定できるようになっていて、円弧を描いて走らせられたようです。
ダッシュボード周りも、結構ディテールが凝っていますが、デューンバギーと言うより、ボンドカーやSFに出てくる月面探査車っぽい感じを受けます^^;
しかし、なかなか、粋なエンジンカーです^^v

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