先に、ボディーの補強をご紹介しましたが、年末からの正月休みを使って、去年の暮れに譲って頂いた、CAT BUGGY R30カスタムのレストアを行いました。
どうも、忙しくて、なかなか時間が取れないのですが、正月休みと1月の3連休を使ってなんとか、仕上げました・・・メカはまだですが・・・^^;
中古のキャットバギーは、ひまし油の排煙がビッシリとびりついていて、黄ばんでいたり、オイル汚れが散見されます。また、径年による各部の錆や汚れや埃などもこびりついていて、クリーナー程度ではおちません。
ボディーも割れがあちこちにあり、塗装は再塗装のようですが、下地の塗装や貼ってあったステッカーの跡が浮き出ています。
ボディーの裏打ち補強(先に紹介)〜パテで表面の割れの補修〜ステッカーの跡など再塗装前のデカールの跡の部分へのペーパーがけ(#250)〜塗装面全体へのペーパーがけ(#600)〜下地サーフェーサー〜仕上げ用サーフェーサー〜塗装〜デカールアップ
の工程で行います。
シューグーで裏打ちしたボディーは頑丈ですので、表から、しっかりパテを持って、サンドペーパーをかけ、具合を見て、またパテ補修を繰り返します。
最後に、全体にペーパーをかけて、既存の塗装表面をを極力落とし、サーフェーサーで仕上げていきます。
しっかりサーフェーサーを乾かして、表面塗装の工程へと移ります。
併行して、各パーツをばらして、洗浄やサンドブラストをかけたり、鏡面仕上げ用コンパウンドで磨いたりして、クリーンアップしていきます。
サンドブラストの威力は凄いですね。今、使っているメディアは、ガラスビーズ(#80)ですが、またたく間にきれいになっていきます。
金属洗浄剤は、漬け置き式の奴ですが、有害物質の入っていない、クリーンなものを使っています。500mlのお湯に粉末20gを溶かした溶液を作り浸すと見る見るきれいになっていきます。しかも、酸化被膜ができて、防食効果もあるというすぐれものです。RCMGさんからのお土産で頂いたものですが、サンエスエンジニアリングのメタルクリーンαという商品です。
エンジンはENYA19Xが搭載されていましたが、残念ながら固着していました。サンダーさん直伝のバーナー方で炙り、ベアリングに至るまで全て外し、金属洗浄剤でクリーニングして、再び、オイルを塗りながら組み立てます。
エンジンは、場合によっては、ストックしてある新品のものと交換するかもしれませんが、クランクシャフトのスムーズな回転と、しっかりした圧縮から、おそらく始動できるでしょう^^;
タイヤは、きれいに台所洗剤を使って洗い、よく乾かします。弾力はあり、パンクも変形もしていませんが、表面に無数の小さな亀裂が出始めています。ゴムスプレーを吹いて、保護していた方が無難なようです。ゴムスプレーは、「PLASTI DIP」。最近は、いくつかゴムスプレーが出ていますが、このPLASTI DIPは少々お高いですが、使用感はよく、仕上がりも素晴らしいです。
私は、タイヤの保存は、ホイールをはめて、サランラップで巻いて、箱に入れて保管してます^^。
最後は、ようやく、楽しいパーツの組み付けです^^v
あれっ?と思うところは補修したり、ストックパーツと置き換えます。
今回のものはわりと状態がよかったのですが、それでも、フロントのリンケージレバー周り、フロントサスームのスペーサー、クラッチスプリング、ビス・ナットなどなどは、ストックの予備パーツと交換しました。一点、大きな欠品があったので、貴重なストック品をおごりました^^;。写真の右下、ステンレスの「電池ホルダー」です。丁度、単3電池4本の、レシーバー用の電池ホルダーがスコッと入る形です。何と言うものではなく、容易に自作できるものですが、オリジナルにこだわります^^。この電池ホルダーは、結構欠品であることが多いようです。
もう一点、ヘッドライトレンズがありません。キットに入っているオリジナルがありますので、後日、それから複製しましょう。
で、メカ積みはまだですが・・・ジャジャ〜ン・・・完成です^^v
カラーリングは、今回は、フェラーリレッドで塗装し、パールクリアで表面コートしました。
アングルは、後方サイドからが最高にお気に入りです^^v

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