最近のラジコン模型のボディーは、ほとんどがポリカーボネートです。
割れにくいし、塗装を裏からするので、はがれにくいし、つやが出てきれいに仕上がるし。
当時のボディーはポリカのものも散見されましたが、主流は、FRPです。
タミヤさんは、プラモの延長で、やはり、プラスチックボディーです、
写真は、キャットバギーですが、取り説には、ポリカボディーで載っているのですが、実際には、FRPでした。ボディーセットは当時の価格で4,000円もしました。
先のキャットバギーの記事でも、ボディーの補強について触れてますが、よく質問を受けるので、おさらいがてら記事にしました。
このキャットバギーは、完成中古品を譲ってもらったのですが、シャーシは痛みは少ないですが、ボディーは、割れやひび、小さな欠けがあります。しかし、そこまでひどくはないので、補修・補強は容易です。
割れは、フロント前のヘッドライトの下あたりや、リアのあたり。割れ欠けが、シートの横の薄いところ。欠けが、ロールバーを通すところなどです。
塗装は、ガンメタリックですが、ムラや下のデカールの跡等が残っているので、塗り直したいところです。塗装をはがす前に、ボディーの材質そのものが劣化している観がありますので、シンナーなどで拭くとダメージが強くなる可能性がありますし、割れているところの傷がひどくなります。
1)裏打ちをする
2)割れや欠けにパテ処理をする
3)サンドペーパーをかける。
4)サーフェーサーで下地処理をする。
5)塗装する
の順序で行います。
今回は、1)を紹介します。
ポリカーボネートの場合は、塗装を剥がさなければシューグーが使えますが、塗装を落とした場合は、使いにくいです。ポリカの場合、どうしようもないときは、ボディーを割らないように注意して、ペイントリムーバーなどで何とかして塗装を落とし、600番くらいの目の細かいサンドペーパーを裏面に均一にかけて、濃い目のカラーを塗ると傷も目立たなくきれいに仕上がります。補強は、塗装の後になります。
FRPやプラボディーの場合は、外側からの塗装ですので、補強は見えない裏側から行えますが、補強の裏打ちは、色々試しましたが、やはり、シューグーがベストです。
まず、グラスメッシュをきれいに貼り付けていきます。できるだけカットしないように、前から後ろまで通して貼った方が強度はいいでしょう。
割れたところや欠けのところは、表からマスキングテープなどで軽く形を戻しておいてから、丁寧にメッシュを貼ります。
それから、ヘラで薄くシューグーを塗り込んでいきます。
サイドなど強度を持たせるために厚く塗る時は、10〜15分くらいでだいたい乾きますので、数回に分けて塗り重ねます。完全に乾くには1日おきましょう。
有機溶剤が入っているので、換気には注意が必要です。
割れや欠けのところは、表からパテで修復していきます。
2)以降は、また後日・・・。

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