ボディーなどの薄いポリカなどのパーツはどうやって複製するのでしょう?
ラットバギーのシートをモデルに、レジンでのパーツ複製方法を応用できないかとやってみました。
まずは、シリコンでの型取りです。
サイズが大きいと、シリコンも多くいりますし、重さも重くなります。
ちなみに、今回は、1.5s必要でした。
このシリコン型取りまでは、順調でしたが、その先が難しいです。
と言いますのも、今使っているレジンは、低粘性(シリコンの型に流し込みやすい)のため、型の上に振り流しただけでは、剥離剤の影響もあって、シリコンの型に、均一に、思う厚さで付着してくれず、ただ、表面を流れるだけです。
はじめ、箱型に密閉して、シャカシャカ振ればいいと思ってました(小さなパーツの作製では、シリコン型に適量を注入後、硬化まで振っていれば、中空のパーツができますので、この方法を応用したかったのですが、、)が、シリコンの型は大きくて重く(1.5sでは、シャカシャカ振れない^^;)、しかも、しっかりした密閉を保てる蓋を作るのが大変です。
オス型とメス型を作って合すのには、原型の厚さが薄すぎて、また、おおきさや形的に通常の注入式も困難でしょう。
それでも、固まる直前の粘性が高くなった状態で上から注ぐことを3回ほど繰り返して、なんとか、作ってみました。表面を流れたぐらいでもレジンは付いているようですが、あまりに薄く、オブラートみたいで、パーツとしての強度に耐えられません。それで、数回繰り返したわけですが、レジンはすぐ硬化して使えなくなってしまうので、結構浪費してしまいます。
アプライは、とがっているところや盛り上がっているところ、壁面に付着させるのが難しいです。
2液混合で、混合後、約80秒で発熱〜硬化しますが、発熱とともに硬化し始めたら、10秒足らずでみるみる固化していきますので、時間との勝負です^^;
粘性の高いものがあったらやりやすいのでしょうけれど、逆に、混合時に気泡が残りやすくなると思われます。
結果ですが、写真をご覧ください。
型から、バコッと形成物が外れた時の感覚は、何ともいえずいいもので、思わずニヤッとしてしまします^^。
透明なところは、薄いところです。厚さにして、約0.3oくらい?、特にさらに薄く弱いところや小さな穴のところは、裏側からシューグーで補強修復しました。
写真写りは悪いですが、肝心の表面の方は、全くきれいにコピーされてますので、サーフェーサーをふいて、カラーリングすれば、鑑賞に耐えられるレベルと思います。
大きな失敗は、周囲の枠のところです。レジンがたまって、必要以上に厚く固まっています。カッターややすりで容易に加工できますので、リューターなどで、シャーシに合せて削らねばならないでしょう。
何かいいものや方法はないのでしょうか?

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