ヒロボーのGS-2、いわゆる、ヒロボーバギーです。
1973年発売のもので、当時、GS-1というオンロードタイプと、GS-2というバギータイプが発売になりました。
その後、若干のモディファイを経て、1977年には、ブロンコとロータス7が出てきます。
GS-2のシャーシ構成は、ブロンコやロータス7と同じですが、2チャンネルで、前進後進の切り替えとエンジンコントロールを合わせた、コントロールボックス(中央の黒いやつ)が付いていました。
シャーシは、はしごフレームに、フロントエンジン〜ミッドギア〜リアデフと、まさに実車並みの構造です。前輪は、トレーシングアーム式?というのでしょうか、後輪は、板バネ式のサスになっています。
エンジンは、VECOの.19が搭載されていますが、水冷式ですので、ボディーを仕上げた際にラジエターを搭載しようかとも思っています。
一点欠品は、ロールバーですが、これはアルミ棒でリカバーできそうですので、良しとしましょう。
タイヤとホイールは、ブロンコなどと共通です。
ただ、私の記憶では、ギアボックスとデフケースは合金だったように思うのですが、本シャーシの物は強化プラ製で、ブロンコなどと同一です。合金製のケースは精度上の評判が悪かったとも聞いていますので、途中で改良されたのでしょう。そういえば、サンダーバギーのギアケースは、確かにガタガタです^^;
ボディーは、3枚から構成されていました。正確には、アッパーボディーとインナーボディー、それに、ヘッドライトとカバー・ウインドウ・ダッシュボードパネル・リアパネルの装飾用パーツです。
タイヤハウジングやフロントのインテークも付いているインナーボディーの内部をくり抜き、シャーシに被せて固定します。そして、アッパーボディーをつける形になります。アッパーボディーは、レトロチックで丸くグラマラスで、とても素敵です。キャットバギーと少し似ているように思えます^^。
このヒロボーバギーGS-2はどうしてもコレクションに加えたい逸品でした。外箱の程度といい、シャーシはじめボディーといい、取説や小さな部品など完品ではないですが、おそらくこのレベルの現存は極希ですこぶる貴重だと思います。

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