ガソリンエンジンを搭載した、1/5スケールの大型エンジンラジコンです。
発売時期は1992年頃のようですので、そこまで古くはないとはいえ、もう15年以上経ってます。値段は、当時の定価で¥198,000-とかなり高価です。それだけ生産数も少なく、欧米など海外への流出もあったようですが、国内流通は少なかったと思われ、現在ではほとんど見かけません。
車種は、ランチアデルタインテグラーレ16vの他に、セリカターボ、ARCバギー、ランドクルーザー(?)があったようですが、これらの中ではやはり、このランチアが秀逸です。
エンジンは、富士ロビン製のECO2EHRという22cc(BxS;33mmx26mm)の2ストロークガソリンエンジンが搭載されています。このエンジンは、元来、一般農林業用(例えば、ウォーターポンプなど)として開発汎用されていたものです。エンジンスペックは、22.2cc、1.1PS/7000rpm、重量は2kg、プラグはNGK-BMR7A、20〜25:1の混合ガソリンを使用、タンク容量は600mlとなっています。
ランチアの大きさは、全長820mm、全幅430mm、重量9.7kgです。
つくりはとてもシンプルで、FG系のエンジンバギーのシャーシ構成と似ています。シンプルだけに、堅牢で整備性もとてもよさそうです。このモデルは、フタバのPCMプロポセットが付いたものですが、サーボは、大型の高トルクのものが2個付属します。タイヤは、ラリータイヤですが、サイズは、1/8トラギーと同一のようです。
気になる当時の走行性能は、22ccの農林業用エンジンながら、ノーマル状態で最高速度は40〜50Kmとなっています。
エンジンのサウンドはどうなんでしょうか?折を見て、エンジンを回してみましょう。
しかしながら、いかがです、このスケール感。素晴らしいにつきます。これだけのサイズでこれだけのディテールをだせる京商さんはやはりさすがです。


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