ビンテージ戦車はエンジン仕様が主ですが、もちろん電動仕様もあります。
エンジンは、グローエンジンの2ストと4スト、ガスエンジンの2ストと4ストとバリエーションもあり、排気マフラーをデュアルにするなどして、模型としてのエンジンサウンドを楽しむことも出来ます。
電動の場合は、走行など手軽にはなりますが、モーターの駆動音はそのままではつまらないものです。
また、電動の場合、ビンテージのものは、アンプではなく、機械式のスピードコントローラーを用いていることが大半で、タミヤさんのフルオペレーションなどと比べると、簡素です。
タミヤさんの、フルオペユニットの利用と言う手もありますが、カスタマーセンターでの注文になるとけっこうな値段になります。しかも、定格電圧が7.2vと低めになっています。14.2vだったら言うことないのですが、海外製など、モーター駆動が12vレベルではどうしても対応できません。
そこで、色々さがして、2点ほど見つけましたので、レストア支援としてご紹介します。
一つ目は、24vで2モーターを25Aまで出力可能の『Sabertooth2x25 デュアルモーターコントローラー』と言うものです。
10A仕様もありますが、サイズはほとんど同じですので、若干値段が上がりますが、余裕を見て25Aが無難でしょう。更に巨大な、100A,48V(Max60v)というのもあります^^;
サイズは、65 x 80 x 20mm、95g。
秋葉原などでは、実売価格が50%引きで、12,000円くらいです。
最近Ver2となったようで、30V(リポ8cell、Ni20cell)まで可能になったようです。
米国の『DimensionEngineering社(
http://www.dimensionengineering.com/ )』の製品で、大型2輪、もしくはキャタピラドライブロボットなど、ロボットモデルを目的にした、モーターコントローラーです。戦車RCにはもってこいですね^^v ラジコン入力も簡単で、各モーターの独立設定はもちろん、ミキシング設定も、ディップスイッチで簡単に設定できます。残念な点は、ブラシモーター専用で、ブラシレスモーターには対応していないことです。
もう一つは、ドイツの『ELMOD』製の『タンクモジュール・プロ(ThinkTank Tank Module PRO)5701』と言う製品です。
こちらは、れっきとした、スケールラジコン専用のものです。タミヤさんのフルオペ装置の豪華強力仕様といったところです。
様々な動きをシミュレートできる高機能アンプですが、こちらも、ブラシレスモーターへは対応していません。
さらに、機能を拡張する為には、サウンドモジュール、PCコネクター、スピーカーなど必要になりますので、少々お高くなるようです^^;
しかし、このサウンドモジュールは、もともと以下の24種類の戦車の音源が入っていますが、さらにマイクロSDカードを利用して、ELMOD社から様々なミリタリー車両から船舶の実車サンプリングのサウンドモジュールをダウンロードして、アンプと連動して再生することができます。
Tiger I (1)、Tiger I (2)、Sturmtiger、Tiger II (KT)、
Pz III (1)、Pz III (2)、Pz IV、Möbelwagen (1)、
Möbelwagen (2)、Panther (1)、Panther (2)、
Panther (3)、Jagdpanther、Sherman M4 Diesel、
Sherman M4 Gasoline、Pershing、T34-76、T34-85、
M1 Abrams、FlaPz Gepard、Leopard 1、
Panzerhaubitze PZH 2000、M41(1)、M41(2)
ちなみに、前者のSabertoothはサウンドシステムはありませんが、スクラッチモデルのSU-122に、後者のELMODの製品は、先にご紹介の、VERIOのシャーマンに搭載してみようと思い、思案中です.
しかし、Sabertoothの方は、問題なく設定でき使い勝手もよさそう(汎用型アンプですから、、^^;)ですが、ELMODの方は思ったほど、すんなりいかないようです。
色々、思案したり、試したりしてみますが、うまく機能しません。
モーターだけのSU-122に搭載してみても、しっくりきません。さて、どうしたものか、、、、。

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