2014/11/16

ピアノの中には妖精が住んでいる  ピアノ

今日は、北海道の東方面や北の方から、飛行機や、夜行バスや、御主人の運転する車に乗って来られた、ピアノの先生方の長いレッスンが続きました。

中には、『小さいおじさん』の話の先生も。。
ご本人の演奏も、今日のレッスンの中で、とても変わってくれて、フレーズの長い、聴き応えのある演奏になりましたが、教える方も、相変わらず頑張って、なかなか言うことをきいてくれない生徒ちゃん達を相手に、一生懸命考えて指導されていて、素晴らしいと思いました。

手に力が入り過ぎて鍵盤の上でつぶれているお子さんに、手の形を直した方が音が揃うとか、良い音になるとか言っても、興味を持って聞いてもらえないので、今度は「妖精がいる」作戦。(笑)

「そんなに手がつぶれていると、妖精が潰れちゃうよ。ほら、苦しがってるよ。」というと、びっくりして、気にしてくれるようになったそうです。
(あ、付け加えるまでもない事ですが、どんな音型も100%卵を持つように・・ではないです。)

呼吸の仕方も、大人のように言葉で伝えても、子供にはなかなか伝わりません。そこで・・「この辺に、キラキラした小さい妖精が飛んでるでしょう?吸い込むときれいな音が出るよ。」というと、息を意識してくれるようになったとか。

もう、なんか、ホントに素晴らしいです。(^^)

ところで、先生が弾いて聴かせると、モノマネになるから弾かない方がいい、、というご意見もあるようですが、良い実例、悪い実例を、例えワンフレーズでも、目の前で具体的に弾いてみせることで、分かってもらえることは非常に多いです。

小さい生徒ちゃん達だけでなく、例え、音楽科卒のピアノの先生であっても。。

今日も、例えば、ペダルとバスとバス以外の左手の音のバランスをどうするかで、どれほど左手が音楽的になるかということを、ほんの2小節ほど「実演」することで、「全然、チガウ!!」と、納得してもらえました。

ピアノの先生ですらそうなのです。

ですから、お子さんたちは、しかも、日常生活の中で「良いクラシック音楽」が聴こえていることが、なかなかない、日本のお子さんたちには、弾き方(技術)はもちろんですが、音色も、表現も、ちょっと実例を見せて、違いを分かってもらうことで、その後が変わっていくと思います。

1個の音が、全然違う・・二声弾いたらもっと違う・・そういう実演を、するとしないでは、ピアノの楽しさ、素晴らしさの伝わり方は、ぜんぜん違ってくると思います。

そういう「全然、チガウ」ワンフレーズを弾いてあげるためにも、多くのピアノの先生方が、学びに来てくださっていることは、素晴らしい事だと思います。

別に、コンクール等目指さなくてもいいのです。

あまり難しくない、小さな曲を、1曲、美しく仕上げて、コンサートで弾く程度なら、なんとかできます。
上記のピアノの先生は、3人のお子さんを抱えて、一人は、まだ小さくて、抱いて飛行機の座席に座って札幌へきて、ベビーホテルへ預けて、レッスンに来られています。

地元の若いピアノの先生から、「結婚して子供ができても、ピアノって、できるんですね。」と言われて「できるよ♪(^^)」と言えたことが嬉しかったそうで、子供ができたら演奏は続けられないのではないかと思っているピアノの先生方の励みになれたら・・と言って、ブログネタにすること、OK頂きました。


教材研究も大事ですけれど、その前に、ピアノの弾き方、音楽の表現の仕方の研究をする方が、つまり、ご自分がピアノを弾いて学ぶことの方が、生徒さん達の演奏を良くしてあげられると、私は思っています。


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2

2014/11/3

音楽という言語(2)マトリョーシカ  ピアノ

音符の1個1個は、言葉でいえば、ひらがなや、カタカタの、1個1個と同じです。

大抵は、2つ以上つながって、意味のある単語になります。「うみ」、「そら」、「ひと」などなど。。短い単語も長い単語もあります。それをモチーフと言ったり、短いフレーズと言います。

それを見極めて弾かなければ、言葉でいうと・・・

ワタ  シハカ  イシャイン  デス

・・と1個も間違えずに読んでも、人には何を言いたいのか伝わりにくいですよね。全く日本語の分からない外国人に無理やりローマ字で書いた日本語を読んでもらったような感じ。

ワタシハ カイシャイン デス

と、いちいち止まらなくてもいいけれど、まとまりを意識して読まなくては分かりません。


そして、その短いフレーズ(モチーフ)を組み合わせて、ひとつの意味を成す文章ができあがります。文章を長くとらえる方が、ステキになります。


音楽って、弾くときも、多分、踊る時も、スケートで滑る時も、このまとまりを、意識しているのといないのでは、エネルギーや集中力の配分が違ってくると思うのです。


例えば、バイエルのような簡単な曲でも、ちゃんと形があり、文章になっています。

1ページに、4小節ずつ、4段、合計16小節で書かれている場合で言うと・・・

最初の1段の、4小節がひとまとまりで、2段目の4小節も1段目と似ていてちょっぴりどこかを変えられたひとまとまりで、その下の3段目と4段目は、8小節がひとまとまりになっている形がけっこう沢山あります。


それは、3つのまとまりと考えるより、「一人分の、カップとお皿とスプーン」とよく言っています。3つのものだけれど、3つ揃って、やっと一人分。つまり、ワンセットです。
後半の8小節の(長い方の)フレーズに「大事な、言いたいこと」がこめられています。

最初の2段の方が強い音で書かれていても、どんどん先へ(後半へ)向かって進もうと思って弾き、後半の8小節で、「これがやりたかった!」という感じに思いを込めて大事に、ていねいに弾くと素敵になりやすいです。

その後半8小節が、よく見ると、2小節+2小節+4小節のワンセットになっている場合もあります。そして、さらに良く見ると、その後半の4小節の中に、1小節+1小節+2小節のワンセットができていることもあります。

そういうのを、マトリョーシカ・タイプ、と説明しています。(^^)



バイエルではないのですが、小学校低学年の生徒ちゃんの曲がそうなっていた時、マトリョーシカの話をしたら、なんと(!)、マトリョーシカを知っていてびっくりしました。

知っていてくれたお蔭で、とてもよく分かってもらえて良かったです。形を考えて、どこまでひとまとまりに弾くかを考えて、そして、それぞれの小さいフレーズ(モチーフ)の中の大事なポイントを探して・・・・・

あまり細かい話は文章でだけでは伝わらないので、ここまでにしますが、こういうことを、小さいうちに習っていたら、大きくなったとき、部活や勉強が忙しくなってやめたとしても、気が向いたら楽譜を買ってきて、知らない曲を、自分で考えて、素敵に弾けるようになると思うのです。

だから、音大へ行く行かないは関係なく、「素敵に弾くために、考えるべきこと」を、小さいうちから伝えてあげたいと思っています。

もちろん、モチーフやフレーズの前に、音と音を「つなげる」ためには、どう弾くか・・という技術的なことも、完璧にできなくてもいいから、やはり小さいうちに伝えておきたいことと思います。

今、多くのピアノの先生方がレッスンに来られていることは、ご本人の演奏力を磨くためだけでなく、そういう大切なことが小さい生徒さん達に伝わっていくことだと思うので、大変嬉しく思っています。

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写真は、2006年に、モスクワ音楽院のマスタークラスへ(コンクール入賞の副賞で受講費全額免除で)行ったとき、ホテルから音楽院までの途中の道で見かけた、マトリョーシカの屋台です。

屋台?露店?移動できる感じでしたから屋台でしょうか。。びっくりしました。

ロシアは、とにかくあちこちで、めちゃめちゃ、マトリョーシカを見かけました。ホテルの近くの地下鉄駅には高さ3mくらいの巨大なマトリョーシカが立っていて、胸の辺りに窓が開いていて、タバコ屋さんになっていました。


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3

2014/10/10

音楽という言語(1)  ピアノ

20代までは、音楽とは、感性で「感じる」ままにするものなのだから、そこに理屈を持ち込むなんて邪道だ・・と思っていました。
 
でも、30歳から延べ8年(2+3+3年)お世話になった3人のハンガリーの先生方(おひとりは東京、お二人は札幌に住まわれていました)のレッスンで、度々、「楽譜がこうなっているから・・」という説明の元に、表現のアドヴァイスがあり、そういう目で楽譜をよく見ると、そこは表現のヒントの宝庫でした。
 
さらに、30代半ばから10年間お世話になった、東京の音大でも講義されている作曲家の先生も、非常に的確な表現で、楽譜を根拠に、表現のアドヴァイスをされ、それが、「腑に落ちる」感じで、レッスンの最後には、「私はこういう風に弾きたかったんだ・・」と目から鱗が落ちるように感じました。
 
楽譜を良く見て「考える」ことは、「感じる」ことの邪魔をするどころか、「感じる」ことを助けてくれるものでした。
 
自分の勝手な解釈・・・というのとは、違うのです。
 
某所で、自分の勝手な解釈の押し付けというのではない「伝統の継承」といったものがあるのではないか・・という、素晴らしい言葉で表現されていましたが、まさしく、そういうことだと思います。文章の読み方のようなもの・・・。
 
 
あくまでひとつの例ですが、「2回同じことがあったら、2回同じに弾いてはいけない。それが西洋音楽のルールだ。」と、西洋人の先生が仰ると、それだけでも、「なるほど!」と、意識が変わるわけです。そういった、明確で、応用のきくアドヴァイスを沢山頂いて、いつの間にか、楽譜の見え方が少しずつ、変わっていきました。
 
それらは、レッスンでも生かすことができるものでした。バイエルも、ツェルニーも、ちゃんと考えると、まるで別の曲のように、とても素敵に、聴こえました。
 
音楽という言語(language)で語りなさい・・・と、帰国される時(お別れのとき)に、素敵な言葉を書いてくださったハンガリーの先生がいらして、人に語るように演奏しようと思いました。
 
フレーズ・・・文章のひとまとまり・・・をどう設定して読むか、つまり、演奏するかで、雰囲気は大きく変わります。
 
大抵は短くとらえられています。
 
スラー=フレーズ、と思ってらしたピアノの先生が、片手では数えられないと言うと、「もう1人数えてください、(^^;)/ 」と手を挙げた先生も・・(^^) そのユーモアと謙虚さが素敵だと思いました。
 
そうなんです、もっともっと長く作れた方がいい。スラーがフレーズと一致する「場合もある」という感じです。しかも、短いフレーズ、「モチーフ」と私は言っていますが、言葉でいえば「単語」のようなもの。単語を連ねて、文章ができるわけです。
 
つづきます。
 
 
 
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2014/10/8

ずんだ ずんだ ずんだ 宮城  ピアノ

タイトルは、4拍子で、ずんだは、「ずん」が長い、付点の(スキップの)リズム、「みやぎ」は3つの音の長さが同じ、3連符です。・・・・冗談です。


レッスンで、幼稚園の年中さんにアナリーゼ(楽曲分析)の入り口みたいな話をしていて、3部形式の曲を「サンドイッチの形」と説明し、まんなか(中間部)をおんなじように弾いたら、パンとパンの間にパンがはさまってるみたいでつまらないよね、と言って、自分でウケて笑ってしまいました。(^^;)

まんなか(中間部)は2小節のモチーフが、音程だけちょっと上がって、2回繰り返されていることを話すと、「おんなじだーー!」と、びっくりして感動してくれていました。

うんうん、その調子♪

「音符が読める」ではなく、「楽譜が読める」子になろうね♪(^^)


♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪


以前、もっと体力あったころは、東京レッスン中に、3時間くらいでも間があったら、美術館へ行ったりしたのですが、最近なかなかそういうことができなくて、先日も、レッスンと、その合間の自分の練習だけで、何もしないで帰ってきてしまいました。

ただ、池袋で2つ利用しているスタジオのひとつは、すぐ向かいに「宮城ふるさとプラザ」があり、レッスン帰りによく買い物をします。(8時までなので、間に合わない時もありますが)

最終日に買った、今回の自分へのおみやげ♪

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もう、復興に協力などという次元ではなくて、本当に、大好きなんです。特にずんだ饅頭(右)は大が5つくらいつく大好き。ほぼ、ずんだでできているというか、ずんだの塊に薄〜い皮をまとわせた感じで、枝豆の香り豊かな餡が美味しいです。

笹かまぼこのずんだ入り(左)は、初めて見つけて買いました。ほのかな甘みを感じるずんだ入りのかまぼこは、不思議な味です。ずんだ大福(中央)もしっとりした薄めのお餅の中にたっぷりのずんだ餡で、美味しいです。

東京にお住いの皆様、是非どうぞ♪


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3

2014/10/7

○の、その先 〜結弦君も、ツィメルマンも、できたところで終わらない  ピアノ



できなかったら、できるまでやる

できるようになったら、完璧にできるまでやる

完璧にできるようになったら、何度でも完璧にできまでやる



これは、いかにも羽生結弦らしい考え方と思いますね。だから、世界一になったのでしょう。(こういう考えなら、必ず世界一になれるわけではもちろんないですが。)



一方、ツィメルマンは、1曲を人前に出すまでに10年かけるそうです。彼くらいのレベルなら、難しい曲でも1か月や2か月あれば弾けるでしょうに。。

つまり・・・できるようになったところから、10年、なのですよね。

あ、できた、弾けるようになった・・・で終わりではなく、そこからが出発だと、私も思うわけです。


最近教えている小学生の生徒ちゃん、ピアノを始めてやっと1年です。連弾(ディアベッリ・旋律的小品集)で、私がいっしょに弾くと、かなり格好よく聴こえるので、弾けるようになって○にする時、「○にはするけれど、弾きたかったら、何回でも持ってきていいよ♪」と言います。

すると、必ず、○になった後も持ってきます。そして、また弾いて、レッスンしていると、さらに、素敵になっていきます。


つまり、弾けるようになった後、「追究」する楽しさを覚えてほしいのです。

ピアノは、○の数や、終わった教則本の冊数に価値があるわけではありません。

素敵な曲を弾き続ける楽しみや「もっと素敵にする」という姿勢を、小学校低学年でも分かってほしくて、そして、それを「自分がしたいから、する」という形で、してほしくて、「また持ってきてね」ではなく、「持ってきてもいいよ」というわけです。

「★★ちゃんが弾きたかったら、何回でもつきあうよ」と。

ねらい通り(笑)、時には、ずっと前に○になった曲と、前回のレッスンで○になった曲と、新しい曲と、連弾3曲持って来てくれたりします。

いつもはお仕事で来られないお母様が、お仕事がお休みの時に見学に来られ、「感動しました。」と言ってくださいました。ピアノを習い始めて1年でも、お母様を感動させる演奏が可能です。

○の数や、終わった本の数を誇るのではなく、追究し続けて、曲の感動を深めることに喜びを見出す人に育ってほしいと思っています。

それはきっと、ピアノ以外にも、良い効果があると思っています。(^^)

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2014/10/5

本物の月光  ピアノ

名曲を、そのままでは難しくて弾けないので、簡単に編曲したものを弾いて楽しむという事は、よくあります。もちろん、そういう風に楽しむのもいいと思います。
ただ、本物の魅力には、遥かに及ばないのは確かで、弾く感動も、遥かに及ばないのも確かです。

数年前に、私より年上世代のバイエルレベルの方が、うんと簡単に、短く編曲された楽譜で、ベートーヴェンの月光の第1楽章を持ってレッスンに来られました。

いわゆる大人の音楽教室のような感じの所で、そういう簡単バージョンの有名なメロディーを、沢山されていたそうです。

その曲でレッスンを始めたものの、調も、音程も、リズムも変えられた「月光」に、私がどうしても耐えられなくて・・・。

本物の月光の楽譜を出してきて、第1楽章を全部弾きました。
その結果・・・「いやぁ〜、ステキ!!全然違う〜!!こっちの方が全然ステキ!!」と、大感激してくださって、簡単バージョンよりずっと手数や時間はかかるけれど、本物の月光を弾くことになりました。

もちろん、ひたすら練習して、弾けるようになってください・・・なんていう話ではありません。

音楽の基礎である時間の感じ方、1拍目の重さなどの話から、声部という概念、各声部を弾き分ける方法、その練習の仕方、技術的な鍵盤への接し方、入っていくスピードや、打つ深さのコントロール、などなど。

そういったピアノの先生方にもお伝えしているような事と共に、もうひとつ重要な勉強が必要でした。

楽譜を読む、ということ。

なぜ、簡単バージョンで弾くかというと、技術の問題の他に、楽譜が難しいというのも大きな理由です。だからといって、読めるようになるために沢山の練習曲を弾いている時間(年月)は、熟年世代にはありません。

書く勉強を並行して取り入れるなどの工夫で、乗り越えました。

期間は長くかかりましたが、書いてある音を、ただ間違えずに弾くというレベルではなく、表現も含めて、弾けるようになりました。

そして、ご事情で数年お休みされた後も、弾けたのです。

現在は、ショパンの、もちろん本物の、ノクターンを勉強中です。

これからまた、1ヶ月か2ヶ月か、ご事情でピアノを弾けない環境に行かれることになりましたが、ピアノがなくても、楽譜を書いたり読んだりして、「楽譜と親しむチャンスにしましょう♪」ということになりました。

きっとまた、一段と楽譜が楽に読めるようになりますね。
11月くらいに、またレッスンでお会いできるのを楽しみにしています。(^^)


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2014/9/29

嬉しいメール  ピアノ

大阪から東京へ移動した日、疲れも飛ぶような嬉しいメールを頂きました。許可頂いて掲載させて頂きます。
…………………………………………………………………

今日もレッスンでたくさん大事なことを教えて頂いてありがとうございました。
今まで何度か教えて頂いていたことについて、少しずつ実感をもって理解できるようになってきた気がしてうれしいです。

まだまだこれからですが、4月から半年でこんなに楽に弾けるようになるとは思っていませんでした。
そして楽に弾けることが音楽的になることと結びついていることを教えて頂いて、
お稽古に取り組む気持ちが変わったことが一番うれしいです。

今迄は一生懸命やろうという気持ちはあっても、それが全部余分な力にまわってしまっていて、
それすら演奏の邪魔をしているということが、わかってきました。

お花のレッスンでは、私は生徒さんの指導をする側ですが、
やはり上手にいけたいと一生懸命やりすぎると、収拾がつかなくなってしまうことも多く、
見どころをぐっと力強くアレンジしては、またふっと力を抜いて軽く生けるというバランス、抜け感が大切、とお伝えしています。
いろいろと違う点もあるけれど、ピアノもお花も美しいものを作り上げていくという面では共通しているのかな、と思いました。

今日の先生の愛の夢をきいて、ペダルがなくなる瞬間の心地よい澄み切った感じ、印象的でした。

また明日からお稽古、頑張ります。
ありがとうございました。
……………………………………………………………………

まだ完全には楽になりきれない部分もありつつも、半年で凄い変わり方をされて、ピアノを弾く体勢がほぼ別人です。

お花のレッスンに結びつけるなど、深く考えて受け取ってくださるからかなとも思います。

受け取ってくださる皆さんと出会えていることを、本当に幸せに思います。

明日からの東京レッスンも、頑張ります!!(^^)

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羽生結弦くんの今季のショートプログラム、
ショパンのバラード第1番を、色々な角度から解説しています。

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■■羽生結弦選手SP・ショパン・バラ1シリーズ■■

(どこから、どういう順に読んで頂いても大丈夫です。)

■新SP・ショパン:バラード第1番
http://ameblo.jp/shiawasedesu/entry-11885869128.html

■誰がショパンを弾いたか
http://ameblo.jp/shiawasedesu/entry-11897367046.html

■con fuoco 炎をもって 〜 バラ1に何を求めるか
http://ameblo.jp/shiawasedesu/entry-11898378627.html

■続・誰がショパンを弾いたか〜演奏の微妙な差こそクラシックの面白さ
http://ameblo.jp/shiawasedesu/entry-11907107468.html

■続々・誰がショパンを弾いたか 〜音楽の山
http://ameblo.jp/shiawasedesu/entry-11912315168.html

■ショパンは、バッハを愛した
http://ameblo.jp/shiawasedesu/entry-11914223150.html

■ショパン・バラード第1番 〜イントロの役割とは・・
http://ameblo.jp/shiawasedesu/entry-11917006931.html

■ショパンが、どれほど、バラード第1番を愛したか
http://ameblo.jp/shiawasedesu/entry-11913872566.html

■ショパン・バラード第1番 〜孤独な旋律:第1テーマ
http://ameblo.jp/shiawasedesu/entry-11915296197.html

■ショパン・バラード第1番 〜ひそやかな舞:第1テーマ(2)
http://ameblo.jp/shiawasedesu/entry-11922919011.htm

■浅田真央さんの「バラ―ド第1番」
http://ameblo.jp/shiawasedesu/theme-10083676454.html

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2014/9/21

ピアノの鍵盤にはさわってから弾きましょう  ピアノ

珍しく、幼稚園・年中さんのお子さんのレッスンをお引き受けすることになりました。

大人の方は、音大卒の方も、そうでない方も、全く区別せず、お引き受けしています。でも、小さいお子さんの場合は、毎週レッスンがあった方がよいのに、私が毎月1週間も東京大阪へ出張で留守なので、それができないことと、お子さんの生徒さんは殆どいないので、普通の発表会をしてあげられないなどの理由で、私に頂いたお話しでも、ご相談の上で、うちの門下生のピアノの先生方をご紹介することが多かったのです。


でも、今回、お母様が東京の有名音大を出られたピアノの先生で、発表会もされるので、その発表会に出せばいいので、大丈夫です、、と言って頂き、とりあえず、1回レッスンを・・ということになりました。

ピアノの先生の前で、公開レッスンする気分でしたが、びっくりするほど飲み込みのよいお子さんで、大変楽しく、あっという間に時間が過ぎました。

そのAちゃんは、思い切り指を伸ばして、5cmも10cmも上から、指を叩き落とすようにしてピアノを弾いていたのですが、、、

「よ〜く見ていてね♪」と言って、まず、その子と同じ弾き方をして見せ、すぐに
「もう一度、よ〜〜〜く見ていてね♪」と言って、鍵盤に、一瞬、触れてから弾く弾き方を見せて、「どっちがいいと思った?」と聞くと、「さいご」というお返事。。(^^)

そうなんです、この2種類の弾き方、4歳児が聴いても分かるくらい、露骨に変わります。

準備するという意味で「Preparation」という言葉を使われる海外の教授や演奏家の方が多いですが、お国は関係ないようです。私が長く継続してお世話になった、ハンガリーの先生方や、P国の超有名ピアニスト、そして、日本人でも、モスクワ音楽院の付属校から継続して学び、モスクワ音楽院を卒業されて、なおかつ、重要なことは、音楽院の外での、個人レッスンで学んだという先生に、東京で、(私が仕事しているスタジオへお越し頂いて)集中講義をして頂いたことがあるのですが、そういったレベルの先生方は、触れてから弾く派でした。


ただ、、留学した方でも、よほど運よく、よほど熱意のある先生に出会えて、根気強く、繰り返し、繰り返し、直してもらわなければ、できないことなのです。多くの先生は、大人になってから直せると思わないのか、そういったタッチの事を何も教わらずに留学から帰って来る方も多いのです。


もちろん、どう弾いても自由です。

でも、ピアノの鍵盤は、元の位置へ戻ろうとする力が働きます。離れた位置から打ち落とすと、その反発力が、指に衝撃となって伝わり、指や手や腕に負担をかけますし、叩きまくることで、指先の感触は無神経になっていきますから、鍵盤の動き、スピード、深さなどをコントロールすることが難しくなり、雑な固い音になりがちです。

・・というわけで、私は触ってから弾く派です。30年近く前から。でも、伝えるのも直すのも難しいです。

ところが・・・できちゃったんです。。その、4歳のAちゃんが、その場で。。

もう、衝撃的な「事件」でした。笑っちゃいました。(^^;)


私が2種類弾いて見せたのがよほど印象的だったのでしょう。それにしても、大人が何年もかかることを、凄い!!(^^)

その後は、1小節の箱を感じる話とか、どこまでがひとつだと思う?とか、上っていく音型をすこ〜〜しずつ強くして、一番高い所でちょっと頑張ってみようかとか、、表現に関わるレッスンを色々して、それも、どんどん変わってくれました。

終わった時、お母様が、「先生!すばらしい!!」と拍手せんばかりに感激してくださって、私も大変嬉しかったですし、私が直接レッスンさせて頂くということに、その場で決まりました。


お母様の価値観も大変嬉しいものでした。

ご自分が音大を出たからと言って、音大を目指しているわけではないし、コンクールで賞をとることを目指しているわけでもない。。そうではなく、「本物」を分かる子に育てたい。本物の、良い音色、良い音楽が解るようにしてあげたい、という、素晴らしい価値観をお持ちなので、私も、心から喜んで、お引き受けすることができました。

よかったです。もう、めちゃくちゃ楽しみです。(^^)


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■浅田真央さんの「バラ―ド第1番」
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2014/9/16

パトリックのレッスン、肩甲骨、音のない白鳥  ピアノ

パトリック・チャンさん、素晴らしいお人柄ですね。本当に真摯なレッスンで、しかも、自分が大変な努力の中で分かったことを惜しげもなく伝えてくれて・・というより、TVですから公開してくれて、感動しました。望結ちゃんも、それを一生懸命受け止めて、凄い変わり方でした。素晴らしい集中力ですね。

腕の動きで「背中から」とアドヴァイスされていましたが、要するに、「肩甲骨から腕」という感覚で動かすと、動作は大きく美しくなります。また、(慣れれば)それまでより楽にも感じます。さらに重心を下ろし、全身がつながってバランスが取れれば、余計な力を抜きやすくなり、楽器の演奏や、家事も楽になります。(車の運転をする門下生はハンドルを切る動作まで楽になったそうです。)

音大を出た方でも、肩がギュウっと上がっていたり、背中がカチカチに固まって、肩甲骨が動かない状態で、肘から下に力が入り過ぎたりして、手や腕が痛いという方に沢山出会いました。楽器の奏法でもそういったことに着目される先生が増えればいいなと思います。


結弦君は試合でリンクに出ていく時、よく、肩甲骨をぐるんと回してほぐしてから出ていきます。2011年、見始めた最初の頃から、その動作を見て、「あ、分かっている」と思ったら、なんと、愛読書が『医学書』とのことで、「やっぱり・・・」と思いました。(^^)

肩甲骨ぐるんの意識があるからこその、白鳥の翼だったり、美しいレイバックイナバウアーだったりするのですよね。

・・というわけで、パトリックから始まって、ピアノの話になって、結弦君の肩甲骨でまとめます。(笑)

以下の動画は「この動画では著作権で保護された音声トラックが使用されていました。著作権者からの申し立てにより、音声トラックはミュート状態となっています。」と但し書きがあり、音がありません。是非、音のない、演技だけの白鳥をご覧になってみてください。

音楽に感情が引きずられない状態で、目だけで集中してみると、動作の柔軟性、美しさが本当にわかります。素晴らしい才能と、愛読書医学書の知識に裏打ちされた演技です。



この後、ジャンプやステーティングなどで素晴らしい成長を遂げて、今の三冠がありますが、このころから柔軟性と美しさは独特のものがありました。

もうすぐ、フィンランディア杯。どんな演技を見せてくれるのか、楽しみです。

★BS朝日で放送予定だそうです。
・男女ショート⇒10月12日(日)夜6:54〜8:54
・男女フリー ⇒10月13日(月・祝)夜7:00〜8:54



最後まで読んでくださってありがとうございます。

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2014/9/15

笑ってしまうほど楽になったりすること信じてもらえるかどうか・・  ピアノ

はい、本当に、笑っちゃったんです。「あはは〜、楽〜!」って、思いっきり。(^^)

コンサートを控えているのに、ちょっと、体の使い方がうまく行かなくなってしまったピアノの先生が、思うように音が出ない・・手が痛い・・となっていた状態から、今日の1回のレッスンの中で、重心を降ろせて、足も使えて、肩甲骨から腕が使えて・・・と、どんどん変わって楽になり、音も響くようになりました。凄い変わり方でした。私も、一緒に笑っちゃいました。

身体の使い方は、ダイエットのリバウンド・・どころではない程、元に戻りやすいものです。しかも、体にとっては、過去の弾き方の方が、慣れ親しんだ動きで違和感がなかったりするので、自覚しにくいです。

元々が無理のある弾き方で、手を傷めたりされていた方の場合は、レッスンを重ねて、手が痛くならずに無事にコンサートを終えても、新しい曲に取り組み始めた途端に、また手が痛くなったりします。

では、進歩がないのか・・というと、そうではないのです。

身体は、記憶はしているのですが、長年慣れ親しんだ弾き方の方が出てきてしまいやすいというだけなのです。

徐々に、今、自分の体のどこがどうなっているかといったことが分かってくると、レッスンでの直り方が早くなります。今日のように、1回のレッスンの中で笑ってしまう程楽になり、同時に音も響くようになるなど、大きく変われたりします。今日のように、40代の方でも、つい、30代までは弾けなかった曲が弾けたりします。やはり、積み重ねることの価値は、大きいと思うのです。


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そうそう、大分前の話しですが、私が体の使い方を指導することを批判されている方がいらしたのですが、危険なことはしていません。お医者さんや整体師さんなど、専門家からの知識で学び、20年以上の長い年月をかけて自分の体で実践しながら積み重ねてきたことです。

また、幸いと言うか、うちには、お医者さん、看護師さん、理学療法士さんなど、医療の専門家が何人もレッスンに来られていて、皆さん5年から8年も通われています。私がもし、変なことを言っていたら、そういう体の専門家の皆さんが、レッスンに通い続けるはずはないと思います。

もちろん、人には体の動きのくせがあって、すぐにはなかなか上手く行かない場合もありますが、諦めずに、まずは、身体感覚、自分の体がどう動作しているかを感じられるようになったり、重心がわかるようになったりするうちに、徐々に、必ず、楽な方向へ変わっていきます。
長年の腱鞘炎から解放された方も何人もいらして、そういうことで、お役に立てることが心から嬉しくて、頑張っています。


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