2015/3/22

学びに出会う運命の流れ  ピアノ

レッスンというものは、受ける側の、その知識に対する解釈や、

取り込む意欲など色々な要素で、いくらでも意味も価値も変わります。

私が伝えることを取り入れようとして、レッスンを続けている皆さんが

沢山いてくださることを、心から嬉しく思っています。


熱心に学び、素晴らしい成長ぶりの、若いピアノの先生が、

あるピアニストのコンサートを聴きに、東京まで行った話をしてくれました。

その奏法が、私が一生懸命伝えている奏法を、完璧に形にしたような弾き方で、

私がいつも言うことが、あれもこれも全部、理想的にできているのだそうです。

そして、その弾き方で奏でる音楽は、素晴らし過ぎて、

聴き終わってすぐに立ち上がれない程だとか。。

ハンガリーではなく、ロシアのピアニストだそうです。

結局、国の違いより、個人の違いの方が大きいのではないかと、思います。

言葉としては「ロシア奏法」などという言葉がありますが、

ロシアのピアニストが皆同じ弾き方をしているわけではないし、

ハンガリーの先生から教えて頂いたのと同じことを、

ロシア人の先生が仰っていたこともあるし。。


「奏法」ということから、「学ぶ」ということに話が広がりました。

その中で、私の所へ来ようと決意するまで、たった1ヶ月くらいの間に、

運命の流れのように立て続けに色々あって、私に出会ったという話を、

感動して聴きました。


私にも、運命の流れがあったのを思い出しました。

ハンガリーの最初の先生とは札幌でのリスト音楽院セミナーで出会いました。

凄くお上手に弾いている方に「楽譜しか聞こえてこない。

そこに命を吹き込むのが、君の仕事のはずだ。」などと、

とても厳しい事を仰る場面を、複数拝見しましたが、

価値観の在処に共感できたので、その場でご相談し、東京へ伺うようになりました。



そして、その先生から、2番目の先生を勧めて頂いたのです。

「私の友人が札幌に住むから、是非習いなさい。」と言われ、

そんな計画があるのを知らなかったので、驚いて

「お友達がですか?」と聞き返すと、

「そうだ。友人だ。彼は、君とは反対のタイプだから、

習うのはとても君のためになる。」と言われました。

「君は私と同じタイプの人間で、感情で音楽をする。

彼は、構成を先に考え、その中に音楽を入れる。

君にはそれがとても役に立つだろう。」とのこと。

「同じタイプ」だなんて、とてもとても、畏れ多いのですが・・


でも、確かにフィーリングで弾いてしまいがちだった私を、

基本の基本から、辛抱強く、直し、導いてくださった2番目の先生は、

本当に、絶対に、私に必要な先生でした。


習おうと決意してすぐ、マネージャー役をされていた先生からご連絡を頂き、

レッスンが実現しました。

3番目の先生もまた、偶然、2番目の先生からご紹介頂きました。


2番目の先生の帰国が近づいたころ、某大での公開講座を聴きに伺った時、

休憩時間か開演前か忘れましたが、迷い込んだスペースに、

3番目の先生がいらして、そこへすぐに2番目の先生がいらして、

偶然、ご紹介頂くことになりました。

「ノタニさんだ。」と2番目の先生が紹介してくださって、

続けて「私の生徒だ。」と仰るとばかり思ったら・・・・

「とても良いピアニストだ。」と仰ったので、感動で一瞬絶句しました。


最初は一大決心で、、その後は、次々と勧められたりご紹介頂いたりして、、

運命が流れていきました。

それぞれの先生に出会った順番も、奇跡的に私には良かったのです。

私は、本当に、ラッキーでした。その話はまたいずれ・・・


最後まで読んでくださってありがとうございます。


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2015/3/21

バラ1を弾くピアニストたち【6・カツァリス】ショパン・バラード第1番  ピアノ

シプリアン・カツァリスは、フランスのピアニストです。「ショパンを弾く」というタイトルで教育TVでレッスンをしていたことがあるのを、ご記憶の方もいらっしゃるかもしれません。チャイコフスキー国際コンクール、エリザベート王妃国際コンクールなどの入賞歴があります。

個性豊かな演奏です。普段隠れている(主役ではない)声部、内声(ソプラノやバス以外の内側の地味な役割の旋律)やバスを強調することで、その曲の意外な姿を見せてくれます。ショパンのワルツ集のCDでびっくりした覚えがあります。

演劇に例えれば、脇役を、主役より目立たせる演出と言うと伝わりやすいでしょうか?

そこまで内声を強調して弾いてほしいと、ショパンが思ったかどうかは、また別の話です。

でも、もし、ショパンの意には添わなかったとしても、「この曲には、こういう魅力もあるんだよ。」と見せてくれるような演奏は、それ自体、魅力も価値もあると思います。

実際、ショパンはあらゆる声部が素晴らしい!!

ショパンを弾かれるときは、是非、是非、各声部をバラバラにして、吹奏楽などで言えば「パート練習」をゆっくりしたテンポで、じっくり、その美しさを味わいながら、して頂きたいと思います。

「え?ここに、こんなメロディーあった?」となると思います。そうすることで曲への理解が深まります。



バラードでは、脇役の強調は、ほんの少しですが、もっと内声を強調したワルツ、載せておきます。ひらひらと速いところで、内声を強く弾いています。意外な面白さで、「こういうのも素敵かも・・」と思わせます。(カーネギーホールでの演奏です。)





最後まで読んでくださってありがとうございます。


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2015/3/21

今までの自分では信じられないほど・・・   ピアノ

(長くお休みしましたが、こちらのブログも更新再開します。)

しばらく前の話ですが、本番が無事終わった方から、

感激が伝わってくる報告メールを頂きました。

ご了解のもと、ごく一部分、掲載させて頂きます。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
今までの自分では信じられないほど暗譜が安定していたこともすごいことですが、今回は先生の運指に衝撃をうけました。
上達は亀のように遅いですが、毎回このように発見があり先生には感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。m(_ _)m
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


この方、学生時代は、「あなたの指は動かないから・・」と、

和音を叩く曲ばかりさせられていたそうですし、

本番はすぐ「真っ白になって」暗譜も危なかったそうです。

そういう方は多いです。


レッスンに来られた時には既に40代、今やアラフィフですが、

レッスンで弾き方を変える努力を重ねることで、

学生時代には絶対に弾けなかったという、忙しく指を動かす曲を、

今は人前で演奏されています。


40〜50代のピアノの先生方がうちには多く来られていますが、

なぜかと言うと、そういう年代でも、変われるからです。

そして、そういう年代でも変われるという事の重大さを、理解されているからです。


音楽が好きだからこそ音大へ行ったのに、

その音大時代に周囲より下手だと劣等感を持たれていた方々にとっては、

弾き方を変えれば昔弾けなかった曲が弾けるというのは、とても嬉しいことなわけです。


もちろん、ピアノの先生方に限りません。楽になる弾き方や、

練習方法の価値を分かって下さって、取り入れようとして下されば、

職業関係なく変われます。


私の「運指」というのは、この場合、指番号のことではなく、

文字通り指の運び方、使い方のことですが、

何度か、目の前の至近距離で、曲の一部分ですが、指の動かし方も実演しました。


速い曲を触ってから弾くとどう見えるか・・・など、

ピアノのレッスンでは、口での「説明」と共に、やはり、

ほんの一部分でもいいので「実演」はできた方が良いかなと思います。

この先生も生徒さん達の成長が著しいそうで、それも嬉しい事です。


伝えることの難しさをつくづく感じることもあり、

くじけそうになることもありますが、こうして、

年齢に関わらず、進化をを喜んでもらえることがあると、

これからも頑張ろうと、思えます。


最後まで読んでくださってありがとうございます。

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