
旅路の始まり
友人らと、久々にブルトレの旅。来春廃止と噂される富士・はやぶさで九州を往復、向こうで0系もちょっと撮って乗り、でも現地は乗り鉄オンリーで観光無しの、ちょっと欲張りで贅沢?なツアー。
東京駅で友人らと待ち合わせ、大丸の地下で明日の朝までの食事を調達。食堂車も車内販売も無いのが淋しいところです。17時半頃に入線。金曜の夜、やはりギャラリーは多いです。今夜の宿は富士のオハネ5−1102。発車前の買い出しや撮影も落ち着いた頃、18時03分定刻に発車。ブルトレチャイムから始まる車内放送もさすが長距離列車、長い。
列車は、すっかり暮れた東海道を西へ。車内はほぼ満席です。併走する京浜東北線に手を振ると、応えてくれる人がいました。横浜はやはり撮影者多数。小田原を過ぎると相模湾の闇が迫り、丹那トンネルをくぐるのも久しぶり。ただ、熱海・沼津・富士・静岡・浜松・豊橋・名古屋・岐阜と、割と頻繁に停車します。昔は各列車で分担していて、こんなに停まらなかったような気が。
東海道ブルトレに乗るのは、学生の頃以来です。確か、山口線の撮影帰りにあさかぜ4号に小郡から横浜まで乗ったのが最後と記憶しています。金帯24系がデビューして日も浅く、食堂車もロビー・シャワーもあり、まだまだ華やかな雰囲気でした。
大井川を渡り、金〜菊のカーブの軋みを楽しみ、21時を過ぎると車内はもう深夜のよう。外の世界から離れ、時間がゆっくり流れています。こんなに長く話しているのに、友人との会話も尽きません。途中、最後尾のデッキへ。展望室さながら、流れる景色が直接窓ごしに見られるのも客車列車ならでは。岐阜を発車し、関ヶ原の登りを車窓から眺めてから、ベットに横になりました。米原はもう夢の中。

岐阜貨物タを通過!

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