10/12(火)曇り
病院で定期検査のため会社は休み。11時に終わったので奥様の用事やら済ませ14:05からの映画をラゾーナへ観に行った。
1,800円なり
タイトルは「13人の刺客」。感想を述べさせていただく。

ストーリーとしては拙者好みの物であり良いのだが、前半の展開が早過ぎる。もう少しそこに至る話があればもっと暴君への恨みが増して「仇を討つ」気持ちにさせられたのではないか?
全般的に後半の戦闘シーンがメインなので早くそこへもって行きたかったような作り方でした。ただ、相手が多過ぎて殺陣が雑になってしまっている。あんなに囲まれたら斬られない方がおかしいのに無傷はないでしょう。
全体を通していい演技をしていた役者さんを挙げると。
第1位 井原剛志 浪人ながら武術に身を置く剣士。型稽古では刃筋が乱れていてアルミの刀というのがバレちゃいましたが迫力は1でした。良く稽古したんでしょうね。
第2位 稲垣吾郎 一番のハマリ役です。残忍な性格とか他人の気持ちを理解しないとか現実の彼に重なる部分がありそうで寒気を覚えました。
第3位 内野聖陽 何といっても冒頭の切腹シーン(約2分間)は拙者も手に力が入るほど切迫感あり見事でした。プライベートではスキャンダルな話題を提供しているがいい演技してました。
第4位 主役の役所広司です。人間性の良いのが役柄からも感じられるいい役者です。拙者はこういう役者が大好きですね。殺陣はほとんど関心しませんでしたがはまり役であることには違いありません。
拙者としては殺陣がゆっくりと観たいので、一対一とかもう少し少人数で緊迫感のある殺陣を期待したい。間合いに入ってからの次の一手を出すまでの葛藤とか恐怖感とかを表現するようなもの。例えば三船敏郎の「・・・・」みたいなものを期待したい。「想い出せない。ど忘れ」
次に観たい映画は「桜田門外の変」かな。会社を休んで一人で観に行く積もりです。

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