◆30年ぶりに、『桃尻娘』シリーズが文庫化再刊!
久しく放置のままでスミマセン。
この数ヶ月いろいろありましたが、とにかく、最新の仕事についてお知らせします。
以前の記事でもチラリと予告していましたが・・・
実は『花物語』に続いて、小説家の橋本治さんのご本でのお仕事が始まりました。
橋本さんのデビュー作、あの『桃尻娘』が、文庫で再刊です!
長らく単行本、文庫ともに絶版だった様なので、往年のファンの方には嬉しいニュースでしょう。
このシリーズ、高野文子さんのカバーイラストの講談社文庫で読まれた方も多いかも知れませんが、
実は親本の単行本は全巻ワタシが装丁・装画をやらせて頂いて居りました。
カバー、本体表紙、化粧扉と、丸1冊のブックデザインをシリーズで任せて頂いた最初の仕事だったかと思います。
今見ると若気の至りで、気恥ずかしい仕事ぶりですが(笑)、刊行が10年に渡るロングスパンだったので、シリーズとしての統一感よりも、1巻ずつ個別の単行本として、あれこれ手法をかえて全力で取り組んでいたのを思い出します。
大変貴重な経験でしたねぇ。

今回の文庫化に当たっても、
当初はカバーや目次など含めた装丁を再度やらせて頂くつもりだったのですが、
紆余曲折あり、デザインは専門家の方にお任せして、自分はカバーイラストに専念させて頂くことにしました。
(左図)
30年ぶりにイラストを描き下ろすに当たり、発表当時の時代性に凍結せずに、
今の時代にも通じる…というか、時代を超越したPOPな気分と世界観を表現して行けたらいいな…と思っています。
『花物語』と同じくポプラ文庫より、全6巻が1年かけて刊行される予定。
隔月偶数月5日頃に発売です。
橋本さんご自身が最も愛されているビッグタイトルに、また新たな気持ちで取組ませて頂ける幸運に感謝しています。
1年の長丁場で、プレッシャーも大きいですが頑張ります。
よろしくお願いします〜。m(_ _)m
『桃尻娘』
ポプラ文庫
橋本 治
オールカラー 447頁
¥714 円 (本体: 680円)
ポプラ文庫/ポプラ社
(初版発行:2010.6.5)
ISBN 978-4-591-11755-2
≫ポプラ文庫サイト
≫ポプラ文庫/『桃尻娘』紹介ページ
≫Amazon:『桃尻娘』
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◆『銀婚式物語』の掲載スケジュールのお知らせ!
一方、新井素子さんの連載『銀婚式物語』も快調にストーリーが展開中です。
回を追うごとに陽子さんらしさ炸裂して来てる模様。(笑)
おかげさまでワタシの挿絵イラストも、下描き〜清書・仕上げまで
全部 Mac上で出来るようになって来ました。
下絵の出力〜紙でのペン入れ〜スキャナ取り込み〜線画抽出…の過程が省けるようになったのは、ちょと嬉しい。
ま、ちっさい私事だけどね。(^_^;)

・・・で、ちょっとお知らせです。
実は夏場に2回、休載の予定が入っています。
(これは掲載誌の「Web小説中公」の年間スケジュールによるもの)
只今、6月号まで発売中ですが、
●今後は7月号と、9月号は連載がお休みになるそうです。
8月号は通常通り掲載されます。
毎号、続けてご購読の方はご注意下さいね。
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「Web小説中公」は、
【A5判小冊子 】 【ウェブ】 【携帯電話】
の三媒体で同一の小説を読むことができます。
毎月10日頃に最新号が発売されます。
◆『銀婚式物語』は2010年1月号からスタートしました。
連載の予定は1年間とのこと。
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