連休明け月曜日、GW中にいろいろと具合のおかしくなったウチの犬が子宮蓄膿症か水腫の疑いで入院した。で、即日手術。
生まれてからずっとかかりつけの獣医さんは遠い上、日祭日は休診なので、急遽近所の病院に飛び込みで診察を受けたのだったが、そのまま入院の運びに…。
我が家のお犬様、若い頃よりてんかん持ち故に全身麻酔はハイリスク。麻酔により脳圧が上がって手術中に発作を起こす可能性があるからだ。さらに高脂血症の既存症もあり、しかもすでに高齢…という悪条件ばかり重なり、以前より避妊手術に踏み切れないまま時間ばかりが経っていた。
牝犬が経産も避妊もしていない場合、子宮蓄膿症の発症率は高い。でも麻酔手術は10歳を過ぎるとてんかん症でなくてもリスクはハイになる。獣医さんも推奨しない。そろそろタイムリミットだったのだ。
いつかそんな時が来ると覚悟はしつつ、迷い続けていた懸案事項だったが、結局こんなドタバタの展開で臨むコトになった。

そもそも耳に水が溜まって
腫れたのが、
連休中の通院の理由
だったんですけどねぇ。
耳血腫という
病気だそうで…。

生まれて初めての
エリサベスカラーと
片方だけウサ耳状態。(笑)
当然ながらすこぶるご不満。
すぐ首を振って
はずしてしまうので
包帯の上からガムテで
強化済み。(笑)
朝イチ入院で午前中手術の予定。
担当獣医師さんの説明では危険度は最高一歩手前のレベル4。
最悪、術中術後の死も覚悟して下さいとのこと。
一瞬気分がダウナーになるのをやり過ごす。
ダイジョウブ、まだこの子には体力あるから、てんかんさえ起こさなければ、きっとイケルハズ。「ガンバレ、ガンバレ」と頭をなでてから先生の腕に預けて帰った。
犬はドアの向こうに連れ去られながら鳴いていた。自分に何が起こるのか解らないながらも非常事態はすぐに察知するので不憫だ。
術後は電話で報告下さるとのこと。
・・・なのに午後3時になっても連絡ナシ。胃が痛くなる思いで待つこと半日…。
その間、黙々と入稿作業を2件片付ける。
入稿データをWEB上にアップロードするが、なぜかIEでダウンロードが出来なくなる不具合が生じ、二転三転、結局MOに入れて宅急便で発送。
フウ…(´ε`)
この連休中、相方の手伝いと自分の仕事と犬の通院で、ほとんど寝てないヘロヘロ状態…。
まぁ、仕事もハードだったけど、そのおかげで必要以上に余計なコトを考えずに済んだかも…ね。
で、夕方5時過ぎ、やっと担当の先生から電話あり。
立て込んで開始が午後にずれ込んだが、無事手術終わったとのこと。
ああ、一気に安堵…。
麻酔の状態が安定していたので、合わせて耳に血液が溜まる耳血腫(そもそも最初は連休中にコレの治療から始まったんだけど)の手術と、ついで歯石取りもして頂いたとのこと。結局トリプルで一気に片付いたコトに…。
どれもが麻酔の必要な手術だったので、それぞれバラバラだったらリスクが恐くて実行出来ないままだったかも。
不幸中の幸いと感謝します。
摘出した子宮を見せて頂けると言うので、即病院へ。
バットの中に広げられた子宮と卵巣は思った以上に大きい。犬の子宮は人間のそれと違い、左右に分かれてY字型になっている。
実は昨年、ワタシも卵巣を片方取る手術を受けた。ブラックジャックが作ったピノコの元だったんですけどね、知ってます? (笑) その時はワタシも全身麻酔だったので摘出したブツを自分で見ること出来なくて残念だった。
犬のはちゃんとこの目で確かめて記録も残してやりたい…そう思って写真も撮らせて頂いた。
結果は軽度の子宮蓄膿症。もし、偶然に耳血腫を併発しなかったら、いつもの生理出血と思って見過ごすか、もっと受診も遅れただろう。幸い連休中に多飲の症状に気がついたのも早期受診の決め手になった。
里心がつかないように飼い主は退院まで面会謝絶とのこと。
犬はすでに麻酔から醒めて先生が声をかけると首を動かして反応するという。
現在は点滴。翌日から普通食が出るとのこと。
腹筋が薄いため、腹圧がかかってキズが開かないように注意が必要なため最低4日は入院が必要。飼い主としては、自宅でも室内では絶対にしない排泄を、入院中の犬舎の中でしてくれるのかが気がかり。
まぁ、術後のことは自分も通った道なので何となく想像がつくけど、今はまだイタイだろうなぁ…。

とりあえず、一日一回、電話で容態を伺うお約束して帰る。
お若いのに診察もインフォームドコンセントもテキパキとこなされ、こちらの希望にも丁寧に対応して下さる先生方に担当して頂きありがたく思います。
加えて、地元の病院で手術を受けることを後押ししてアドバイスを下さった かかりつけのS先生にも感謝。
先ずは無事手術成功に一安心。
ありがとうございました。
長い一日でした。
↑イベント参加用に購入したバギー。
老後も重宝するだろうと思っていたが、こんなに早く重宝するとは…(笑)
きっと ご同輩がいるだろうと思ったのに、まだ通院に使ってる人はいなかったなぁ…。
病院の待合室で注目浴びてました。…というか笑われました。(笑)

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