5月6日にクリスが天国に行ってから、2週間が経った。
なんだか、ひょいっと帰ってきそうなのに、やっぱり庭のお墓を見ると
「いなくなったんだな・・・」と思うしかない。
うちの近所では、野犬狩りでよく毒団子を仕掛けたりするから、
もしかしたら、それを食べたのかもしれないし。
あるいは、殺鼠剤を食べたねずみを捕まえて、その毒をもらったのかもしれないし。
獣医さんはこう言ってくれた。
「猫は自分の死期が近づくと、家を離れるのですが、この子は自分の家に帰ってきて、できるだけのことをしてもらって、飼い主に看取ってもらったのですから、幸せなんですよ。そう思ってあげてください。」
そうだよね。
頑張って、「自分のうち」帰ってきたんだものね。
でも、毒が回って仕方なかったんだよね。
病院で、心臓マッサージをして、強心剤打って、一時は弱々しくも心臓が動いたけど、でもやっぱりだめだったんだよね。
いなくなって、生きてるかも死んでるかも分からなくて、ずっと心配しているより、最期を看てやれたから、良しとしなくちゃね。
たった2年の生涯だったけど、幸せだったと思いたい。
クリスが世話をして大きくしてやった、キャンディが今
「なんでクリスはいないのかなぁ?」と思いつつも、
みんなの気持ちを慰めてくれているよ。
クリスはみんなの思い出の中で、生きていくんだ。
天国でも、優しいクリスでいてね。

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