〜コネタ 458〜
記録用BDやDVDに指紋をつけてませんか?
当たり前だけど、
BD-R(書き込めるブルーレイディスク)やDVD-Rなど、
光ディスクの記録面を素手でつかむのは良くない。
指紋がついて、最悪書き込めなくなる。
でもこれが、意外と守られていないらしい。
最近は指紋がついても脂が目立たなくなるよう、
記録面が加工されてるディスクもあるけど、
安心しちゃいけない。
BD-RやDVD-Rなどを開発しているメーカーの方も言う。
「書き込むときエラーになって困ったという相談は多いんですが、
その原因は指紋やホコリということが結構あります。
特に指紋ですよね、多いのは」
で、本題。
実はエラー以上にやっかいな場合があることを、
ご存知だろうか。
「指紋がべったりついていたり、完全に汚れていて、
機械がエラーを出してくれればまだいいんです。
問題は、エラーにならない“少し汚れている状態”のまま、
記録できてしまったときなんです」
一体どういうことなんだろうか?
「BD-RやDVD-Rは、盤面にレーザー光を当てることで記録しています。
何の汚れもなければ、記録部分に100%の光で書き込めますよね。
でも傷や汚れがあって、記録部分に光が届かなかった場合、
レコーダーは書き込みに失敗して、エラーになることがあります。
ただ、これはまだいいんです。
コピーワンスの番組でなければ、
別のディスクに入れ替えて、再び書き込めばいいわけですから」
問題はここから。
「それが“少し汚れている状態”ですと、
記録面に例えば60%の光しか届きません。
ですが、レコーダーは“書き込みに成功した”と判断するので、
エラーなく作業を終えます。
ハッキリと記録されていないのに、
何事もなかったかのように書き込みを終えてしまうんです。
すると、後日再生したとき、画面にモザイク部分ができてしまったり、
最悪読み取れなくなることがあります。
記録が薄い部分に、さらに指紋やキズがついてしまうと、
特にそうなりますね」
読み取りのときに指紋がついてるのは、拭き取ればなんとかなる。
でも書き込みのときに指紋がついてて、
きっちり書き込めてないと、あとから拭いたってもう遅い。
レコーダーやディスクの性能にもよるけれど、
書き込むときこそ、注意した方がいいのは確かだ。
「ちなみにほんのちょっとのホコリなら、
極端な話、レコーダー内のディスクの回転で落ちることもあります。
指紋のような汚れの方が、より注意が必要ではないかと思います」
指紋がちょっとついててもいいや、
なんて思ってたアナタ、
大切な映像を残したいなら、気をつけた方がいいですよ。
(イチカワ)
お世話になったのは、
「
http://www.excite.co.jp/」
エキサイトのコネタです。

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