〜コネタ 310〜
ベビースター50周年じゃ〜い
多くの人が、幼い頃に駄菓子屋でポリポリ食べたであろう
『ベビースターラーメン』。
デビューからコツコツコツコツコツコツコツコツ販売されて、
なんと今年で50周年。
遅ればせながらその事実を知ったので、
さっそくメーカーのおやつカンパニーに、
おめでとうの気持ちを込めて取材してみた。
「ベビースター50周年、おめでとうございます!
で、今後はどんなキャンペーンをお考えなんですか?」
「あ……。大変申し上げにくいのですが、
すでにいくつかキャンペーンを実施しておりまして、
今後はとくにないんですよ……」
わぁ、完全に出遅れたパターンだ。
ふがいない俺。
せっかくなので、今までに行われたキャンペーンについて聞いてみた。
懸命な取材の結果、2009年4月13日に、記念商品として
『ベビースター発売50周年記念、
昔・今・50年目のベビースターラーメン6個パック』
を数量限定で発売したという情報が得られた。
北海道十勝平野にある契約農場産小麦だけで作られた
「50年目のベビースター」1袋、
「昔のパッケージ復刻版ベビースター」2袋、
「今のベビースター」3袋をパックにした豪華セットで、
大好評のうちに販売が終了したとのことだ。
……って、販売終了か〜い!
と思われてしまうに決まっているが、
一応事実を報告させていただくとそういうことである。
このままではあんまりなので、
ここでベビースターの50年のあゆみをご紹介しようと思う。
そもそも当時のおやつカンパニー(旧社名:松田産業)の工場では、
ノンフライ即席めんの製造をしていた。
当時の工程は天日干しだったが、
その際にたくさんの麺のかけらがこぼれ落ち、
それを見た創業者(故・松田由雄氏)が
「もったいない」とこぼれる前に袋に受け、
味付け・フライをしたものを従業員におやつとして渡していたそうだ。
これぞ『ベビースターラーメン』の原型である。
この「かけら」が好評で、
従業員・近所の方々が次から次へとその麺のかけらを欲しがり、
「そこまで人気があるのならいっそのこと商品として売ってみては?」
というアイデアから、
『ベビースターラーメン』が誕生したというわけだ。
偶然から生まれたベビースターだが、
お湯を入れて食べておいしい麺と、
そのまま食べておいしい麺とは別物。
商品として売り出すまでには、
最適な味や食感を実現するための
材料の配合、麺の太さ・長さ、味のつけ方などに
試行錯誤が繰り返され、
それこそ悪戦苦闘の連続だったという。
しかし、その甲斐あって『ベビースターラーメン』は、
現在も子どもたちのおやつの定番。
当初「ベビーラーメン」という名前だった商品を、
1973年に“おやつ界のスターになる!”
という願いを込めて「ベビースターラーメン」と改称したそうだが、
その願いは達成されたと言っても過言ではないだろう。
『ベビースターラーメン』よ。
50年後、100年後も、おやつ界のスターであれ!
私個人としても、そのときこそ誰よりも早く、
最新のベビースター情報を皆さんにお届けする所存である。
(新井亨)
お世話になったのは
「
http://www.excite.co.jp/」
エキサイトのコネタです。

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