国内初! 10B「筆鉛筆」の書き心地と誕生物語
ほぼ埼玉県限定で売られている、硬度「10B」の鉛筆があるという。
その名は『筆鉛筆』。
今年7月に発売されたばかりで、
10Bという“硬さ”の鉛筆は、国内初というのだが…。
いや、地味な話題ってことは百も承知。
でも、気になるじゃないですか「10B」の鉛筆。
なぜ埼玉県限定なのか?
10Bって、どんだけすごいのか?
鉛筆って何Bまであんだっけか??
などなど。
次々湧き起こる疑問を解明すべく、
発売元の三菱鉛筆埼玉県販売さんに取材を敢行したのです。
そもそも、鉛筆の硬度って何種類あるのでしょうか?
「日本国内では、9Hから6Bまでの17種類が標準となっています」
では、今回の『筆鉛筆』は18種類目の鉛筆となるのですね?
「いいえ、同じくほぼ埼玉県限定の硬度8Bという鉛筆があるんですよ」
10Bのみならず、8Bも埼玉県限定だったとは!!
これっていったい、どういうことなのでしょうか?
「これらの鉛筆は埼玉県内で特に盛んな、
鉛筆で美しい文字を書く『硬筆書写』用に開発されたものです。
文字のハネやハライを表現するため、
標準以上に“やわらか”な鉛筆が、県民に求められているのです」
ちなみに、鉛筆の硬度って、どのようにして決まるものなのですか?
「黒鉛と粘土の混合比率ですね。
粘土が多いほど硬い『H(hard)』寄りとなり、
黒鉛が多いほど『B(black)』寄りとなります。
黒鉛が多いと、折れやすくなるため
6Bより上は技術的に困難だったのですが
×××(伏字は企業秘密)により、
今回はじめて10Bの製造に成功したわけです」
使ってみると…その太さ、濃さ、滑らかさ&タッチの繊細さなど、
確かに“筆”っぽい感覚!
そういえば『筆鉛筆』だけ「10B」の表記が毛筆体だしね。
デッサンなど、書写以外の用途でも役立ちそうなこの逸品。
気になる方は埼玉県まで買いに行きましょう。
(R25編集部)
これは、いいですね。
習字を習いに行ってたとき、
そういえば、硬筆もならってました。
そこ鉛筆ほしいですねぇ。

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