ディズニー事故は亀裂見落とし原因 ディズニーランド支柱破損
千葉県浦安市の東京ディズニーランド(TDL)で今月8日、
アトラクションのパレード中にフロートと呼ばれる
山車(だし)の支柱が折れ、山車飾りが落下した事故で、
運営会社のオリエンタルランドは30日、
鉄製の支柱にできた疲労亀裂の進行を見落としたことが
破断の直接的な原因だったと発表した。
同社は、加賀見俊夫会長と福島祥郎社長の
月額報酬を20%(1カ月間)減額とし、
「再発防止策を構築し、信頼回復に向け安全管理体制の再徹底に努める」
としている。
同社によると、第三者機関による調査などの結果、
パレードが定期運休に入る前の昨年9月中旬の時点で、
支柱の根元部分に長さ約3センチ、深さ約1ミリの亀裂が生じ、
運休中にこの個所にさびが発生したと推定できるという。
運営再開の昨年11月以降、亀裂が進み、
事故につながったと結論付けた。
亀裂の発生時期は不明。
山車の設計製作とメンテナンスは
「東宝映像美術」(東京都世田谷区)が請け負っており、
同社が運休中に非破壊検査を実施した際、
無資格者が検査を担当していたことも判明。
検査には日本非破壊検査協会による
日本工業規格(JIS)に基づく資格が必要だが、
同社は「点検を担当した検査員の無資格を確認しなかった」
と説明している。
検査を行ったのは協力会社の社員で、
山車の溶接なども担当していたという。
事故は8日午後2時20分ごろ、
「ディズニー・ドリームス・オン・パレード“ムービン・オン”」
の公演中に発生。
支柱の一部と、惑星をかたどったプラスチック製の装飾物
(重さ計332キロ)が観客のすぐ目の前に落ちた。
けが人などはなかった。
アトラクションやパレードの山車などの破損落下事故は
昭和58年のTDL開園以来初めてだった。
(産経新聞)
日本人に大人気のディズニーランドですから、
こういう事故は今後ないようにして欲しいね。
それにしても、けが人が出なくてなによりでした!

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