インフルエンザ全国的流行か 県対策室、注意促す
インフルエンザの患者報告数が急増し、
今月中にも全国的流行が始まる可能性が高いことが27日、
国立感染症研究所のまとめで分かった。
今シーズンの流行開始は、記録的な早さになりそうだ。
全国約4700の定点医療機関1カ所当たりの報告数が、
1週間で全国平均1・0人を超えると
全国的な流行開始とされる。
感染研によると、
今月18日までの1週間は0・94人(前週は0・50人)で、
次週の報告で1・0人を超える可能性が高い。
超えた場合、1987年以降で最も早い開始となるという。
18日までの1週間の報告数は計4415人。
都道府県別の定点当たりの報告は、
急激な増加が続く北海道が8・1人と最多で、
沖縄3・1人、神奈川1・8人、和歌山1・7人と続く。
厚生労働省によると、
10月28日から今月17日までに
休校や学級閉鎖をした保育園、幼稚園、小学校、中学校は
計220施設。
17日までの1週間だけで139施設に上る。
感染研は
「ワクチン接種を予定している人は早く接種を済ませて」
と呼び掛けている。
県内の定点医療機関135カ所から
今月18日までの1週間に報告されたインフルエンザ件数は
89件で、定点当たりの報告は0・72だった。
この件数は昨年度の1月中旬ごろと同水準で、
例年より2カ月ほど前倒しの傾向にあるという。
今年は9月中旬の発生から微増で推移し、
今月11日までの1週間で51件、18日までではほぼ倍増と、
やや広がりがみられる。
ただ県疾病対策室では、
1週間あたりの報告数が1000件を超えると
流行と判断するとしていて、
「直ちに流行するということではないが、
これまで同様に手洗いやうがいなどで予防してほしい」
と注意を促した。
(静岡新聞)
インフルエンザになると、厄介なので、
予防に心がけましょう!!

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