【STOP飲酒運転】お神酒 自粛?モラル?
■「社会の目厳しく」「神社と切れぬ関係」
年末年始を迎え、飲酒運転を防止するため、
各地の社寺で初詣で客へのお神酒の振る舞いを
中止する動きが広がっている。
中には60年以上にわたって続けてきた行事を取りやめる神社も。
一方で「個人のモラルの問題」と従来通り続ける社寺もあり、
新年の境内の風景は二分されそうだ。
京都市左京区の下鴨神社では、
境内での飲酒を禁止し、
すべての参拝者にお神酒入り容器を持ち帰ってもらう。
神道では、神に供えた酒などを口にする
「直会(なおらい)」も神事の一つの流れとされるが、
同神社では、
「本来、お神酒は口を湿らす程度。
基準値以上のアルコールは検出されないと思うが、
人によっては検出されるかもしれない。
飲酒運転が問題になっている中では仕方がない。」
今年の三が日に約10万人の初詣で客が訪れた
奈良県天理市の石上(いそのかみ)神宮でも
お神酒の振る舞いを見合わせる。
60年以上にわたって続けてきた行事だが、
自粛を知らせる看板を境内に掲げる予定だ。
毎年約150万人の参拝客でにぎわう
神戸市中央区の湊川神社と生田神社も
三が日に振る舞っていたお神酒を中止。
車での参拝が多い和歌山県那智勝浦町の熊野那智大社も
「社会の目が厳しくなっている」
として中止を決めた。
一方、毎年約60万人の参拝者が訪れる
三重県伊勢市の伊勢神宮は、来年もお神酒を振る舞う。
以前から立て看板などで飲酒運転を控えるよう呼びかけており、
「運転者のモラルに任せるしかない。」
商売繁盛の神様「えべっさん」の総本社で
兵庫県西宮市の西宮神社も
「神社とお神酒は切っても切れない関係」として、
例年通り参拝客にお神酒を振る舞う。
京都市伏見区の伏見稲荷大社は、
「運転される方に対しては、以前から遠慮してもらっていた」
としながらも、
「結局は参拝者の自覚に委ねるしかない。」
大阪市住吉区の住吉大社も、
「お神酒は立派なお酒で、飲んだら運転しないのは当然のこと。
参拝される方々のモラルの問題で、
こちらが事細かに言うことではない」
として例年と違った対策は講じないという。
奈良市の春日大社や和歌山市の紀州東照宮などは、
境内に飲酒運転防止を呼びかける看板を設置したり、
運転していないかどうか念押ししたうえで
お神酒の接待を行うという。
■年末も取り締まり強化
各地の警察本部は、年末の忘年会シーズンに引き続き、
初詣で客らで混雑が予想される年始も
検問などを通じて飲酒運転に対する警戒を強める。
大阪府警は今月、昨年12月より約110カ所多い
約580カ所で飲酒検問を行っており、大みそかも実施する。
年明けも年末とほぼ同じ規模の取り締まりを行う予定で、
府警は、「ドライバーは気を緩めないでほしい」
としている。
奈良県警は、
春日大社などお神酒が振る舞われる神社を中心に、
境内に「飲酒運転防止」を呼びかける
看板を設置するよう協力を要請。
周辺道路などで重点的にミニ検問を行う。
京都府警は、
年末、祇園などの繁華街を中心に
街頭啓発や大型検問を実施。
正月は神社仏閣への初詣でに絡み、
市内各地で交通規制を実施するため、
多くの警察官が街頭で警戒にあたる。
兵庫県警は、
暴走族による“初日の出暴走”の警戒に併せ、
飲酒運転の取り締まりを強化。
県警は、
「飲酒は重大事故に直結する違反で非常に悪質。
重点的に取り締まる」
としている。
(産経新聞)
これは、モラルの問題だよね!!
警察だってそう考えているから、
神社に対して注意はせずに、
協力を求めているんだと思います。
神さん粗末にしたら、
日本の根底が崩れちゃうもんねぇ。

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