地蔵尊堂保存会が例祭 「延命饅頭」も人気 清水区
琴の披露などが行われた例祭=清水区横砂東町の延命地蔵尊堂
静岡市の地域登録文化財で、
300年以上の歴史があるといわれている「延命地蔵菩薩座像」など
石仏像8体をまつる「延命地蔵尊堂」の例祭が21日、
静岡市清水区横砂東町の同所で開かれた。
主催したのは横砂・延命地蔵尊堂保存会(市川あい子会長)と
ZIZO会(堀芳広代表幹事)。
同尊堂に古くから伝わる「延命だんご」を来訪者に振る舞ったほか、
地域住民による琴の演奏、色鮮やかなつるしびなの展示なども行われた。
「延命だんごの21世紀バージョン」として両会メンバーが意見を出し合い開発した「延命饅頭(まんじゅう)」を今年初めて販売。
誰でも食べやすい一口サイズの大きさや地元産のちりめんじゃこをのせるなどのアイデアで、人気を集めていた。
両会は同尊堂の保存や継承活動、例祭の企画などを行い、
また毎年、県市町村対抗駅伝競走大会では、
走り終えた選手におにぎりを配布するなどの応援を続けている。

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