「
名字マップ」というサイトがあります。
立命館大学が作成したそうです。
都道府県別に名字が集計されています。
人数のほか「特化係数」でも表示されます。
たぶん人口比のようなものだと思います。
人数は、ひょっとすると戸数なのかもしれません。
使い方を説明しているサイトもあります。
試しに、「大内」を検索しました。
人数だと多い順に、茨城県、東京都、福島県、神奈川県、宮城県・・・となります。
岐阜県は少なくて、122人です。
これを特化係数で見ると、茨城県、福島県、宮城県が抜け出ていて、人口の多い東京都や神奈川県ではとくに多いわけではありません。
私の父方の本家は福島県にあります。
そこに行くと、「大内電気」だの「大内美容院」だの看板をたくさん見かけます。
茨城県・福島県で多いのは納得できます。
学生時代、鹿児島県出身で大人形(おおひとがた)君という友人がいました。
大変珍しい名字ということで憶えています。
本人いわく、鹿児島県でも大変少なくて、ほかに東京都に1軒あることは調べたとのこと。
で、検索してみると、たしかに鹿児島県に1人。
ほかには滋賀県、大阪府、福岡県に2人ずつ、神奈川県、長崎県に1人ずつ分布しています。
全国でたった9人です。
地名と住んでいる場所の関係はどうなっているでしょうか?
美濃を検索すると特化係数が一番大きいのは岐阜県ではなく、香川県でした。
つぎに讃岐を調べると、なんと秋田県と山形県に多いことがわかりました。
それでは、出羽はどうでしょう?
ダントツトップは山梨県です。
じゃあ甲斐は?
これは宮崎県がトップです。
では日向は?というと、山梨県がトップ。
ということは、甲斐と日向はお互いの場所と交換しているようです。
どういうことでしょう?
国内で移住した後、出身地の旧国名を名字として名乗ったのかもしれませんね。
NHK「日本人のおなまえ」はたまにしか見ていませんでしたが、そんな種明かしの回があったかもしれません。
まだまだ遊べるサイトです。